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    Yardbirds’68

    *12/11夜追記:リプロ盤でKeith RelfのMC部分を確認し、新装版でのカット箇所を調べたところ、曲に重なっている部分はカットなしだった。他はほとんどがカットされている。ここから推測するに、昨日のコメントを訂正し、マスターテープはマルチトラックでなくミックスダウン済みのステレオマスターでほぼ間違いないと思った。


    先日、意を決して購入したのが、たかだか2枚組LPセットだと言うのに5000円以上の値段が付いている『Yardbirds’68』。

    yardbirds68 (15)
    *アウターのスリップケースに2LPとブックレットを収納

    でも、これでようやく、有名な鳥ジャケットの『Live Yardbirds! featuring Jimmy Page』をまともな音質で聴けるようになったことは素直に喜びたい。



    今回発売された『Yardbirds’68』は、ようやく正規発売された『Live Yardbirds! featuring Jimmy Page』と68年のスタジオ録音をひとまとめにしたものだ。もしかすると、来年で録音から50年となるので、パブリックドメイン化を防ぐ著作隣接権保護(?)のための発売なのかな?と思えなくも無い。

    yardbirds68 (2)
    *LPジャケット、見開きの2枚組

    まだLiveしか聴いていないが、音質は十分に正規のライブ録音を感じさせる音だ。
    当初からそれぞれの楽器や歌の分離を狙ったミキシングではなかったこともあって、今回も曲間の歓声(=オーバーダブされる前の歓声)以外は全体的に中央寄りのミキシング。

    僕は『Live Yardbirds! featuring Jimmy Page』の正規盤(回収されたという)を持っていないから音を聴いたことがないが、海賊盤(リプロ盤)は2種類持っていて、今回それも久しぶりに比較のために聴いた。
    海賊盤だからだと思うが、ナローレンジで低音域がほとんど無いだけでなく、全体の音も独自のEQがかかったような独特の音だ。Keith Relfの声もかなりイコライジングされていて完全にlow cutしてある。
    *11夜追記:最終的には、歌声だけにEQを施したわけでもなさそうだと判断

    これと今回の正規盤とを比較するのは乱暴な気もするが、基本的なミキシングはあまり変わらないように思えた。推測するに、あまり存在感を感じないBassは最初から録音がうまくいかなかったのか?ミキシングレベルが低いように思う。低音はbass drumのほうが強めだ。もしかすると、今回使用されたマスターは単純に歓声やガヤをダビングする前のミックスダウン済みの2トラックステレオマスターなのか?とさえ思えてしまうくらい。

    yardbirds68 (12)
    *付属のブックレット、結構なページ数あり

    そのあたり、付属のブックレットに詳しいことは記されていないが、演奏が始まってからのKeith RelfのMCがカットされている曲もあった気がすることから、使用されたマスターはマルチトラックテープだと思う。まさか、曲紹介のMCが追加録音だったとは思えないので……。なお、Keith RelfのMCはことごとくカットされているのも今回の特徴。Keith Relfの歌声は海賊盤で聴けるような音質でないのでご心配なく。
    *11夜追記:演奏が始まってからのMCはカットなしだった、ここからマルチトラックマスターではないと考えられる

    オーバーダブされた歓声が排除されたことで演奏はしっかり聴けると言うか、演奏中はほぼ歓声が聞こえない。そういう意味ではライブの臨場感には乏しいが。

    yardbirds68 (7)

    yardbirds68 (9)
    *ブックレット内の写真(上も)

    それにしても、演奏はソリッドで正直格好良い。

    僕はJimmy Pageのその後についてはほとんど関心が無い(例外はLed Zeppelinの1stぐらい)が、ちょっとミキシングで目立たせ過ぎな気がする彼のギターは、確かにこのバンドの中で最高レベルのスキルを持っているので、こういうミキシングになっても仕方ない気もする。

    本来であれば、もう少しギターの音量が下がることでバンド全体のサウンドが見えてくる気もするので、そういうミキシングバランスでも聴きたかったのだが『Live Yardbirds! featuring Jimmy Page』から同様のミキシングだった以上、これが当初から意図されたバンドサウンドなのだろう。


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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP Yardbirds ヤードバーズ Jimmy Page 68

    コメント

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    No title

    JDさんおはようございます。

    これは私も購入したかったのですが、値段が高く、この年末の発売ラッシュの中で購入リストからは外さざるをえませんでした。もうちょっと値段下がるかなと思っていましたけど、結局発売まで全然下がりませんでしたね。

    それに僕はYardbirdsはペイジ期はあまり馴染みがなく、クラプトンとベック在籍時の録音が一番好きでしたので今回は購入しませんでした。もちろんもうちょっと価格が安ければ買いたかったですが。。

    ペイジ氏が監修?していると思いますのでクォリティーはある程度保っているとは思っていましたがやはりそのようですね。確か最初はジミーペイジのオフィシャルサイトからのみの注文受付になっていたように思います。そこから直接仕入れているのでこの高い値段になっているのかもしれませんね。

