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    Watch Your Step, the final performances Live 91

    昨年12月に登場した4枚組みのCDセット、Steve Marriott's Packet of Threeの小さなクラブでの4公演を収録。全て1991年1月の公演。
    同じ年の4月にSteve は火事で帰らぬ人となってしまった。

    SMPOT91 (8)

    聴いてびっくりだったのが、CD1枚目。
    確かに紙スリーブにはステージ上のPeterとSteveの写真が写っているが、何とこの公演のみPeter Framptonがアンコールで飛び入りしているのだった!そして「Natural born woman」を演奏している。



    収録場所は、一箇所はLondon、他3箇所はドイツ。
    音質はご察しのとおり、プロフェッショナルなレコーディングでなく簡易な録音。
    でも、Disc2と4は音量を上げるとまぁまぁな音で聴ける。

    Peterが飛び入りする(と言っても、13曲目で急にギターが2本になって、あれ?と思った後、次の曲間にSteveがPeterを紹介)CD1枚めだけは、他と違ってPAの音をそのままラジカセに録音したようなカセットっぽいノイズを伴う録音、昔のAMラジオ並みか。
    残念なことに最後の曲(14曲目「Natural born woman」)は後半でフェードアウトしてしまう。

    CD2枚目から4枚目までは、観客による、あるいはクラブに備え付けのマイクによる録音だろう。観客の盛り上がりも楽しめる。
    但し、ステレオ録音だけれど、いわゆるオーディオ的なステレオ再生の醍醐味は無い。

    4枚とも収録曲はほぼ同じだし演奏や歌にバラつきもないため、一通り聴いたら音質の良いCD2か4があれば十分かなとも思える。
    でも、CD1枚目を加えてある理由は明らかだろう。

    SMPOT91 (7)
    *ブックレットとCD4枚

    僕は、90年代初頭にSteve Marriott's Packet of ThreeのCDを初めて聴いた。

    1984年のライブ録音盤がCDで発売され、収録曲が以前のLPよりも増えていたので興味が湧いたのだ。そのとき、何よりも饒舌なSteveのguitarに度肝を抜かれた。
    一体いつの間にこんなに上手になっていたのか?!(失礼!)

    確かに、Humble Pieの全盛期もSteveはしっかりとguitarを弾いていた。しかも、リードギタリストよりも目立たないようにパート分けしてはいたが、ほぼ交互にリードを受け持つと言ってもおかしくないように弾きまくっている曲もあった。

    でも、それ以上の表現力を身につけていたのだった!基本的にはブルーススケールなので一般的だけれど、速弾や多彩なフレーズは本当に印象的だった。

    振り絞るように歌うボーカルスタイルはそのままで、さらにguitarをまるで自身の二つ目の歌声のように弾き、しかもそれを歌いながら弾いているとは!と本当に驚いてしまった。

    僕はこの何年も、その84年のライブCDは聴いていないが、代わりに数多くのライブ録音がSteve没後に発表(発売)され、購入している。あまりにいろいろと出ていたので、今回の4枚組が久しぶりに新たな発掘になるのか?それとも既発だったのか?僕にはわからない。でも、彼の晩年の公演を捉えたものに間違いはない。Peterの飛び入りする公演は初めて聴いた。

    SMPOT91 (1)
    *箱の裏面:クリックで拡大

    今回の4枚組、Small Faces時代の曲も安定した良さがあるが、それ以上に、80年代の「Fool for a Pretty Face」やPacket of Threeの小編成なスタイルを生かせる多くのR&Bのカバーが聞きどころだと思っている。

    とは言え、音質だけで比較すれば(記憶に頼っているが)、たぶん84年のLiveの方が録音は良いと思う。

    もしSteve Marriott's Packet of Threeを聴いたことがなく、Small FacesやHumble Pieが好きならば、是非ネットで試しに聴いてほしい。円熟味が出ても相変わらず熱いSteveを味わえるはず。

    なお、付属のブックレットにはSteveの未発表作品・プロジェクト(晩年のPeterとの共作プロジェクトも)について言及されているが、データ的な価値は(僕には)無い。にしても、かなり多くを語っているので、今回のリリースに対する製作側の愛情が伝わってくる。









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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : CD Steve Marriott's Packet of Three スティーブ・マリオット Peter Frampton

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    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲)意味のExtended Playの略で、両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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