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    Early Days(Dayz?) その2

    1969年に米国で発売されたZombiesの編集盤『Early Days』とその復刻盤の続きを。今回は、音質について。

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    あくまで僕の考えだけど、音質比較は同一のマスターテープが使用された場合の初版と再発、あるいは各国盤等での比較は成立すると思うが、全く異なるマスターを使用している場合は、使用されたマスター音源同士を比較する話になり、正直ほぼ意味がないように思えている。

    そこで、先日酷評した『Time of the season』とオリジナル『Early Days』との比較をメインとすることに(でも、これも使用マスターが異なるだろうから、あまり意味はないのだが……)。



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    *復刻盤(前回記事と同じ写真)

    その前に、新たなボックスセットの音質、その印象について知りたい人もいることだろうと思ってまずそれについて記すと、復刻盤は(Mono/Stereoの違いがあるが)オリジナルの『Early Days』よりもカッティングレベルがかなり低いので再生音量を合わせるためにアンプのボリュームをだいぶ上げないといけないが、最低でも2~3世代は違うかのような音質差がある。当然、復刻盤の音のほうがより若い(マスターに近づいた)音に聞こえる。

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    *復刻盤は赤いカラーレコード
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    *内袋は他のタイトルも似たような作り

    現代的なマスタリングで中音域は膨らんでいないが、低音域も特に強めてあるわけではない。英国Decca録音らしい端正な音とでも言えようか。

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    *復刻盤レーベル

    現代的な高音質で再生できるアナログオーディオで再生すれば、復刻盤が他よりも高音質で再生されることは間違いない。もしそうならなかったなら、使用オーディオの(狙っている)音そのものが元からHi-Fiでないのだろう、と思えた。

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    *復刻盤ジャケット裏面、写真が変更された


    次に、先日の『Time of the season』を引っ張り出して、米国オリジナル『Early Days』と同一曲で音質を比較してみた。そうすると、ちょっと予想外の展開になった。

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    *この再発盤のこと

    なんと、『Time of the season』収録の音源は、1曲1曲マスタリングがばらばらで、先日記した通りの音圧高めのものもあれば、それほどでもないものもあったし、曲ごとにマスタリングや元マスターの世代差があって、オリジナル『Early Days』<『Time of the season』となるものもあれば、両者それぞれ一長一短という場合もあって、何とも言えないという結果に。

    例えば、「She's Not There」では左右チャンネルが逆だし、『Time of the season』で使用されているのはデジタルマスターでありながら左右の分離を弱め低音を強調したような音源だった。

    逆に、先日の記事で記した次の箇所には補足が必要とわかった。
    〝この『Time of the season』は、何世代か経過したぬるい音源が使われている〟
    これについては、すべてそうだとは言えないとわかった。一部は米国LP『Early Days』よりも若い世代のマスターが含まれる。

    〝さらにマスタリングも、アナログなのにまさかの強圧縮・狭ダイナミックレンジになっていた〟
    これについても、全曲そうだとは言えないとわかった。曲によってマスタリングはバラバラで、A面B面の1曲目はそういう印象があるが、それ以降は曲によって異なるようだ。

    また、曲によっては音がドロップアウトする(あるいは一瞬ふらつく)こともある・・・これは記した通り。
    なので、これらは元記事を修正・補足予定。

    音質のレベルが揃っているのは米国オリジナル『Early Days』だし、強圧縮マスタリングもされていないので、音量を上げて聴くには、『Time of the season』よりも良い気がする。

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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP 米国盤 音質 モノラル ステレオ Zombies ゾンビーズ

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「シングル」は片面1曲、両面で2曲収録。「EP」はシングルよりも曲数を多く収録する(標準は4曲)"Extended Play"の略。両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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