    買おうか迷っています・・・

    JDさんこんにちは!
    これ私買うか?買うまいか?迷っているのですよね~
    この時期他にも色々欲しいレコード、CDが続々と容赦なく発売されるので当然ではありますが、優先順位がありしかし、ヤードバーズは外せないバンドですし・・・何て思って未だに買っていません!!
    実は私は、『Live Yardbirds! featuring Jimmy Page』の正規盤2枚(1枚は回収されたオリジナル盤、もう1枚はのちに通販のみ発売されたと言われる1枚、こちらの方が音がいいと言われている)を持っています。http://tetsu-pc2.blog.so-net.ne.jp/2009-10-18
    なので今回発売の『Live Yardbirds! featuring Jimmy Page』がどれだけ変わっているか?聴いてみたい気もしますし、68年スタジオ録音セッション??も聴いてみたいな?と思います。JDさんはこの2枚組はお薦めですか?(つまらない質問で申訳ないです)

    Re: No title

    Columbiaさん、こんばんは。

    > これは私も購入したかったのですが、値段が高く、この年末の発売ラッシュの中で購入リストからは外さざるをえませんでした。もうちょっと値段下がるかなと思っていましたけど、結局発売まで全然下がりませんでしたね。

    そうですね。それでも発売前の価格は7千円に近かったので、それに較べて今が買い!と判断して購入しました。
    僕が買った時点だと、海外での値段もPageの直販サイト?以外はUS$50以上していたので、日本が一番安かったです。
    今はまたちょっと値段が上がってますが。

    > それに僕はYardbirdsはペイジ期はあまり馴染みがなく、クラプトンとベック在籍時の録音が一番好きでしたので今回は購入しませんでした。もちろんもうちょっと価格が安ければ買いたかったですが。。

    このライブは、スタジオ録音の『Little games』よりは気に入ってます。
    リプロ盤を2枚も持っているので(苦笑)、もしかすると1stの『5 live yardbirds』と変わらぬほどに聴いてるかもしれません。

    Re: 買おうか迷っています・・・

    TETSUさん、こんばんは。

    > これ私買うか?買うまいか?迷っているのですよね~

    迷う必要は無いと思いますよ!
    オーバーダブされた歓声なしで演奏のみを良い音で聴けます。
    特にTETSUさんのような、このアルバムが好きな人は逃すべきでないと思いました。

    > 実は私は、『Live Yardbirds! featuring Jimmy Page』の正規盤2枚(1枚は回収されたオリジナル盤、もう1枚はのちに通販のみ発売されたと言われる1枚、こちらの方が音がいいと言われている)を持っています。http://tetsu-pc2.blog.so-net.ne.jp/2009-10-18

    久しぶりに見せてもらいました。素晴らしいですね!
    実は今年、EPIC正規盤が4千円しないくらいで売られているのを見たんですが、悩んだ挙句買いませんでした。結果的にはこれを購入したことであの時買わなくて正解でした。あの嘘っぽい歓声は不要というか邪魔です。
    正規盤は聴いたことがありませんが、音質は確実に向上していると思います。
    あとは、どれくらい値段が下がるかですよね。

    No title

    JDさん!!
    やっぱり買っちゃいました、アナログ盤。
    これはもう別物の様に感じます、こんなに音良かったのですね・・・観客の歓声(悲鳴?)はかなり無くなり音にクリアで尚且つ太くなってもう感動です。鳥肌が立ちました。いや~JDさんのおっしゃるとおり買ってよかったなぁ。しかし、私に届いたアナログ盤は2枚目のスタジオ録音盤に音には出ていないようですが傷があったのと少しではありますがアウターケースの角に打痕が見られ交換返品となりました・・・残念。明後日位に届くと思います、それとあまりに良かったのでCD盤も新たに注文しました("^ω^)・・・

    Re: No title

    TETSUさん、こんばんは。

    > これはもう別物の様に感じます、こんなに音良かったのですね・・・観客の歓声(悲鳴?)はかなり無くなり音にクリアで尚且つ太くなってもう感動です。鳥肌が立ちました。いや~JDさんのおっしゃるとおり買ってよかったなぁ。

    そうだと思いましたよ(笑
    正規盤にせよリプロ盤にせよ、過去に聴いたことがある人にはお勧めだし、特にあのLPが好きだった人は聴かないと後悔する気がしました。

    >しかし、私に届いたアナログ盤は2枚目のスタジオ録音盤に音には出ていないようですが傷があったのと少しではありますがアウターケースの角に打痕が見られ交換返品となりました・・・残念。明後日位に届くと思います、

    それを聞いて、僕もレコード2枚目の検盤をしましたよ。実はまだ聴いてないし、インナーに入ったまま取り出しもしていませんでした。盤面に傷は無くて、ほっとしました。

    >それとあまりに良かったのでCD盤も新たに注文しました("^ω^)・・・

    そのCDですが、どうやら初回流通分は(アナログと違って)一瞬音が途切れるエラーがあるそうです。
    どうぷさんのブログの最後に紹介されてありました。
    http://dope6260.blog.fc2.com/blog-entry-205.html

    先日のRolling StonesのOn airでは「Last time」で、同じパートの繰り返しがあったし、このところこういう不良が頻発していますね。何やっているのやら……。



    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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