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    Anthology 2/Beatles

    新装版の『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』は今日届く予定。
    昨日は、過去の振り返りとして、久しぶりに『Anthology 2』を聴いていた。

    ANT2 (3)

    英国盤(3LP)で聴いたが、「こんなにも音悪かったっけ?」と思ってしまった。


    「Strawberry Field Forever」の弾き語りテイクが顕著だが、ノイズリダクションによって、とても不自然な音になっている。ある帯域がカットされて、とっても聴きづらい。

    バンドでのスタジオ録音の音源に関しても、マルチトラックのトラックごとにノイズリダクションの影響が異なっていて、中には高音域がばさっと切られているように感じる楽器があってどうにも不自然な音になっているし、何といっても全体の音が硬い。

    ANT2 (8)
    *ジャケット内側の一部

    たぶん『Anthology 2』を最後に聴いたのは10年近く前のことだと思うが、その音質に関して、どの程度のクオリティであったかをしっかりと把握できたのは今回が初めてだった。

    とは言え、発売当時にも一連の『Anthology』LPシリーズの音よりも、60年代に発売されたLPの音質のほうが良い、とBeatles好きな友人には話していた。英国盤での比較として、当時はそう思えた。ただし、当時の印象としては、『Anthology』シリーズは中音域の密度が薄いという感覚だった。あるいは、音が豊かではないという印象(掴みにくい表現だとは思うが)。

    また、もしかするとこの作品は、LPで聴くよりもCDで聴いたほうが音が良い可能性がある、そうとも思えた。

    ちょうどレコードの4面、5面が、シングル「Strawberry Field Forever/Penny Lane」とアルバムSGT関連の曲を収録しているので、予習に向いていたことは確かなのだが……。

    ANT2 (15)

    ANT2 (18)


    『Anthology 2』は、曲の制作過程を示すことに重点を置かれた作品だ、と発売当時に思ったし、何よりもダビング前の音を聴くことで、曲によってはBeatlesのバンドらしさが垣間見られ、それがとても嬉しかったりした。

    発売当時は、やたらとDrumsを強調したミキシングをしているなぁと感じたが、1960年代と90年代とではrock/popsのサウンドに占める低音域の比重が上がっているので、そうなって当然だった。その間の30年ほどを通じて、作り手も聞き手も耳が変化してしまっているのだから。

    それに加えて、Beatlesのこの時期の録音では、Drumsの音がそれ以前から大きく変化している。ゆるいチューニングの重い音を使うようになった。それこそが、当時の彼らの求めていたサウンドなのだろう。そして、それゆえに『Anthology 2』のこの時期ではDrumsの音が余計に目立つ。

    まだ聴いていない新装版(remix)のアルバムについて、Amazonのレビューと読むと、Drumsやguitarの迫力アップを多くの人が指摘しているが、『Anthology 2』を聴いた時点でも同じことを思った人が大勢いたのではなかろうか?……などと久しぶりに思い出してしまった。



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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : ビートルズ Anthology 2 Beatles レコード LP

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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