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    『Carrie & Lowell』、『The Greatest Gift』/Sufjan Stevens

    Sufjan Stevensは、へどろんさんのRRRS!で紹介されたのを観て&聞いて、初めて知った。あの機会が無ければきっと今でもその存在を知らなかったろう。
    そこで紹介されていたのは、アルバム『Carrie & Lowell』からの1曲だった。

    SuSt2019 (14)
    *手前:LP『Carrie & Lowell』

    音を聞くなり、かなりプライベートな録音であり、内省的な内容を伴うものなのだろうと思えた。
    あまりにも印象が強く、記憶に残り続けた。



    何よりも、そこに流れる空気はまるで宅録ミュージシャンの作品のような、独自の世界を持っていた。部屋に引きこもって、部屋の照明を落として、一人で聴いていたいタイプの曲?とでも言うべきか。

    何にせよ、自分の知らないリアルタイムのアーティストの音楽で、胸に染みてくるサウンドに久しぶりに出会ったように思え、いつかこのアルバムを購入しようと希望価格に近づくまで待ってから購入した。

    SuSt2019 (8)
    *手前:LP『Carrie & Lowell』のジャケット裏面

    その後、このアルバムを基にした編集盤?というのもおかしな話だが、アウトテイクやリミックスを中心にした『The Greatest Gift』というアルバムが出ていることを知って興味を抱いた。そして結局購入に至った(笑)。

    SuSt2019 (10)
    *手前:LP『The Greatest Gift』

    僕は前々から何度も言ってると思うが、曲を聴く際には全体のサウンドを聴く。それが歌ものであっても演奏主体(インスト)であっても。

    歌については、できれば歌詞は直接耳に入ってこないものが望ましい。日本語の歌は歌詞の内容がわかってしまうので聞きたくない。当然、外国語の歌であっても歌を聴きながら歌詞カードで歌詞を目で追うなど絶対にしない。そんなことをすると全体のサウンドよりも歌詞に気をとられしまう。僕にとっては何よりも全体のサウンドこそが重要だ、歌詞を聴いているわけではないのだから。

    そういう観点で見ると『The Greatest Gift』は『Carrie & Lowell』以上に惹かれるサウンドだった。後者は(基本的には)ギターの弾き語り風のサウンド作りを施してあったが、前者はシンセや打ち込み等のサウンドの比重が高い。結果として、同じ曲であってもサウンドの広がりは『The Greatest Gift』のほうが上回っていて、オーディオ的な楽しみも上回る(……両作品とも録音品質は特によろしくはないが)。

    さらに、『Carrie & Lowell』に収録されていない「Exploding Whale」という曲が本当に素晴らしい。今日のような病み上がり状態で聴くとよりいっそうに音が染みてくる気がする。

    SuSt2019 (4)
    *LP『The Greatest Gift』ジャケット裏面とカラーレコード

    最後に『The Greatest Gift』のLPについての文句を言っておくが、このLP、カラーレコードだったせいか?盤面があちこちワープしているし、Side-Aの状態だと凹型になる(Side-Bだと凸型なのでスタビライザー使用で対応)。
    製造後の輸送時の問題か保管時の問題かは不明だが、この品質は60点レベル。


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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : Sufjan Stevens レコード LP 米国盤 stereo

    コメント

    Secret

    No title

    JDさんこんにちは。

    インフルエンザ大変ですね!
    お大事に。

    Sufjan Stevens聴かれたんですね。私もアルバムほとんどアナログ盤で持っていますし、ライヴにも行ったことがあります。とてもいいミュージシャンだと思います。そしてハンドメイド感覚でありつつサウンドもとても素晴らしいです。

    もしまだ他のアルバム聴いてみられようとされているのならば彼の代表作とも言えるであろう「Chicago」をおすすめしたいところです。アルバムは『Illinoise』(イリノイ)に収録されています。「Chicago」以外にも音のパレットがこんなにもカラフルなアルバムって他にあるかなというぐらい多彩な音が詰め込まれています。おすすめです。

    こんばんは♪

    どうも、ご紹介恐縮です♪
    RRRS!きっかけで気に入られたようで何よりです♪
    なかなかぶっ飛んだアルバム?もありますけど、アメリカの州をテーマにしたアルバムとか評価が高い感じですので、他のも…♪
    そして自分は「The Greatest Gift」は持ってないので…ご紹介ありがとうございます♪
    早速チェックします…うふ♪

    Re: No title

    Columbiaさん、こんばんは。

    > Sufjan Stevens聴かれたんですね。私もアルバムほとんどアナログ盤で持っていますし、ライヴにも行ったことがあります。とてもいいミュージシャンだと思います。そしてハンドメイド感覚でありつつサウンドもとても素晴らしいです。

