Ogden’s nut gone flake/Small Faces オリジナル盤その2

    今日ようやく仕事のメドが立ち、かなり落ち着いてきた。
    それはさておき、昨日の続きで、Small Facesの1968年のアルバムOgden’s nut gone flake を。

    ogden1.jpg

    このレコードジャケットは見ての通り真ん丸で、タバコの箱(缶?)をデザインしたものだった。内側の写真には、タバコ(巻かれていないもの。まるで紅茶みたいだ)そのものの写真もある。
    ogden8.jpg

    そして、これが裏ジャケット(ステレオ盤)。
    ogden7.jpg

    ちなみに、僕の持っている2枚のモノラル盤の裏ジャケットはパテント表記部分がステレオ盤とは異なっている。
    ogden14b.jpg

    ここから判断すると、当初印刷されたジャケットはモノラル盤専用だったのかもしれない。さらに言えば、ステレオ盤の発売はモノラル盤よりも遅れた可能性もある。
    * 僕は英国盤のモノ・ステレオの発売時期を全く調べずに書いている。間違っている可能性も高い。

    このコンセプトアルバムの内容をご存知の方はお分かりの通り、A面とB面とは全く別々の内容となっている。
    レコードのレーベルも、A面とB面とで別々のタイトルが付けられている。

    A面は「Ogden’s nut gone flake」だが、B面は「Happiness Stan」。
    *ちなみに、A面にある「This Record should be played at full volume」の文字はB面には無い。ogden4.jpg
    ogden15.jpg

    しかし、再発盤のB面ではA面同様「Ogden's nut gone flake」になってしまっている。
    ogden16.jpg
    こうやって、いつの間にかオリジナルが改変されてしまうわけだ。
    *この再発盤では別ミックスのステレオが採用されている。

    A面は実際のところコンセプトがあるのかどうかさえわからない。しかし、それはSGTも同じか。
    曲間はほとんどなく、全体を通して一つの流れを作っている。

    バンドサウンドの変化を捉えると、A1、A2、A5など、それまでのSmall facesのアルバム収録曲と比較し、かなりHeavyでハードなサウンドとなっている(Small Facesのサウンドはデビュー当時からハードだったが)。このあたり、録音・音作りの変化も大きく貢献している。
    特にタイトル曲のA1「Ogden's nut gone flake」(2ndシングル「I’ve got mine」を改作)でのサイケな音作りや、A2でのSoulfulなHard rockは、この時代においてかなり特出しているような印象がある。

    B面は打って変わって、ロンドン寓話(?)であるHapiness Stanの物語を、進行役のナレーションを交えて進めると言うロックオペラの先駆けのような内容となっていて、こちらも音作りが非常に面白い。
    1曲目冒頭のコーラスワークの美しさや、2曲めのワイルドさ、3曲目&4曲目は遊び心満載のエフェクト効果など、初めて聴いた時には正直かなりびっくりした。
    それと、恥ずかしながら、僕はナレーターをずっとSteveがやっていると思い込んでいた。何年か後に初めて、俳優がやっていると知った次第。

    内容については僕が書くよりも実際に聴いてもらったほうがはるかに良いので、これぐらいにする。

    英国以外のオリジナルで、手持ちのものは豪・蘭盤がある(伊盤も持っていたような気がするが、出てこなかった)。

    BeatlesのPlease please meのところでも記したが、オリジナルのオランダ盤は結構狙い目だ。ジャケットは英国製で、盤のみオランダプレス。
    ogden10.jpg

    オーストラリア盤もオランダ盤同様にリーズナブルに購入できる可能性が高い。これも英国製ジャケットでプレスはオーストラリア。こちらはモノラル盤。
    ogden12.jpg
    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    No title

    はじめまして。開設当初より興味深い内容で、いつも更新を楽しみにしています。

    さて、このアルバムはCDしか持っていませんが、別ミックスがあったとは知りませんでした。

    となれば、アナログも手に入れねばいけませんね。

    Re: No title

    shinkuroさん、こんばんは。
    はじめまして。
    コメント並びに非常にありがたいお言葉、どうもありがとうございます。

    さて、このアルバムのステレオミックスは2種類あるのですが、Ogdensのアルバム単体で発売された輸入盤のCDでは数年前まではオリジナル・ミックスを使用した盤は(僕の知る範囲では)出ておらず、再発盤のミックスが採用されていました。
    2005年に英国Castleから出たCD「Immediate Album Collection」と言う3枚組みの紙ジャケットCDが収まったボックスにOgdensも収録されましたが、ここで初めてオリジナルミックスが採用されたと思っています。
    その後、缶ケース入りのOgdens(こちらも3枚組)のCDが同社から出た際にもオリジナルミックスが採用されています。

    他方、国内盤CDはどうかと言うと、80年代にテイチクから発売されたCDを持っておらず、もしかするとそこでは国内にあったアナログマスターからCD化された可能性があり、その場合には(音質はさておき)オリジナルミックスかもしれません。
    しかし、発売権がVictorに移行してからは、再発盤のミックスが使われ続けました。その後、上述の英国での採用ミックスの変更に伴って、同様にオリジナル・ミックスへ切り替わっているようです。

    ミックスの確認方法ですが、A2「Afterglow」のエンディング部分が急にモノになりその後のフェードアウトがきれいに終わるのが再発盤のミックスです。オリジナルでは、エンディングはモノにならず、フェードアウト途中でぶちっとカットアウトして同時に3曲目のイントロがカットインします。

    そのあたり、次回の記事で紹介しようと思っていましたが、先に記しておきます。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    07 | 2017/08 | 09
    - - 1 2 3 4 5
    6 7 8 9 10 11 12
    13 14 15 16 17 18 19
    20 21 22 23 24 25 26
    27 28 29 30 31 - -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR