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    From Lulu...with love

    これまで英国の女性シンガー、Luluの作品を1枚も取り上げていなかったとは……。

    英国での1stアルバム『Something To Shout About』はMonoのみなので、あえて米国での1stを取り上げることに。それがこれ、『From Lulu...with love』

    Luluwithlove (18)
    *米国オリジナルステレオ盤(シュリンクが75%ほど残る)



    ジャケット表に使われた写真は英国での1st LPと同じ写真のように思う。

    米国盤はmono/stereoの両方で発売された。発売元は、英国Deccaのアーティストを米国で取り扱っていたLondon records系列のレーベル、Parrot。

    Luluwithlove (1)
    *こちらはモノラル盤のレーベル

    ただ、Parrotから発売されたZombiesやThemのレコードもmono/stereoの両方で発売されていたので、正直不安がよぎらなくもなかった。と言うのも、それらのステレオ盤は擬似ステレオでの発売だったのだ。だからLuluのステレオ盤も同様なのではなかろうか?と。

    でも、心配は不要だった。一部擬似ステレオも含まれるがほとんどがtrue stereoでの収録だったのだ。

    英国での1stは1965年発売とのことだが、米国盤『From Lulu...with love』は翌1966年の発売なのだろうとずっと推測していた。が、今回調べると1967年とのこと。

    となると、同年にLuluが歌った(自身も出演した)映画主題歌の「To sir, with love」の全米No.1ヒットに乗じて発売されたと考えるのが、米国でのレコード発売の慣習からして妥当な気がした。

    Luluwithlove (12)
    *ジャケット裏面

    収録曲12曲は、英国1stとはだいぶ違っている(5曲のみ共通)が、英国Deccaの廉価レーベルAce of Clubsから同じく1967年に発売された編集盤『Lulu!』(このアルバムジャケットは、同じフォトセッションからのものでほとんどそっくりな写真……)と8曲かぶっていることに今回初めて気づいた。

    両者に収録されず、『From Lulu...with love』だけの収録は、Themのカバー「Here comes the night」と「When he touches me」の2曲。

    それにしても、Luluの1stシングル、1964年の「Shout」(Isley brothersのカバー)の破壊力の凄さと来たら!
    Beatlesの面々がラジオでこれを聞いて、歌っているのは黒人女性シンガーだと思っていたという逸話があったが、仮に黒人女性シンガーだったとしても、この歌声はあまりにも強烈だ。それがまさか当時15歳の女子高校生(もしかして中学生?)だったとは。

    参考までに、「Shuot!」のtrue stereo mixはモノラルミックスに収録されたエンディングのリードギターが入っていない別ミックスだ。残念ながら『From Lulu...with love』ではモノラルミックスを擬似ステレオで収録。

    Luluwithlove (7)
    *こちらは米国オリジナルモノラル盤

    個人的には、まるで女性ボーカルのハードロック(の元祖)みたいなRolling stonesが贈った曲「Surprise surprise」(Jimmy Page on guitar!)にも驚くし、本家Knickerbockersに負けずとも劣らない「Lies」、Bobby Lewisのカバー「Tossin'and turnin」などハードな歌い方が十分に味わえる曲が好みだ。後者2曲はMonoで聞くほうが良い。

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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP 米国盤 stereo ステレオ ルル Lulu

    コメント

    Secret

    No title

    ヤフーでは絶滅したと思っていたオリジナル盤コレクターの記事が、ここで読めるとはびっくり。
    米国盤にリアルステレオ盤があったのも初めて知りました。
    再録音なのかな??

    Re: No title

    showhanng55さん、こんばんは。はじめまして。

    > ヤフーでは絶滅したと思っていたオリジナル盤コレクターの記事が、ここで読めるとはびっくり。

    ヤフーを利用したブログは僕のリンク先には誰もいなかったので(HPはありました)、逆にリンク先以外に洋楽を中心にしたブログがヤフーにもあったと初めて聞きました。

    > 米国盤にリアルステレオ盤があったのも初めて知りました。
    > 再録音なのかな??

    モノラルテイクが通常のものなので、再録音ではないです。
    もしかしたら、LuluのDecca時代の音源を集めた廉価版CDなどにtrue stereo mixが他にも収録されているかもしれません。
    昔は見つけたら買ってたんですけどね。今回まとめるまであまり気にして聴いてこなかったです。


    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲)意味のExtended Playの略で、両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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