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    Chapel Of Love/Dixie cups

    紹介が遅くなったが、昨年9月にブログ仲間のPoposukeさんと一緒に札幌の中古レコード屋をはしごした際に購入した1枚がこれ。

    dixiecups2018 (12)
    *米国オリジナルステレオ盤

    Dixie cupsの1stアルバム『Chapel Of Love』のステレオ盤(1964年)。Dixie cupsは女性3人組のコーラスグループ、いわゆるgirl groupの一つ。



    Dixie cupsの「Chapel Of Love」と言えば、60年代の米国Rock/Popsファンでなくともどこかで必ず耳にしたことがあるのではなかろうか。それほど、日本でもお店やTVのBGM等でよく流れているような気がする。

    僕が初めて「Chapel Of Love」を聞いたのはいつか?さすがに覚えていないが、この曲が入ったLPを購入したのは80年代の半ばの映像作品『Girls groups』(84年?)のサントラ盤だった。

    dixiecups2018 (8)
    *ジャケット裏面

    Dixie cupsの「Chapel Of Love」は彼女達の代表曲でもあるし、1960年代のGirls groupsの代表曲の一つとも言え、オムニバス盤にもよく収録されている。なぜならこの曲は、Dixie cupsのデビューシングルでありながら全米No.1ヒットを獲得したからだ。

    タイトル曲が全米No.1であるならアルバムも相当売れただろうにと思っていたけれども、アルバムチャートを調べたら、残念ながら最高位は100位にも入っていなかった。「Chapel Of Love」の購買層は、シングル盤の購入者層がメインだったのだろう。

    そのように、アルバムはシングルほどには売れなかったこともあるだろうが、なぜか日本では米国盤LPがそれほど中古で出回っていないように思う。もともと日本での人気が低かったのかな?とも思えてしまう。

    おかげで僕は、ジャケットはぼろいし盤質も実際に再生するとVG+程度だったこのLPを確か2800円(2500円?・・・早くも忘れた)で購入した。にもかかわらず、2千円台だったことに満足したのは、あまり見かけないstereo盤だったことが大きい。モノラルならその値段では買わなかっただろう。そちらはステレオよりも出回っているからだ。但し、それは米国オリジナルLPの話。再発LPなどではもしかするとステレオ音源が採用されているかもしれない。

    dixiecups2018 (2)
    *レーベル

    さて、この米国オリジナルステレオ盤のA面は、低音域がものすごく分厚く収録されていて驚かされた。

    基本的には左チャンネルにリズム(Drums+Bass)、中央にボーカル、右に金管類の振り分けで、その他の楽器は左右のどちらかに分けられている。よくある60年代風ステレオだ。ところが、左チャンネルの低音域、特にBassの音量はまるでモノラル盤で聴けるようなぶっとい音で収録されていて本当にびっくりした。

    当時からこれだけの音量でBassを録音していたのはMotownの録音があるにはあるが、その音をステレオLPにしっかりと刻んでいるとは……。そして、A-5ではBassが中央のボーカルトラックにも少々かぶるほどに大きく録音されていて、当時としてはとんでもなく分厚い低音域を持つ曲となっている。もしかすると、カラオケが事前に録音されていて、それに合わせて歌った際に低音域がマイクから入り込んだ可能性もある。

    このステレオLP、大きな音量で再生すると他にもいろいろと面白い発見がある。
    まず、何よりも収録音そのものが鮮烈だ。
    演奏そのものは一発録りと思われ、左右チャンネルにまたがるステレオ空間も味わえる。左チャンネルのDrums、Bass演奏の(空間的な)奥行きもオーディオ再生の楽しみがある。
    単独トラックに収録されたサックスが間奏になるとパン操作で定位が変わる曲もあるので、ステレオミキシングはステレオ効果を狙って行われたと思われる。数曲はコーラスが左に定位する(基本は中央)。

    僕はCDでは持っていないので何ともいえないが、CDではフィルターでLowカットしている可能性もあり、このような低音域を聴けるのはステレオLPのみの可能性もある。

    ここでのDixie cupsの歌声はとてもフレッシュだ。ボーカル/コーラスの録音は今の録音と比較すれば素っ気無いが逆に一切のごまかしがない。それでも十分に聞けるのは、力量があり、声にも魅力があったからだろう。




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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP ステレオ Dixie cups Chapel Of Love 米国盤

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    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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