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    Pet sounds のアナログ盤 45回転2枚組

    先日、BeatlesのUSB boxを聴いて「これが手に入るデジタル音源の最高音質なのか」と思った。

    長年の期待が膨らみすぎていたこともあり、予想していたほどに高音質に思えなかった。うまい言い方が見当たらないが、なんと言うか〝音質の天井が見えてしまった〟気がした。もうこれ以上はないのだから、さらに高音質を追求するには機器をグレードアップするしかない、と。

    実は同じような印象を(その前に)持ったのがこれ。

    PetSounds45s (17)
    *2枚組なので見開きジャケット、表裏はコーティングあり

    Analog Productionsから発売された45回転 2枚組の『Pet Sounds』モノラル盤。



    確か2015年だったと思うが、Analog ProductionsからBeach boysの60年代のアルバムが高音質盤としてLPとハイブリッドSACDで再発された際、『Pet Sounds』はLPを購入できなかった。注文を入れたが品切れになってしまった。

    それもあり、45回転の2枚組仕様で出るとわかるとすぐに予約を入れた。
    僕が予約したのはモノラル盤のみ。それは前回も同様だった。ハイブリッドSACDにはmono/stereo両方が収録されているのでコストパフォーマンスは一番高い。

    PetSounds45s (8)
    *ジャケット裏面、表面ともども若干ピントが甘い作りに思える、コピーっぽいと言うか

    僕は本来ステレオ盤の方が楽しめるので、前回Analog Productionsから出た高音質LPはステレオ盤のみを購入した。でも、『Pet Sounds』はモノラルだけがオリジナルなわけで、オリジナルアナログマスターからの製造なのであれば迷わずモノラルを選択。

    でもモノラルゆえに、再生したとしても眼前にステレオ空間が再現されるでもなく、同じくDCCから出た高音質LPとの比較としては、音にゆとりがあるのが大きな違い、あるいは、モノラル空間の立体感にも余裕が出るってところか。

    PetSounds45s (1)
    *LPと内袋

    以前、同じくAnalog Productionsから発売の『Elvis is back!』の45回転 2枚組の脅威の高音質(ページ最後に登場)にはどぎもを抜かれた印象が強く残っていたので、今回もそれに近い驚きが訪れるのを期待していたが、モノラルではそうはいかなかったようだ。


    だから、冒頭に記したとおり、『Pet Sounds』モノラルLPの音質の天井が見えてしまった気がした。LPではこれ以上を望めないのだから、後はオーディオ機器のグレードアップ以外に音質向上の道はない、そんな気がした。

    そうそう、関連する話として、昨年発売の『The Pet Sounds sessions』の増強版に収録された192/24のBD-Aモノラル音源をOppo UDP-205で8月に聴いた時も「なんだこの程度か」という印象だった。

    PetSounds45s (9)
    *ジャケット内側部分
    PetSounds45s (13)
    *クリックで拡大


    『The Pet Sounds sessions』の増強版Box set収録の192/24のモノラル音源は、これまでに発売されたデジタルメディア用に使用されたオリジナルアナログマスターとは完全に別のマスターから制作されている。それは、『Carl and the Passions – "So Tough"』に付属していた『Pet sounds』(当初、2枚組セットで発売)のマスターだと言う。

    音質的に「この程度か」と言う印象を受けたのは、まだUDP-205が実力発揮できていなかったからなのかもしれないが、あの時は『Carl and the Passions』用のマスターだからじゃないのか?と疑った。でも、Analog Productionsからの45回転盤を聴く限り、やはりこのあたりが音質的に限界なのだろうと思えた。

    いつかわからないが、次回オーディオ機器をグレードアップしたなら、今度は45回転盤と通常盤との差が大きく出るかもしれないし、BeatlesのUSB boxとCDとの差がもっと開く可能性もある。結局音質は、ソフトとハードがひとつになってのこと。


    最後になるが、(ご存知の方も多いかもしれないが)7~8月に『Pet sounds』の音源について調べていた際に知ったものすごく情報量の多いBeach Boys ファンサイト「ビーチ・ボーイズ・ガイド」を紹介しておく。

    『Carl and the Passions』用の『Pet sounds』を除くと、これまでCD、SACD、DVD-Aになった『Pet sounds』の音源には2種類あるようだ。そのことを僕はここで初めて知った。他にもCD化された音源についての情報が山ほど網羅されている。




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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : Pet sounds LP アナログ レコード ペット・サウンズ ビーチボーイズ Beach boys

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    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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