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    Walls & Bridges その2

    John Lennonの『Walls & Bridges』Millenium Editionは、アルバム発売から25年経過した1999年に発売された。

    JLWAB2 (26)
    *ジャケット裏面右下にバーコードとAppleロゴ入り

    購入当時、まさかこのパッケージのせいでエンビ焼けを起こすなどとは思いもよらず、そのまま保管してしまったので気づいた時点で既にビニール焼け状態。

    先日久しぶりに再生したら、本来は思っていた以上に良い音だったみたいで、とてももったいない気がしてしまった。



    実のところ、ビニール焼けの原因がアウターのビニールなのか、それともレコード収納袋内の薄いビニールっぽい部分のせいなのか自分ではわかっておらず。

    昔ビニール焼けを知った時点でアウターとは別に保管していたが、BeatlesのUS alubmsのCDボックスのCDデータ面焼けを、収納していた内袋が引き起こしていたとわかったので、レコード収納袋内の薄いビニールも怪しく思えてきて、両者を完全に引き離すことにした。

    JLWAB2 (33)
    *アウターと内袋

    LPのB面は状態がひどく、音楽信号箇所ではあまり気にならないが、曲間や小音量部分ではシューっと雑音を発しているのがわかる。

    JLWAB2 (17)
    *B面

    A面は何故か見た目はそれほどひどくないし、実際の雑音もB面に比べればましだ。

    JLWAB2 (14)
    *A面

    どうして、A面B面で被害に違いがあるのか理由はわからない。

    このレコードは180gの重量盤で、アナログマスターからの完全なアナログカッティングだった。

    JLWAB2 (28)
    *アウターに貼ってあるシール

    『Walls & Bridges』の通常の英国盤は、run-off部分に米国でのマトリクスも彫られていて、米国製の原盤を使用していることがわかる。

    その音質は過去にも記したが、1974年に発売されたにも関わらずナローレンジ感の強い平均以下の音質と言ってよい部類だ。
    音量を上げても全然良い音には聞こえない(笑えない)。

    ところが、Millenium Editionは英国盤との比較で明らかに世代の若い音をしているし、低音域も74年録音らしい情報量になっている。
    これを聴いてしまうと本当にビニール焼けが悔やまれる。

    JLWAB2 (19)
    JLWAB2 (24)
    JLWAB2 (21)
    *ジャケットはオリジナルを再現、似たデザインの内袋、ブックレットも付属


    2015年にオリジナルミックスのremasterd LPが出た際、このアルバムは買わなかった。
    でも、Millenium Editionを聴きなおすとremasterd LPも聴いてみたくなって、とうとう買ってしまった(苦笑)。

    JLWAB2 (11)
    *2015年発売のremasterd LP

    『Walls & Bridges』remasterd LPはデジタルマスターを元にしているはずだが、僕のところではその再生音にデジタルっぽい感触はない。

    JLWAB2 (5)
    *内袋の印刷がやや黒っぽい

    Millenium Editionよりもさらに世代が若返ったような音質で、アコギやシンバルなどの金属音の再現が生々しい。
    まさに、本来のマスターにさらに近づいたような印象を受ける。

    JLWAB2 (1)
    *レーベル

    でも、1点だけMillenium Editionのほうが好ましいと思えてしまう点がある。それは低音域だ。
    remasterd LPの低音域は、解像度や音の質感は格段にオリジナルを上回るが、Millenium Editionのような量感がない。かなりあっさりとした低音域で、これについては一体どうしてこういう細身の音でマスタリング/カッティングしたのだろう?と困惑せざるを得ない。せめてMillenium Edition並であったなら、この盤以外は全て手放しても惜しくなかったのに!う~ん、非常に残念。



    最後に、ビニール焼けよりも気をつけないといけない化学物質の話を最近ネットで知った。
    香りカプセルが入った柔軟剤で洗った衣類から飛び散るマイクロカプセルが電気接点に付着してショートを引き起こす可能性があるとのこと。
    僕にとって一番怖いのはオーディオ機器に入り込んで、電気部品に悪さを起こす可能性だ。
    他にも健康被害になる恐れもあるとのことで、気になった方は調べておいたほうが良いかも。






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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP 音質 John Lennon Walls & Bridges

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    No title

    こんばんは

    このミレニアム盤、私のもA面だけアウトでしたが、今年に入って格安で両面ともきれいなものを見つけました。てっきり厚手のアウターで熱がこもって焼けたのかなと思っていましたが、言われてみると内袋の可能性もあるかもしれませんね。とりあえずいつも使っている内袋に入れ変えてみました。

    厚手アウターは結構いろいろなレコをダメにしますが、不思議とビートルズのUK PICシングルのシリーズはなんともなかったり。

    CDの曇りとあわせて本当に頭の痛い話です。

    Re: No title

    tarocchinekoさん、こんばんは、はじめまして。

    > このミレニアム盤、私のもA面だけアウトでしたが、

    僕のはB面が悲惨な状態です。やっぱり収納状態に応じて塩ビ焼けを起こしてたわけですね。

    >今年に入って格安で両面ともきれいなものを見つけました。

    それはラッキーでしたね。

    >てっきり厚手のアウターで熱がこもって焼けたのかなと思っていましたが、言われてみると内袋の可能性もあるかもしれませんね。とりあえずいつも使っている内袋に入れ変えてみました。

    実際、アウターかインナーかどっちが悪さしてるかわかりません。
    熱というよりも、アウターの素材とビニールとで化学反応が起こることによって、ビニール表面が変化するようなイメージです。

    > 厚手アウターは結構いろいろなレコをダメにしますが、不思議とビートルズのUK PICシングルのシリーズはなんともなかったり。

    Kinksのピクチャーディスクも問題なしなんですよ。

    > CDの曇りとあわせて本当に頭の痛い話です。

    本当に。それこそ海外の紙スリーブだけのCDの方が保存に適してますね。

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲)意味のExtended Playの略で、両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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