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    Heart Full of Soul

    「Heart Full of Soul」は、Yardbirdsの4枚目の英国シングル(1965/6)で、ギタリストがJeff Beckに変わって初めてのシングル曲でもある。
    この曲は所謂raga rock(ラーガ・ロック)の走りとなった曲だ。

    HOSyard (11)
    *英国オリジナルシングル盤

    でももし、没テイクとなった初回録音バージョンが正規に発表されていたなら、シタールを初めてフィーチャーしたpop/rock曲として「Norwegian Wood」に取って代わっていた。それがちょっと残念。



    この曲の録音セッションは1965年の4月に行われている。

    HOSyard (8)
    *B面

    初回の録音セッションではシタール奏者の外部ミュージシャンが参加して、あの印象的なリフを演奏している。

    現在そのシタールバージョンも正規に聴けるが、残念ながら没とするのも致し方ない。どう考えても、1週間後に録音し直したバージョンのほうがはるかに出来が良いのだから。
    当然、こちらが正規発表されることになる。

    ここではシタールの代わりをJeff Beckのギターが担当しており、明らかにシタール風のサウンドをギターで再現することを狙っていて、その狙いは確実に成功している。

    HOSyard (6)
    *米国オリジナルシングル盤

    「Heart Full of Soul」は前述の如く、英国で4枚目のシングル曲で、前作「For your love」に続く大ヒット曲となっていたが、僕はそんなこと、ネット時代になるまで知らなかった。個人的には「For your love」よりも「Heart Full of Soul」の方がずっと好きだったのだけれど。

    実際、昔(70~80年代)ラジオでかかるYardbirdsのシングル曲と言えば「For your love」ぐらいだった。推測するに、60年代に日本でそこそこヒットした彼らの曲がそれだけだったのかもしれない。

    HOSyard (1)
    *B面

    いずれにせよ、僕は「Heart Full of Soul」については、ラジオでなくレコードで聴いて覚えた。だから、80年代に入ってからということになる。

    1965年は、まだアルバムよりもシングルの時代だったので、Yardbirdsもシングル曲には力を入れていたに違いない。だからこそシタールバージョンを破棄して、それをギターでやって見せた(新たに加入したJeff Beckの面目躍如でもある)。
    本当に格好良い曲だ。



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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード モノラル 英国盤 米国盤 シングル yardbirds ヤードバース

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    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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