FC2ブログ

    Beggar’s Banquetの初期CDと2002年リマスター盤

    先日、初期CDの音質を再評価をしていると書いたけれど、当然のことながらケース・バイ・ケースであって、後にリマスターされたCDの方が音質向上していると思うものもある。

    Rolling stonesの名盤『Beggar’s Banquet』は、まさにそのケース。

    BeggersB (10)
    *初期Abkco CD


    『Beggar’s Banquet』は、初期CDよりも2002年リマスターの方が明らかに使用マスターの世代が若い。それは02年のSACD/CDハイブリッド盤のCD層の音で比較しても明らかだ。

    BeggersB (4)
    *2002年リマスター

    両者を比較すると、初期CDはマスターテープの痛みが聴き取れるが、2002年リマスターは、そのような衰えを感じさせないフレッシュな音だ。また、周波数レンジ的にも2002年リマスターの方がレンジが広い。

    唯一、初期CDだけにあるものと言えば、従来からのLPと同じテープスピードという点ゆえの親しみぐらいか。

    BeggersB (8)
    *初期CDケース裏面のデザインに従来デザインの名残あり

    実は、初期CDの方が〝空気感〟がしっかりと収録されているのかな?と推測していたが、その点においても、初期CDと同等あるいはそれ以上に2002年リマスターのほうが〝空気感〟再現に優れることもわかった。
    特にSACD層で聴くと、なおさらだった。

    初期CDでは不明瞭だけど、2002年リマスターでは、定位やニュアンスがしっかりと再現されるので、面白い録音・ミキシングにも気づく。一例としては、A-2「No Expectations」のボーカルだろうか。

    僕のオーディオで聴くと、Mickの声は時々中央寄りから右チャンネル側にはみ出し、かと思えば中央寄りに戻ったりと、歌声の定位が一定でない。本当に動いている。

    これはいったい、どうやったらこんな風になるのか?もしかして、ベーシックトラックはボーカルを含めた一発録音で、Mickの声(歌)が別のマイクにも拾われていたのだろうか?左チャンネルのアコギ側には歌があまり入ってこないから衝立を立てたのか?などと、いろいろ想像を膨らませてしまうのも楽しい。

    BeggersB (2)
    *SHM-SACD

    『Beggar’s Banquet』に関して別の話をすると、僕はシングルレイヤーのSHM-SACDも持っていて、これとハイブリッド盤のSACD層とで音を比較すると、もしかすると思い込みなのかもしれないが、シングルレイヤーの方がより静かに、つまり高音質に鳴る気がする。

    シングルレイヤーの方が信号記録面で有利なため、それがそのまま音として再現されているのかな?と思えなくもない。残念ながら同一のプレーヤーを2台持っているわけでなく、2枚を交互に聴くため、完全なブラインドテストになっていないのだが。



    最後に、『Beggar’s Banquet』とは全く関係のない話だが、Oppo UDP-205JPが通電開始から6週間を経過。

    この2週間は、ブルーレイ(米国ドラマ)観賞用としての使用しかしていなかった。久しぶりにオーディオにつなぎ、CDやSACDを再生すると、音質はそれ以前と見違えて良くなっていた。特に驚いたのは中低域の力強さ。パワーのある音だ。

    CDの音はDENONのDCD-2500NEよりも良くなっている気がする。
    SACDでも音の気配と言うか微妙な息遣いの再現などは優れているように思えた。但し、音にほんの少しDCD-2500NEのような明るさが欲しい気もする。
    印象としては、DSD(SACD)よりもPCM系のCD、DVD-Audio、BR-Audioのほうが鳴らしやすいのかなとも思えた。
    あくまで、僕のオーディオシステムでの使用による印象だけれど。


    関連記事
    スポンサーサイト



    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : Beggar’s Banquet Rolling Stones ローリングストーンズ

    コメント

    Secret

    No title

    JDさんこんにちは。

    私もアブコの古いCD、ハイブリッドSACD、シングルレイヤーのSACD持っていますが同じ印象です。ハイブリッドは音が硬くて派手な印象で、シングルレイヤーは静謐な感じありますね、そして音が良い。私は断然シングルレイヤー押しです。

    Re: No title

    Columbiaさん、こんにちは。

    > 私もアブコの古いCD、ハイブリッドSACD、シングルレイヤーのSACD持っていますが同じ印象です。ハイブリッドは音が硬くて派手な印象で、シングルレイヤーは静謐な感じありますね、そして音が良い。私は断然シングルレイヤー押しです。

    Columbiaさんはブログで、ハイブリッドSACDの音に不満を持たれているように書かれていましたね。
    実は僕のところでは、書かれていたような感じの音には聞こえません。
    それが盤由来の音なのか、部屋や機器によるものなのか、僕には何とも言えませんが。
    なので、シングルレイヤーとハイブリッドは、ほぼ同じ音色・音調・音傾向です。シングルレイヤーの方が静かという印象です。要するにS/N比が上がっているんでしょうね。


    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「シングル」は片面1曲、両面で2曲収録。「EP」はシングルよりも曲数を多く収録する(標準は4曲)"Extended Play"の略。両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    06 | 2020/07 | 08
    - - - 1 2 3 4
    5 6 7 8 9 10 11
    12 13 14 15 16 17 18
    19 20 21 22 23 24 25
    26 27 28 29 30 31 -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR