L'affreux Jojo(おかしなジョー)
Michel Polnareff の楽曲を集大成した23枚組CDセット『Pop rock en stock 』に収録漏れとなった曲は、1968年の「L'affreux Jojo(おかしなジョー)」とのこと。
この曲は、9枚目のフランスオリジナル・ステレオEP(フランスでは、まだシングル盤に切り替わる前だった)に収録されている。

*9枚目のEP(ステレオ)
けれども、僕の調べた限りでは、その後発売されたどのフランス編集盤LPにもCDにも収録されていないようだ。
1997年に、Michel Polnareff の初期発表曲を集めた3枚組CDセット『Les Premieres Annees』が登場したが、その時点で「L'affreux Jojo(おかしなジョー)」は抜け落ちていた。本来はここに収録されてしかるべきはずだった。

*『Les Premieres Annees』 ぼろぼろなのには理由があるが今回は割愛
10枚目の(そして、例外を除くと最後となった)EP『Rabelais』(1969年)に収録された全曲が『Les Premieres Annees』には収録されていることからして、9枚目のEPからも全曲収録されなければおかしい。
と言うか、『Les Premieres Annees』は本来、初期発表曲全曲を収録するのが狙いだったと思われる。
にも関わらず、この時点で抜け落ちてしまったのは、もしかすると97年時点でマスターテープが紛失していたからなのではなかろうか?でも、その場合でも、板起こし(盤起こし)という手もあったはず。
しかも、縦長ケースに綴じこまれたブックレットには、EPの写真と収録曲の歌詞が掲載されているので、このEPだけが4曲収録のうち3曲しか曲タイトル/歌詞が掲載されておらず。
どうして忘れられてしまったのか?不思議で仕方がない。Polnareff本人の意向だったのだろうか?

*ブックレット内より
話は一時脱線するが、10枚目のEPはあまり売れなかったと思われる。なぜなら、EPには映画音楽3曲演劇用?音楽4曲と新曲2曲が収録されたが、その新曲2曲はMichel Polnareff初のシングル盤として同時に発売されたからだ。
*映画でなく演劇?芝居?用音楽が正しいようだ、また収録は4曲の間違いだったので訂正

*10枚目のEPジャケット表

*10枚目のEPジャケット裏(シングルと共通の写真を使用)
ここで、過去に何度も記している耳タコ話をもう一度。
フランス以外の国では、片面1曲(両面で2曲)収録の7インチのシングル盤こそが(1950年代後半から?)大衆音楽における新曲発表のメディアだったが、なぜかフランスだけはシングルでなく(基本)4曲を収録したEPが他国のシングル盤と同様の扱いだった。
1960年代の終わりにようやく他国と同様にシングル盤へと切り替わっていくのだが、Polnareff初のシングル盤がちょうどこのタイミングで登場した。カップリングは彼の代表曲のひとつ「渚の想い出」と日本でも70年代に大ヒットした「シェリーに口づけ」だ。
おそらく、シングルのほうがEPよりも安価に売られ、実際よく売れたのだろう、シングル盤はよく見かけるが10枚目のEPは本当になかなかお目にかからない。おかげで現在の取引価格は非常に高価だ。
*高価だとずっと思っていたが、いざ調べるとそうでもないみたいなので修正した

*9枚目EPジャケット裏面
最後に話を「L'affreux Jojo(おかしなジョー)」に戻すと、日本では当時未発表だった曲を集めた日本独自の編集LP『ポルナコレクション』に収録されている。このLPは中古で本当に良く見かけるし、値段もだいたい500円程度なので簡単に手に入れることができる。

*『ポルナコレクション』
もし「L'affreux Jojo(おかしなジョー)」をレコードで聴きたいなら、フランスオリジナルEPを探すよりも、まずこちらをお勧めする。
あるいは、音楽だけを聞きたいなら、ネットで探せば簡単に聞ける。
便利な世の中になった。
この曲は、9枚目のフランスオリジナル・ステレオEP(フランスでは、まだシングル盤に切り替わる前だった)に収録されている。

*9枚目のEP(ステレオ)
けれども、僕の調べた限りでは、その後発売されたどのフランス編集盤LPにもCDにも収録されていないようだ。
1997年に、Michel Polnareff の初期発表曲を集めた3枚組CDセット『Les Premieres Annees』が登場したが、その時点で「L'affreux Jojo(おかしなジョー)」は抜け落ちていた。本来はここに収録されてしかるべきはずだった。

*『Les Premieres Annees』 ぼろぼろなのには理由があるが今回は割愛
10枚目の(そして、例外を除くと最後となった)EP『Rabelais』(1969年)に収録された全曲が『Les Premieres Annees』には収録されていることからして、9枚目のEPからも全曲収録されなければおかしい。
と言うか、『Les Premieres Annees』は本来、初期発表曲全曲を収録するのが狙いだったと思われる。
にも関わらず、この時点で抜け落ちてしまったのは、もしかすると97年時点でマスターテープが紛失していたからなのではなかろうか?でも、その場合でも、板起こし(盤起こし)という手もあったはず。
しかも、縦長ケースに綴じこまれたブックレットには、EPの写真と収録曲の歌詞が掲載されているので、このEPだけが4曲収録のうち3曲しか曲タイトル/歌詞が掲載されておらず。
どうして忘れられてしまったのか?不思議で仕方がない。Polnareff本人の意向だったのだろうか?

*ブックレット内より
話は一時脱線するが、10枚目のEPはあまり売れなかったと思われる。なぜなら、EPには
*映画でなく演劇?芝居?用音楽が正しいようだ、また収録は4曲の間違いだったので訂正

*10枚目のEPジャケット表

*10枚目のEPジャケット裏(シングルと共通の写真を使用)
ここで、過去に何度も記している耳タコ話をもう一度。
フランス以外の国では、片面1曲(両面で2曲)収録の7インチのシングル盤こそが(1950年代後半から?)大衆音楽における新曲発表のメディアだったが、なぜかフランスだけはシングルでなく(基本)4曲を収録したEPが他国のシングル盤と同様の扱いだった。
1960年代の終わりにようやく他国と同様にシングル盤へと切り替わっていくのだが、Polnareff初のシングル盤がちょうどこのタイミングで登場した。カップリングは彼の代表曲のひとつ「渚の想い出」と日本でも70年代に大ヒットした「シェリーに口づけ」だ。
おそらく、シングルのほうがEPよりも安価に売られ、実際よく売れたのだろう、シングル盤はよく見かけるが10枚目のEPは本当になかなかお目にかからない。
*高価だとずっと思っていたが、いざ調べるとそうでもないみたいなので修正した

*9枚目EPジャケット裏面
最後に話を「L'affreux Jojo(おかしなジョー)」に戻すと、日本では当時未発表だった曲を集めた日本独自の編集LP『ポルナコレクション』に収録されている。このLPは中古で本当に良く見かけるし、値段もだいたい500円程度なので簡単に手に入れることができる。

*『ポルナコレクション』
もし「L'affreux Jojo(おかしなジョー)」をレコードで聴きたいなら、フランスオリジナルEPを探すよりも、まずこちらをお勧めする。
あるいは、音楽だけを聞きたいなら、ネットで探せば簡単に聞ける。
便利な世の中になった。
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