France Gallの最初の30cm(12インチ)LP

    前回記した通り、France GallのLPには2種類あって、最初に出たのは25cm(10インチ)LPだった。そして、30cm(12インチ)LPとしては、これが1枚目となる。

    FG_12inch1st (1)
    *フランスオリジナル盤、コーティングあり

    当時のフランスの慣例で、アーティスト名がそのままアルバム名の『France Gall』(ネットによれば発売は64年の8月)。
    現在では区別用に、あえて収録曲の「Mes premières vraies vacances」をアルバム名につけて再発されている。



    前回、4枚目のEP裏面に、このアルバムジャケットが掲載されていると紹介したように、3枚目のEP以降~4枚目のEPの間ぐらいの発売なのだろう。あるいは4枚目と同時とか。

    FG_12inch1st (8)
    *ジャケット裏面、上下に折り返しあり(このLPの下に再発盤を敷いているので二重に見える)

    実際、収録された全12曲は1枚目~3枚目のEP全曲だ(4曲x3枚)。
    なので、EPを買っていたファンは、わざわざLPを買う必要はなかったかもしれない(最初の10インチLPを持っていた場合には、不足曲をEPで補えばよい)。購買層が10代ならなおさらだ。

    それゆえか?バカ売れしたと思われる次の30cm(12インチ)LPに比べて、市場に出回っている数量は少ない。だから、僕もかなり高額で入手した(当時はebayなど無かったので、現地のレコード屋を回って購入)。

    FG_12inch1st (32)
    *フランスオリジナル盤レーベル(モノラルのみ)

    France Gallが当時の同世代(yé-yé時代)の歌手と少し違う点は、オリジナルのジャズっぽい曲を持ち歌にしていた点。

    まだ紹介していないが、1st EPに「Pense à moi」を収録。2nd EPにはその手の曲は無いが、初期の代表曲のひとつ「N'écoute pas les idoles」を収録。そして、前回紹介したように3rd EPには「Jazz à gogo」を収録している。当然このLPにも全て収録。

    FG_12inch1st (24)
    *こちらは90年代半ばに日本向けに発売された英国プレスの再発盤、コーティングなし

    FG_12inch1st (16)
    *ジャケット裏面には折り返しなし、使用写真がコピーっぽいが、それほど悪くは無い

    僕が思っているだけかもしれないが、もう一つのFrance Gallの個性は、高音域をソフトに歌う特徴的な歌唱法だろうか。裏声のような気もするし、そうでないような気も(笑)。

    70年代半ば以降、アイドルでなく大人の歌手と認められてからも、その歌唱法は変わらなかった。とてもFrance Gallっぽい歌い方だ。それは最初のEPから聞ける。

    FG_12inch1st (28)
    *再発盤レーベル(白のみ)、音源はオリジナルのモノラルマスターを使用と推測、音質も問題なし、現在の中古相場はAランク品で1200円前後か


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    tag : France Gall フランス・ギャル フランス盤 LP レコード 再発

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    No title

    JDさん、こんにちは

    フランス・ギャルの声は大好きです。低めで、かつガーリーな可愛げがある地声と、ウィスパー気味の声と。
    自分がハマったのは、1989年のベストからです。1曲目の Bebe Requinの出だしのウィスパー、次のJazz A gogo と、いい曲ばっかりでやられました。
    そして、お決まり?の4CD BOXへ。
    当時、国内盤アナログでもかなり高かったという印象がありました。もっぱらCDで聞いていました。
    その後、リマスターの3CD BOXが音がいいとの評判だったので、少ししたら買おうかと思っていたら、入手困難のプレミア価格になってしまいました。
    フランス・ギャルでいくつか空耳アワーに投稿しましたが、今の所全部不採用です(笑

    Re: No title

    ニブさん、こんばんは。

    > フランス・ギャルの声は大好きです。低めで、かつガーリーな可愛げがある地声と、ウィスパー気味の声と。

    ニブさんもファンでしたか!

    > 自分がハマったのは、1989年のベストからです。1曲目の Bebe Requinの出だしのウィスパー、次のJazz A gogo と、いい曲ばっかりでやられました。
    > そして、お決まり?の4CD BOXへ。

    僕も4CD BOXと、その後に89年ベストの(CDでなく)レコードを買いましたよ。この二つは定番でしたね。
    カートリッジのリード線を6N(8Nだったかも?)銅線に変更したら「Bebe Requin」の木琴?の音がすごくリアルになって、確実に音質のグレードが2ランクほど上がって喜んだ記憶があります(笑)。

    > 当時、国内盤アナログでもかなり高かったという印象がありました。もっぱらCDで聞いていました。

    紹介した再発LPが登場するまでは、アナログは例のベスト盤以外は手が出ませんでしたよ。

    > その後、リマスターの3CD BOXが音がいいとの評判だったので、少ししたら買おうかと思っていたら、入手困難のプレミア価格になってしまいました。

    4CD BOXから音源が変わった記憶があります。擬似ステレオっぽい音源が正しいモノラルマスターに変更されたりしてました。それとPhillips時代の終わり頃の曲が収録されて、CDでは3枚組ボックスでしか聴けなかったですね。
    その後、いろんな編集盤が出ているので、そのあたりは今はよくわかりません。

    > フランス・ギャルでいくつか空耳アワーに投稿しましたが、今の所全部不採用です(笑

    それは残念ですね、是非いくつか教えてください。同じように聞こえるか試したいです(笑)。

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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