FC2ブログ

    Another music In a different kitchen

    Pete Shelleyが6日に亡くなっていたことを、9日の夜に知った。

    偶然の一致だけれど、先月の後半、数年ぶりにBuzzcocksの1stが聴きたくなってCDで聴いたところだったし、8日の晩は何故か?手持ちのLPを探して(これも久しぶりに)手にとっていたところだった。こういうのを虫の知らせと言うのかもしれない。

    という事で、そのPete Shelleyが率いたBuzzcocksの1stアルバム『Another music In a different kitchen』(1978年)がこれ。

    BuCo1st (16)
    *英国オリジナルLP




    Buzzcocksの1st『Another music In a different kitchen』は英国punk rockのレコードの中では僕には異色だった。何よりも〝へなちょこ〟という言葉が似合いそうなPeteの歌声に、僕は子犬が吠えながら歌っているような印象を受けた。攻撃的なpunk rock勢の中で独自の立ち位置を確保していた。

    歌声だけでなく、Steve Diggleとのツインギターによる、時にサイレンのようであり、不思議なノリを生み出すギターサウンドを伴う独自のバンドサウンドはBuzzcocks以外の何者にも作り出せないサウンドだった。それは特に『Another music In a different kitchen』に色濃く現れている。だから僕はこのアルバムを通しで聴くのが好きだ。

    BuCo1st (14)
    *ジャケット裏面

    これでもかこれでもかと似たようなギターサウンドの洪水を浴びせられているような印象があり、それがだんだんと快感になっていく。
    なんとも不思議なpunk rockアルバムだと初めて聴いたときに思ったが、そのスタイルはその後も基本的には変わっていない気がする。
    いずれにせよ、彼らの全アルバムの中で僕が一番良く聴くアルバムはこれだ。

    BuCo1st (9)
    *レーベルと黒い内袋

    正確な年は覚えていないが、Buzzcocksは再結成してから90年代初頭に日本に来た。彼らは大阪に来て、心斎橋のMuse Hall(今もあるのかな?)というところでライブを行った。91年か92年だったような……。

    僕がそのliveのことを知ったのは当日の夜だった。会社の最寄駅近くの本屋で立ち読みした情報誌に載っていたのだ。開演まで1時間なかったはず。だから最初は「知ったのが遅かった、残念…」とあきらめようとしたのだが「こんな機会逃していけない!」と考え直し、当日券で入れるかもと思って急いでMuse Hallに向かい、無事に観ることができた。

    その演奏は、僕の中ではこれまでに観たLiveの中で最高に素晴らしかったもののtop 3の一つになった。レコードで聴くのとほぼ同じようなサウンドを目の前にいる彼らが出していた。

    BuCo1st (3)
    *2枚組のCD

    1stアルバムからは13~4年経過していたがPeteの声もほぼ同じだったし、PeteとSteveの見た目も老けた印象はなく、それどころか生き生きと演奏する彼らは(間近で観れたからかもしれないが)とても魅力的というか格好良かった。一度解散していたとは思えなかった。
    演奏も完璧で、今思い出しても本当に感動したステージだった。

    今頃言うのは遅いかもしれないが、素晴らしい音楽をありがとう。



    スポンサーサイト



    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : 英国盤 レコード LP Buzzcocks バズコックス

    コメント

    Secret

    No title

    私もBuzzcocksの中で一番のお気に入りアルバムです。
    初めて手にした英国盤のカバー写真は白黒でした。
    その後、カラー写真のカバーが初回盤だと知り、更にはビニール袋が付いているのもあることがわかりました。
    ずっと探し続けて、とうとうそれを入手しました。
    合掌 Pete Shelley

    Re: No title

    ES-330さん、こんばんは。

    > 初めて手にした英国盤のカバー写真は白黒でした。

    僕も初めて買った新品LPは白黒でした。

    > その後、カラー写真のカバーが初回盤だと知り、更にはビニール袋が付いているのもあることがわかりました。
    > ずっと探し続けて、とうとうそれを入手しました。
    > 合掌 Pete Shelley

    おっ!ビニール袋付を入手されてるんですね。
    そのビニール袋のデザインは、89年に出た彼らのBox set(LPとCD両方)『Product』にそのまま使われてました。

    Buzzcocksはデザイン面に関してもpop artを意識している感覚があって、そこも好きでしたね。




    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲)意味のExtended Playの略で、両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    04 | 2020/05 | 06
    - - - - - 1 2
    3 4 5 6 7 8 9
    10 11 12 13 14 15 16
    17 18 19 20 21 22 23
    24 25 26 27 28 29 30
    31 - - - - - -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR