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    デアゴ ビートルズコレクション Beatles for sale

    ネットではほぼ話題にされなくなった感のあるデアゴスティーニのビートルズLPコレクション。まだこのシリーズを追いかけて購入している人って、どれくらいいるのだろう?初回の『Abbey road』の半数に満たないのは確実だろうと想像がつくが、1/4程度か?

    さて、前回の『Let it be 』交換手続きをしている間にも『Beatles for sale』がリリースされ、だんだん購入が追いつかなくなってきた。

    BFS2018 (3)


    でも、購入して2012年盤と比較すると、音質に関しては確実に改善というか不必要な調整が元に戻されていて、ようやく本来の音質で聴けたという印象を受けた。

    2012年盤を再度聴いてみると、それほどに強めのEQ操作は施されていないように思える。けれども、A面、B面最後の2曲はおとなしい音になっている。特に左チャンネルの演奏が微妙にマスクされて音が飛び出してこない。特にA-7,B-7はアルバムの中でもハードであったり乗りの良い曲だったりするので、おとなしめの音は不似合いだ。

    BFS2018 (11)
    *初めてデアゴLPのシュリンクを外した

    デアゴ盤で聴くと「やっぱりこんな演奏だったんだな」と、マスクが取れて本来の生き生きした演奏に戻る。そのあたり小音量ではわかりにくいが、ある程度の音量では確実にわかる。もしわからないならば、それは部屋を含めた再生装置の音のせいかもしれないし、僕の世代においても老化による聴力低下によるものかもしれない。

    BFS2018 (15)
    *いつもの解説書

    『Beatles for sale』は、一般的にはBeatlesの英国オリジナルアルバムの中でも最も地味なアルバムと言われている気がするが、それゆえコアなファンがついている印象がある。

    久しぶりにstereoで聴くと、普段の僕はあまりそういう発想にならないが、珍しく「モノラルで聴くほうが良いのでは?」という印象になってしまった。理由は簡単だ、そのサウンドにはあまり地味な印象を受けなかったからだ。僕には英国オリジナル盤のモノラルの音の印象が一番強いこともあって、09 remasterのステレオはちょっと今風な音にマスタリングし過ぎている気がする。

    英国オリジナルのstereoではアコギのシャカシャカ鳴るサウンドやグレッチのセミアコギターの響きが印象的だったが、09 remasterで低域強調されると印象が変わってしまう。バスドラやBassの持ち上げが加わり、やや太いサウンドになったし、英国モノ盤のナローレンジな印象から(好き嫌いは別として)若干改善されたバランスの良い音になった気がする。オーディオ的にはナローレンジな音源の部類だとは思うが……。

    けれども、『AHDN』でも書いたが、09 remasterの低域強調はなんかあざとい気がしてしまう。本来しっかりと録音されていた低域を元に戻したわけでなく、無かったものをせいいっぱいデジタルEQによって膨らませたような印象だ。そういう作業は匙加減が大切なのだが、短期間での判断は難しい。何種類かパターンを作っておいて半年後ぐらいに評価して採用するような作業体制なら、もっと自然な強調になっていたかもしれない。

    BFS2018 (8)
    *ジャケット裏面写真はPaulの頭部分、無修正版を採用(2012年盤から)、英国オリジナル盤とは随分と写真の質感が違う

    ところで、次号(既に発売中?)は『Yellow submaline』だ。
    たぶん最も聴かないLPなので、購入するかどうか大いに迷う。とりあえず2012年盤を聴いて判断することにしようか。

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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP Beatles ビートルズ ステレオ stereo デアゴ

    コメント

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    No title

    JDさんおはようございます。

    私もデアゴ盤相変わらず購入しているのですが、聴くものが何せ多すぎて全く聴けてない状態です。まあ、自分の中でビートルズ・ブームは必ず来るのでその時でいいかなと思いつつ検盤だけしています。

    『For Sale』は、直近で聴いていないのですが、僕もモノラルが好きです。『With the Beatles』『AHDN』もモノラルが好きで、『PPM』はステレオが若干好き、という感じです。単純に印象ですが。

    そして、このアルバム。昔から大好きです。頭2曲とかカバー曲とか、全体にわたって意外なほど楽しめます。

    『Yellow Submarine』は絶対聴かないという実績があるのでここで私は定期購読を一旦解除しました。

    あとは『With the Beatles』と『Past Masters』で手仕舞いかなと思っています。『1』は迷い中。。

    Re: No title

    Columbiaさん、こんばんは。

    > 私もデアゴ盤相変わらず購入しているのですが、聴くものが何せ多すぎて全く聴けてない状態です。まあ、自分の中でビートルズ・ブームは必ず来るのでその時でいいかなと思いつつ検盤だけしています。

