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    Jan and Dean’s Pop Symphony No. 1

    恥ずかしながら、Jan and Deanのファンでありながら、このアルバムの存在を昨年まで知らなかった。

    Jan and Deanのヒット12曲にオーケストラ・アレンジを施したアルバム『Jan and Dean’s Pop Symphony No. 1』。

    janddpoporch1 (13)
    *米国オリジナルstereo盤

    発売は1965年。彼らのライブ盤『Command Performance』と次のスタジオ録音作『Folk 'N Roll』との間に発売された。



    演奏はThe Bel-Aire Pops Orchestraとなっているが、実在するオーケストラではない。本作用に名づけられたのだろう、演奏に参加したミュージシャンは、このアルバム制作のために集められた。

    Arranged and conducted by Jan Berry and George Tiptonとあり、ジャケット裏面の写真でもJanがタクトを振っている写真が掲載されている。

    Jan and Deanの楽曲は、基本的にはJanが(共作を含め)曲を作っているので、彼がアレンジや指揮ができてもおかしくはない。とは言え、どの程度の部分まで担当したのかはわからず。

    George Tiptonについては何も知らなかったが、ネットで調べると米国の音楽家(作曲家、アレンジャー、指揮者)と出てくる。普通に考えれば、オーケストラ・アレンジは、ほとんどこの人によるものなのかな?と思える。

    janddpoporch1 (10)
    *ジャケット裏面

    演奏者には、Jan and Deanのそれまでの作品に必ず参加しているベーシスト、ギタリスト、ドラマー(順にBill Pitman、Tommy Tedesco、Hal Blaine)も参加していて、それがこのオーケストラの特色となっている。

    例えば、George MartinがBeatlesの曲にオーケストラ・アレンジを施して指揮したGeorge Martin Orchestra作品にはBeatlesのメンバーは誰も演奏に参加していない(きっと録音時にも立会いなどしていないことだろう)。それゆえに、演奏はスタジオミュージシャンによる正確かつ的確な演奏となっていて安心して聴けるが、Beatlesの演奏が持つrock’n roll色や若いエネルギーは全く無い。まさにその点をJanは気にしていたようだ。

    彼は『Jan and Dean’s Pop Symphony No. 1』を制作するにあたり、Jan and Deanの原曲で感じられるリズム感覚をオーケストラアレンジでも維持したいと考えて、いつもバックをつとめるリズム隊も演奏者に加えた。実際、Hal BlaineのドラミングはJan and Deanによる原曲の演奏の要とも言え、彼が参加することでオーケストラ版でありながらも、いつもながらのJan and Dean風のリズムが生み出されている。

    janddpoporch1 (1)
    *サンプル盤だった

    何度も繰り返し聴くレコードではないかもしれないが、録音も含め、なかなか良いレコードだった。Jan and Deanの原曲を知っていれば、楽しみは2倍に増えることだろう。


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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP 米国盤 ステレオ stereo Jan and Dean ジャンとディーン

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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