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    Ev'rything's Coming Up Dusty

    『Ev'rything's Coming Up Dusty』は60年代の英国を代表する女性シンガー、Dusty Springfieldの2ndアルバムで1965年10月発売とのこと。
    僕は、英国BGO recordsが80年代の終わりに再発したステレオ盤を購入し、当時よく聴いていた。

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    *写真は英国オリジナルモノラル盤。



    90年代のレコード購入旅で英国を訪れた際にこのオリジナル盤を見て驚いた。
    BGO盤は単なる見開きジャケットだったのに、オリジナル盤は分厚いジャケットの内側にブックレットのようなものが付属していた。

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    *参考:上の2枚は綴じ込みのブックレットの最初と最後のページより

    でも、売値が高かったのか元から購入意欲がなかったのか覚えていないが、結局買わずじまいだった。
    それをようやく購入したのは今年になってから。あれから20数年経過した。

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    *ジャケット裏面

    このアルバム、個人的には英国での(ソロ)デビューアルバムよりも好きだ。

    Dustyのボーカルスタイルは当時の英国での流行にもれず、基本的には黒人音楽に影響を受けたものと思われるが、この人の凄いところは圧倒的な歌唱力を持っていること。

    いやそれだけでなく、スローテンポな曲で見せるソフトな歌い方は、黒人音楽をベースにしたものとは違っているので、いろんなタイプの曲を歌いこなせる引き出しも多かったはず。『Ev'rything's Coming Up Dusty』を聴くと、そのことにすぐに気づく。非常に良くできたPopアルバムだ。

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    *上の2点はBGO盤の見開き部分、つまり綴じ込みブックレットを見開きに当てはめた作りだった

    収録曲にはZombiesのカバー「If It Don't Work Out」のようなBritish beat系の曲、Manfred MannがカバーしたMaxine Brownの「Oh No Not My Baby」、BETTY EVERETT の「I Can't Hear You 」などのGoffin/Kingのペンによる曲も含まれる。個人的には、このアルバムで知った「Packin' Up」(個人女性シンガーMargie Hendrixの自作自演だそう)がとても格好良い。

    ステレオ盤のミキシングは、これもまた60年代の王道のステレオミックスで、BGO盤で聴く限りは英国オリジナルモノラル盤以上に低音域が収録されており、バランス的にはこちらのほうがよい気がする。

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    *こちらがBGOからの再発ステレオ盤

    そう言えば、当時発売となったBGOの再発盤は現在の中古市場では安価で売られているが、マスタリング(カッティング)は米国のRhino盤と同様に丁寧で好感が持てるし、音質的にも十分に評価できるものだ。
    あまりそういう評価を見ないので、この際、記しておくことに。



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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP 英国盤 stereo Mono Dusty Springfield

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    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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