    Columbiaさん、ご存知どことろかライブに行ったことがあるんですか。
    恥ずかしながら、僕は本当に知りませんでしたよ。

    > もしまだ他のアルバム聴いてみられようとされているのならば彼の代表作とも言えるであろう「Chicago」をおすすめしたいところです。アルバムは『Illinoise』(イリノイ)に収録されています。「Chicago」以外にも音のパレットがこんなにもカラフルなアルバムって他にあるかなというぐらい多彩な音が詰め込まれています。おすすめです。

    そうなんですね。
    今のところ、この2枚で十分ですが、次のために覚えておきます。
    ありがとうございます。

    Re: こんばんは♪

    へどろんさん、こんばんは。

    > どうも、ご紹介恐縮です♪
    > RRRS!きっかけで気に入られたようで何よりです♪

    こちらこそ、RRRS!を観てなかったら知らぬままに終わっていたはずなので、レコード紹介どうもありがとうございました。

    > なかなかぶっ飛んだアルバム?もありますけど、アメリカの州をテーマにしたアルバムとか評価が高い感じですので、他のも…♪

    そうなんですね、覚えておきます。

    > そして自分は「The Greatest Gift」は持ってないので…ご紹介ありがとうございます♪
    > 早速チェックします…うふ♪

    個人的にはGGの方が気楽に聞ける気がしますね。ぜひ!

    No title

    JDさん、みなさん、こんばんは。

    『Carrie & Lowell』をCDで購入しました。すごくいいですね!

    買うソフトのほとんどが旧譜(しかもかなり昔の)の私にとって、これはかなり新しめのアーティストです。

    実は、宅録(オリジナル)をやっているので、こういうタイプのアーティスト、大好きなのです。
    似たようなテンポとアレンジ(スタイル)でずっといきますが、なぜか飽きませんね。何度も繰り返して聴いています。

    すてきなアーティストを教えてくださり、ありがとうございました!

    Re: No title

    Makoさん、こんばんは。

    > 『Carrie & Lowell』をCDで購入しました。すごくいいですね!

    買われたんですか!本当に良いですよね。

    > 買うソフトのほとんどが旧譜(しかもかなり昔の)の私にとって、これはかなり新しめのアーティストです。

    それは僕も全く同じだと思ってます。

    > 実は、宅録(オリジナル)をやっているので、こういうタイプのアーティスト、大好きなのです。
    > 似たようなテンポとアレンジ(スタイル)でずっといきますが、なぜか飽きませんね。何度も繰り返して聴いています。

    Makoさんも宅録されてたんですか、それなら余計に気に入りそうですね。
    あの音の世界は宅録と共通するものを感じます。

    > すてきなアーティストを教えてくださり、ありがとうございました!

    それは、へどろんさんにそのまま転送ですね(笑)


    No title

    JDさん、こんばんは。
    いろいろと考えてみたのですが、どうしても分からなくて教えて欲しいことがあります。

    カラーレコードだったせいか?盤面があちこちワープしている

    とはどういう状態のことでしょうか。
    分かりきったことを尋ねているとしたらすみません!

    ちなみに「GG」もCDで買いました。こちらも宅録の参考になる作品でした。
    Aメロ→Bメロ→サビ→間奏・・・みたいなポップミュージックの定型みたいなものを無視している感じが斬新です。言いたいことからずばっと言い、あとは余韻を勝手に楽しんでくれ、みたいな作風が、定型で音楽を創ってきた自分にはとても目新しく、また新たな創作意欲が湧いてきました。

    他の作品も購入予定です。

    へどろんさんにも、心から感謝しております!

    Re: No title

    Makoさん、こんばんは。

    > カラーレコードだったせいか?盤面があちこちワープしている
    > とはどういう状態のことでしょうか。

    あ、もしかして、用語の間違いだったでしょうか?!
    ワープしているとは、歪んでいる、曲がっている、ということを表しています。
    なので、あちこちワープしているというのは、波打っている状態のことですね。
    通常の黒材質よりも、カラーレコードの材質は熱に弱いのかな?と思っていました。

    > ちなみに「GG」もCDで買いました。こちらも宅録の参考になる作品でした。

    お、そちらも買われたんですね!いいですよね。

    > Aメロ→Bメロ→サビ→間奏・・・みたいなポップミュージックの定型みたいなものを無視している感じが斬新です。言いたいことからずばっと言い、あとは余韻を勝手に楽しんでくれ、みたいな作風が、定型で音楽を創ってきた自分にはとても目新しく、また新たな創作意欲が湧いてきました。

    そういう、自分に響く新しい世代のミュージシャンの作品に出会えて、僕も刺激を受けました。

    > 他の作品も購入予定です。

    実は僕もいくつか購入済です(笑)、でも忙しくて、全く手付かずでした……。

    > へどろんさんにも、心から感謝しております!

    同じく(笑)

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲)意味のExtended Playの略で、両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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