    本当にこのシリーズは、検盤だけは欠かさずしておかないといけないですね。今回は問題なかったですが。

    > そして、このアルバム。昔から大好きです。頭2曲とかカバー曲とか、全体にわたって意外なほど楽しめます。

    僕はいつの間にか、苦手曲が増えてしまいました。
    と言っても、昔から苦手だったBuddy Hollyのカバーもありますが。

    > 『Yellow Submarine』は絶対聴かないという実績があるのでここで私は定期購読を一旦解除しました。

    なるほど、そういう定期購読をされたわけですね。

    > あとは『With the Beatles』と『Past Masters』で手仕舞いかなと思っています。『1』は迷い中。。

    僕はその2枚に加え、アンソロジーにも注目しています。
    音質改善が期待できる気がして……でも買わないと判断できないでしょうね。なので、アンソロジー3枚の中で一番聴いた2を買って判断しようかなと思っています。

    No title

    はじめまして。いろいろと探しているうちにこちらのブログに辿り着き、大変感銘を受けております。ぜひ書き込みをさせてください。

    ディアゴスティーニの「レット・イット・ビー」についてですが、全く同じようなノイズがありました。B面の3曲目と4曲目。特にひどいのが4曲目。一度目のブレイクあたりで「ざあーっ!」。拡大鏡で溝を見ると、溝の山に連続したぽつぽつ傷が(ちなみに目視もできました。溝が白っぽく見えました)。そこを針がトレースするときに出ているノイズと分析しました。

    今回のシリーズ定期購読中のものです。情報の少ない中、詳細に解説してくださってるのでここ最近とても楽しく拝見させて頂いております。

    違いがわかりたいのに、イマイチ違いのわからない耳なので( ´∀`)正直音質のことはよくわからないのですが、雰囲気だけは楽しんでおります。

    これからも楽しみに読ませて頂こうと思ってますのでよろしくお願いします🎵

    僕もアンソロジーシリーズなど、CDとのマスタリングの違いなど興味ありますので注視していきたいです。

    Re: No title

    Makoさん、こんばんは。
    はじめまして。

    > ディアゴスティーニの「レット・イット・ビー」についてですが、全く同じようなノイズがありました。B面の3曲目と4曲目。特にひどいのが4曲目。一度目のブレイクあたりで「ざあーっ!」。拡大鏡で溝を見ると、溝の山に連続したぽつぽつ傷が(ちなみに目視もできました。溝が白っぽく見えました)。そこを針がトレースするときに出ているノイズと分析しました。

    それは、ほぼ同じような盤質ですね。と言うか、全く同じなのかもしれません。B4のノイズは新品レコードとしては我慢できるレベルではなかったです。ああいうザラッっとしたノイズ音が出る理由は、確認された通りだと思います。
    僕は交換依頼をしたのですが、新しい盤は何も問題ありませんでした。
    本当にデアゴ盤はプレス品質にあたりはずれがありますね。

    Re: タイトルなし

    junktionさん、こんばんは。
    はじめまして、ですよね?

    > 今回のシリーズ定期購読中のものです。情報の少ない中、詳細に解説してくださってるのでここ最近とても楽しく拝見させて頂いております。

    第1弾となった『Abbey road』は、ネットでもAmazonのユーザーレビュー等でもいろんな意見を目にすることができましたが、それ以降は本当に購入者の声が聞こえなくなってますね。『Abbey road』がよっぽど売れすぎたのかもしれません。
    僕は2012年のStereo Boxの買い替えのつもりで買い続けています。

    > 違いがわかりたいのに、イマイチ違いのわからない耳なので( ´∀`)正直音質のことはよくわからないのですが、雰囲気だけは楽しんでおります。

    これまで購入したデアゴ盤は、明らかに2012年盤での不具合が解消されているので、盤質さえ問題なければ良いシリーズだと思います。マスターが09年remasterなので、アナログマスターのLPとは音のバランスなどだいぶ違いますが。

    > 僕もアンソロジーシリーズなど、CDとのマスタリングの違いなど興味ありますので注視していきたいです。

    アンソロジーシリーズは、どういう音質になるか興味津々ですね。
    配信された際に新たにリマスタリングされたと聞いていますが、単なるアップコンバートによるものであれば、それこそ86年リミックスの『Help!』『Rubber soul』と扱いは変わらないことになります。でも、BBCライブの新装版でノイズリダクションの見直し等、マスタリングがやり直されて音質が向上していたので。気になりますね。





    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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