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    All Mitch Ryder Hits 他

    カートリッジを変えてから、近年聴いていなかったレコードをいくつか引っ張り出して音の違いを楽しんでいた(と言っても、この1週間は忙しすぎて駄目だったが)。

    Mitch Ryder & The Detroit Wheelsのアルバムを取り上げるのは何年ぶりだろう。これは、1967年発売のオリジナルベストアルバム『All Mitch Ryder Hits』、11曲収録。

    MRGH (18)
    *米国オリジナルステレオ盤(左)、右はFridayMusicからの再発盤

    僕はステレオ盤しか持っていないが、モノラル盤も同時に発売されている(モノラルミックスはSundazedからのCDのみ所有)。



    1967年発売だけれど、Detroit Wheelsから離れ、ソロシンガーMitch Ryderとして発表のシングル「Joy」を含むためか、Mitch Ryder & The Detroit Wheelsのアルバム名義にはなっていない。

    とは言え、10曲がMitch Ryder & The Detroit Wheelsの曲なのだから、もうほぼMitch Ryder & The Detroit Wheelsのベスト盤だと思って問題ない。彼らが発売したシングルのA面曲が7曲、B面が1曲、そして3枚のオリジナルアルバムから代表的な曲を2曲を収録している。

    MRGH (12)
    *レーベル(初期プレスは緑色かも)

    オリジナルステレオ盤は、僕の好きな60年代のステレオミキシングだ。ボーカルをセンターに定位させ、一発録音したと思われるベーシックな演奏が片方のチャンネルに、もう一方のチャンネルにダビングしたギターやコーラス、その他の楽器類を収録。

    久しぶりにオリジナルステレオ盤を聞くと、当時のEQ強めの高域が刺激的だが、中低域が弱い。この点は痛い。

    MRGH (15)
    *ジャケット裏面:米国オリジナルステレオ盤(左)、右はFridayMusic再発盤

    そして、僕の希望に答えるかのような高音質盤が米国Friday Music社から2011年に発売されている。まさに、オリジナル盤で欠落していた帯域がしっかりと収録されているだけでなく、音の品位が高い。ついついボリュームを上げてしまう。

    Friday Music社は、アナログのオリジナルマスターを借り受けてリマスタリング(カッティング)し、高音質重量盤を製造している。個人的には販売価格が高価なことだけが難点のように思っている。



    最後に、参考までに同類のアルバムを紹介する。

    1970年以降、Mitch Ryder & The Detroit Wheelsの音源権利がNew Voiceから他社に移行後に発売されたベスト盤『Greatset Hits』(これも11曲収録)では、定位をかなり中央よりに変更したステレオミキシングが採用されている。左右のチャンネル割り振りは(『All Mitch Ryder Hits』収録曲とかぶる8曲で確認すると)同じだ。

    MRGH (7)
    *80年代の米国再発盤

    MRGH (1)
    *同一の音源を使用した70年代後半?の西ドイツ盤

    MRGH (3)
    *西ドイツ盤のジャケット裏面

    『All Mitch Ryder Hits』tと『Greatset Hits』、両者に収録の8曲に関して大本のステレオマスターが共通だったかどうかはわからないが、彼ら最大のヒット曲「Devil With a Blue Dress On/Good Golly Miss Molly」が、『Greatset Hits』にはステレオ収録なのにモノラルエディットバージョン(2度目の間奏後の編集点がモノ/ステレオで異なる)と共通の編集で収録されているところから、少なくともこの曲は別だ。
    となると、使用マスターは別の可能性が高い。
    それもあってか、音質に関しても中低域を改善してあるため低音域については当時の録音作品としては十分良好なバランスになっている。

    ただ、個人的には左右の分離はオリジナルミックスのままにして欲しかった……残念。



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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP stereo 米国盤 音質 Mitch Ryder

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    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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