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    Bootleg series Vol.14 『MORE BLOOD, MORE TRACKS』

    Bob Dylanの『Blood on the tacks』は、ここ何年も聴いていない。
    それでも、アルバムを愛聴していた頃のことを思い出すことができる。
    一時、本当に良く聴いたアルバムだった。

    その制作途上に録音され、アルバム未収録の音源をまとめたのが先日発売のBootleg series Vol.14『MORE BLOOD, MORE TRACKS』の2LP版。CD1枚ものと共通の内容。

    2018autumn (13)
    *LP2枚とインサート1枚



    Dylanファンならほぼ知っている話だが、『Blood on the tacks』は最終発表形の前にも正規の録音が終わっており、当初はそちらで発売されるはずだった(全曲ではないのかもしれないが)。

    けれども、結局新たに録音し直しての発売となり、没となった正規録音はその後、編集盤やBootleg seriesに収録される形で陽の目を見ている。

    今回発表された『MORE BLOOD, MORE TRACKS』のスタンダード盤は、『Blood on the tacks』のオルタネイトバージョンとでも呼べる内容だ。

    2018autumn (10)
    *2LPは専用の内袋に収納、デジタル音源のダウンロードも付属

    Dylan.comからの案内メールで、ネットにて事前に全曲聴ける機会があり、その時に一度全曲聴いた。

    購入したLPに関しては、まだside-4しか聴けていない(…忙しすぎて)。
    ほぼ弾き語りに近いスタイルで、ベーシストと2人だけでのスタジオライブ、一発録音だ。
    でも、他はほとんどDylan一人の弾き語りとなっていたはず。

    自分のオーディオで聴いたside-4のみでの好き嫌いを言うなら、最終形=正規盤の『Blood on the tacks』がやはり好きだ。
    でも、当然のことながら、それはきっと前述の如く、オリジナルの『Blood on the tacks』を愛聴していたからゆえだと思う。

    2018autumn (3)
    *テストプレスを模したレーベル

    『MORE BLOOD, MORE TRACKS』は、同じ曲だけれど演奏(伴奏)もテンポも歌いっぷりも異なる別アレンジ、別心境でのテイク。
    それはそれで、また違った趣がある。マルチトラックの演奏に何度も歌を吹き込み直す過程で生じた、所謂〝バージョン違い〟のようなアウトテイクとは次元が違う。

    Dylanの録音スタイルが一発録りを基本としているゆえにBootleg seriesが成り立つわけで、今回も高いクオリティを有している。




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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP ボブ・ディラン Dylan Bootleg series

    コメント

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    No title

    JDさんこんばんは

    今回は6CDのみを注文しているのですが、同梱商品の入荷状況の関係でまだ発送されていません。

    LPも今回いつもより割安なので買おうかなーと思っておりますが。。

    初期セッションの曲群は結構コレまでのbootleg seriesやbiographなどに収録されていましたのでそれを集めてアルバム順に並べ替えて楽しんだりもしておりましたが、ついに今回その全貌が聴けるという事で楽しみです。

    元々のソロで録音されたtangled up in blueの録音なんですけど(bootleg1-3収録)、シャツの袖口に付いているボタンがアコギをカチャカチャチャ叩いているような音が聴こえるのですが、コレって本当に当初マスターにするつもりだったのかな?っていつも聴くたびに思ってしまいます。ディランが翻意しなかったら発売されていたのかなーと。

    Re: No title

    Columbiaさん、こんばんは

    > 今回は6CDのみを注文しているのですが、同梱商品の入荷状況の関係でまだ発送されていません。

    あらら、そうなんですか。それは待ち遠しいですね。

    > LPも今回いつもより割安なので買おうかなーと思っておりますが。。

    2枚組だから割安に思えますが、アルバム1枚だと思うと3000円を切って欲しい気もします。
    でも、カッティングには余裕があって、音は安心できますね。

    > 初期セッションの曲群は結構コレまでのbootleg seriesやbiographなどに収録されていましたのでそれを集めてアルバム順に並べ替えて楽しんだりもしておりましたが、ついに今回その全貌が聴けるという事で楽しみです。

    そうです、過去にポツポツと発表されていました。

    > 元々のソロで録音されたtangled up in blueの録音なんですけど(bootleg1-3収録)、シャツの袖口に付いているボタンがアコギをカチャカチャチャ叩いているような音が聴こえるのですが、コレって本当に当初マスターにするつもりだったのかな?っていつも聴くたびに思ってしまいます。ディランが翻意しなかったら発売されていたのかなーと。

    あのテイクが本来のマスターだったのか?それとも今回の1CD/2LP収録の1曲目がそうなのか?今回、6CDセットを買わなかったのでわかりませんが、こっちの録音ではあのカチャカチャは入ってないです。録音日も違うみたいです。


    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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