POLNAREFF A TOKIO
Michel Polnareffの23枚組CDセット『Pop rock en stock』には、日本のみで発売された72年の日本公演の模様を収めたライブアルバム『POLNAREFF A TOKIO』も単体CDとして正規に収録された。
これについては、古くからの日本のファンはすぐに飛びついたことだろう。

*『POLNAREFF A TOKIO』、中古で本当に良く見かける、500円程度だ
そして、Amazonのレビューでは、オリジナルのアナログレコードの方が音が良かったと言う声が複数上がっている。でも僕はその意見には賛同できない。実際に聴き比べて、決してそんなことはないと思った。
『POLNAREFF A TOKIO』を聴いたのは、震災以前なのは確か。何年も聴いてなかった。
このLPは当時の流行だった4チャンネルステレオLPで発売されている。
このブログをご覧の方はご存知の通り、4チャンネルステレオLPは通常の2チャンネルステレオシステムで再生可能だ。だから、僕は一度も4チャンネルで聴いたことがない。そのことに対しての不満も特に無い。

*SONYのSQ4方式
初版は見開きジャケットだったが、再発盤はシングルジャケットだったかもしれない。
再発においても同じマスターからカットされているので4チャンネルステレオのアナログLPしか存在しない。それは、日本ではこれの一つ手前の4チャンネルステレオ作品となる名盤『Polnareff's(ポルナレフの世界)』の国内盤LPも同様で、日本では初版から再発盤までずっと4チャンネルステレオのLPしか製造・販売されておらず、正しい2チャンネルステレオ盤は輸入盤LPで聴く以外に方法がなかった。
CD化以降は、世界的にオリジナルのステレオのみとなった。

*見開きジャケット内側に解説など
おっと、横道にそれてしまった、失礼。
冒頭で述べた「アナログ盤の方が音が良かった」と言う声によると、海賊盤にありがちなノイズが気になったとあるのだが、改めて『POLNAREFF A TOKIO』を聴くと、記憶にすらなかったがA-1の出だし左チャンネルの音は今回のCDセットに収録されたものと同様にノイズが入っている。
いや、小音量で聞くとノイズっぽく思えるかもしれないが、音量を大きくして聴くと、これはPAのスピーカーがベースアンプからの低音に共振して振動してしまうことで発せられた振動音だとわかる。つまり、実際にステージで出ていた(聞こえていた)音だ。CDの製造過程や正規盤から板起こしする際に出るノイズとは全く別物。


*見開き内の写真ページ
だから僕がここで2点言っておきたいのは、正規の国内LPにもノイズのように聞こえる音は入っているという点と、これは製造過程等で混入したノイズではなく、収録(録音)されたテープに含まれる実際のコンサートの音だということ。この2点が確認できれば、過去のアナログ盤の方が音が良かったなどとは決して言わないだろう。
申し訳ないが、レビューされた方々は、手持ちのオリジナルレコードを実際に大きな音で聴いてCDと比較されていないのだろう。なぜなら、もし聴き比べていたならば、今回のCDがアナログ盤と違っていた点に気づいて驚いていたはずだから。
CDのイントロ部分の歓声~曲スタートの編集が、アナログ盤と今回のCDとで違っているのだ!
CDの方は大きな歓声からスタートしているが、レコードでは少し静まった歓声からスタートし、曲前で歓声が大きくなる。
もしCDの方がイントロが短ければ「新たに編集したのだな」で片付くが、今回は逆で、CDのイントロのほうが長い。となると、考えられる可能性は2つ。
一つは、ミックス済みのオリジナルマスターそのものが実際にはイントロが長かったが、LP用の原盤を作る際に冒頭をカットして使った。もう一つの可能性としては、イントロにどこか別の箇所の歓声をコピペして貼り付けたのかも(笑)。デジタルならばそんな編集は簡単にできるのだから。
でも、わざわざコピペする理由も見当たらないし、ミックスもアナログとCDとで完全共通なのか?僕にははっきりしないこともあって(もしかすると未使用の2チャンネルステレオミックスが存在していた?)これは、新たに対応したものだとは考えにくい。
*これの海賊CDが出回っていたこともあるので、海賊業者が製作した独自ミックスをそのまま採用?でも、音質は正規盤レベルだしね……

