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    SupraphonのLP ドヴォルザーク/スラヴ舞曲集

    Supraphonはチェコの会社で、クラシックがメイン。
    日本では今もDENONが配給を引き受けているのかな?

    僕はSupraphon作品を、これまでCD(輸入盤・国内仕様盤)あるいは国内仕様のLP(日本プレス)でしか聴いたことがなく、いつかはチェコ盤のレコードで聴いてみたいと思っていた。そしてようやくその機会を得た。

    Dvořáka(ドヴォルザーク)のスラヴ舞曲集全曲入り2LP、
    指揮:Karel Sejna、演奏:Czech Philharmonic Orchestra

    schdvoslav (16)
    *箱入り2LPセット



    これを買った理由は、先に書いたこと以外にステレオ録音だったから。
    モノラル盤を聴きたいと思わないのは、以前記したが、クラシックのステレオ録音でなおかつ録音年代が古いもの(60年代までのもの)は、それが優秀録音ではなかったにしても、自然な音空間を得られるものが多いと思っているから。
    そして、そのステレオ空間の再生・再現は本当に楽しい。

    Supraphonの『スラヴ舞曲集』は、調べると1959年のステレオ録音だった。僕が購入したセットは70年代の再発盤のようだ。
    それにしても、ジャケットの絵は趣があってとても良い感じ。

    schdvoslav (14)
    *箱の質感が伝わるだろうか?

    で、肝心の音はと言うと、僕の期待を全く裏切らないものだった。
    当時としては非常に良いステレオ録音だったのではと思える。

    録音は、3マイク(左右+中央)によるものか?中央は左右2本のマイクとは別に単体で収録されているように聞こえる。そのあたりの実際の話は何も知らないのだが、音での判断のみで。

    それにしてもサウンドステージが広く、空間が大きい。
    演奏はエネルギッシュでダイナミック、これぞオーケストラという印象を受ける。

    schdvoslav (12)
    *箱の中に解説が印刷されている

    残念なのは盤質。それは聴かれすぎて擦り減ったのでなく、プレス品質というかビニールの質というか、製造品質に起因するもの。スクラッチノイズが多い。

    僕のようにノイズの多い盤に慣れている者でも、もう少し軽減されていたならもっと演奏のダイナミクスを感じることができるのにと思ってしまう。小音量時の静けさが大きく違ったことだろう。

    また、全体のサウンドもこの盤質のせいで微妙に荒れた音になっているはず。そのあたりはクラシックゆえと言う事もあって残念だ。

    schdvoslav (7)
    *レーベル、盤はオートチェンジャー対応で1/4と2/3のカップリング

    音質比較のために同じ演奏の国内盤を買おうかと思ったが、まだ十分に楽しんでいないので、もっと回数多く聴いてからで良いかな、と。
    因みに、僕が見かけた国内盤の中古LPはなんと、片面に8曲ずつ収録の1枚もの。そうなると、純粋な比較にはならないなぁ……。

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    テーマ : クラシック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード LP Supraphon チェコ盤 Dvořáka ドヴォルザーク スラヴ舞曲集

    コメント

    Secret

    ケースしっかりしてますね

    久しぶりのクラシックネタで、
    書き込みました。
    スプラフォン、チェコのレーベル
    なんですね。
    以前ロイヤルバレエ・ガラの話を
    させて頂きましたが、最近スペイン
    のブルームーンというレーベルから
    再発されたのを知り、注文して
    みました。
    主にJAZZを取り扱うレーベルらしく、
    クラシックは初めて?のようで
    果たして・・・。
    JDさんの記事を見て、盤質が不安に
    なってきました。

    No title

    くまくまくんさん、こんばんは。
    お久しぶりです。

    >以前ロイヤルバレエ・ガラの話をさせて頂きましたが、最近スペインのブルームーンというレーベルから再発されたのを知り、注文してみました。

    それ、僕も悩んだ挙句注文しましたよ。
    少し前に届いてA面のみ聴きました。最近のプレスの割には若干盤質は粗い気がしましたが、紹介したSupraphonのLPよりは確実に盤質は良いです。

    気になるのは、このブルームーンってレーベルが使ったマスターの素性がわからない(記載ない)点です。
    大元が良いから音は良かったですが、それが100%のクオリティを伴ってカッティングされているかどうか僕にはまったくわかりません。


    No title

    JDさん、こんばんわ。
    Supraphonとくれば僕の登場です(笑
    東欧ロックのコレクターの話によると、あちらのレコは盤質は元々あまりよくないようで、当たりはずれもかなりあったようです。
    Supraphonのレコを製造しているラインの動画を見たことありますが、西側より少し前時代的な印象でした。
    東欧盤はプレス自体が雑なものもあるようで、買い替えても同じところで音飛びするものもあるとか(笑
    ジャケはかなりペラいですが、コーティングされていて悪くありませんが、70年代後半くらいになると品質が落ちていきます。

    あと、西側のRIAA特性などとの共有は、おそらくしていないだろうということです。

    やはり旧共産圏の物は、品質面で落ちるものが多いですね。
    特に、東欧が経済的に凋落していった70年代以後は(苦笑

    ただ、Supraphonの当時の録音技術は旧東ドイツのAmigaと並んで、西側に劣らないものがあるとは思います。
    ステレオミックスは68年くらいでもかなり優秀な部類に入ると思います。


    No title

    Grahamさん、こんにちは。お久しぶりです。
    情報ありがとうございます。

    言われるまで自覚していませんでしたが、チェコは当時まだ東欧圏で東側でしたね。そうか、となると当時のSupraphonのプレス品質も若干落ちて当たり前かと思いました。

    Supraphonの録音は、Denonからの国内盤LPやCDだと十分に良い音で録音されているので、オリジナル盤で聴きたいという欲求があったわけですが、盤質は期待できないわけですね。

    いつか60年代プレスのステレオ録音盤を適価で見かけたら、また試しに聴いてみたいと思いました。

    この2枚組は、箱はしっかりしているし盤も十分な厚みがあってオイルショック時のようなペラペラ盤ではないですが、本当に盤質だけが残念に思えます。

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲)意味のExtended Playの略で、両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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