*見開きジャケットの裏面
イントロ以外の曲の編集や曲間の編集などは、レコードと同様に思えた。例外は、A面終わり~B面始まりをCDでは間髪無くつなげている点。
と記しながら、実はB面スタート以降はまだ比較できていないので、今のところA面全部~B面開始部分までの比較となる。
これについては、古くからの日本のファンはすぐに飛びついたことだろう。

*『POLNAREFF A TOKIO』、中古で本当に良く見かける、500円程度だ
そして、Amazonのレビューでは、オリジナルのアナログレコードの方が音が良かったと言う声が複数上がっている。でも僕はその意見には賛同できない。実際に聴き比べて、決してそんなことはないと思った。
『POLNAREFF A TOKIO』を聴いたのは、震災以前なのは確か。何年も聴いてなかった。
このLPは当時の流行だった4チャンネルステレオLPで発売されている。
このブログをご覧の方はご存知の通り、4チャンネルステレオLPは通常の2チャンネルステレオシステムで再生可能だ。だから、僕は一度も4チャンネルで聴いたことがない。そのことに対しての不満も特に無い。

*SONYのSQ4方式
初版は見開きジャケットだったが、再発盤はシングルジャケットだったかもしれない。
再発においても同じマスターからカットされているので4チャンネルステレオのアナログLPしか存在しない。それは、日本ではこれの一つ手前の4チャンネルステレオ作品となる名盤『Polnareff's(ポルナレフの世界)』の国内盤LPも同様で、日本では初版から再発盤までずっと4チャンネルステレオのLPしか製造・販売されておらず、正しい2チャンネルステレオ盤は輸入盤LPで聴く以外に方法がなかった。
CD化以降は、世界的にオリジナルのステレオのみとなった。

*見開きジャケット内側に解説など
おっと、横道にそれてしまった、失礼。
冒頭で述べた「アナログ盤の方が音が良かった」と言う声によると、海賊盤にありがちなノイズが気になったとあるのだが、改めて『POLNAREFF A TOKIO』を聴くと、記憶にすらなかったがA-1の出だし左チャンネルの音は今回のCDセットに収録されたものと同様にノイズが入っている。
いや、小音量で聞くとノイズっぽく思えるかもしれないが、音量を大きくして聴くと、これはPAのスピーカーがベースアンプからの低音に共振して振動してしまうことで発せられた振動音だとわかる。つまり、実際にステージで出ていた(聞こえていた)音だ。CDの製造過程や正規盤から板起こしする際に出るノイズとは全く別物。


*見開き内の写真ページ
だから僕がここで2点言っておきたいのは、正規の国内LPにもノイズのように聞こえる音は入っているという点と、これは製造過程等で混入したノイズではなく、収録(録音)されたテープに含まれる実際のコンサートの音だということ。この2点が確認できれば、過去のアナログ盤の方が音が良かったなどとは決して言わないだろう。
申し訳ないが、レビューされた方々は、手持ちのオリジナルレコードを実際に大きな音で聴いてCDと比較されていないのだろう。なぜなら、もし聴き比べていたならば、今回のCDがアナログ盤と違っていた点に気づいて驚いていたはずだから。
CDのイントロ部分の歓声~曲スタートの編集が、アナログ盤と今回のCDとで違っているのだ!
CDの方は大きな歓声からスタートしているが、レコードでは少し静まった歓声からスタートし、曲前で歓声が大きくなる。
もしCDの方がイントロが短ければ「新たに編集したのだな」で片付くが、今回は逆で、CDのイントロのほうが長い。となると、考えられる可能性は2つ。
一つは、ミックス済みのオリジナルマスターそのものが実際にはイントロが長かったが、LP用の原盤を作る際に冒頭をカットして使った。もう一つの可能性としては、イントロにどこか別の箇所の歓声をコピペして貼り付けたのかも(笑)。デジタルならばそんな編集は簡単にできるのだから。
でも、わざわざコピペする理由も見当たらないし、ミックスもアナログとCDとで完全共通なのか?僕にははっきりしないこともあって(もしかすると未使用の2チャンネルステレオミックスが存在していた?)これは、新たに対応したものだとは考えにくい。
*これの海賊CDが出回っていたこともあるので、海賊業者が製作した独自ミックスをそのまま採用?でも、音質は正規盤レベルだしね……

*見開きジャケットの裏面
イントロ以外の曲の編集や曲間の編集などは、レコードと同様に思えた。例外は、A面終わり~B面始まりをCDでは間髪無くつなげている点。
と記しながら、実はB面スタート以降はまだ比較できていないので、今のところA面全部~B面開始部分までの比較となる。
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