Fresh Cream 英国盤の変遷

    内容的には3CD/BD set edtionと完全にかぶる、『Fresh Cream』6LP Deluxe Edition も予定通り購入し、今月初めに届いていた。
    でもまだ開封したのみで再生できておらず。
    その代わりと言っては何だが、『Fresh Cream』英国盤の変遷をまとめてみようか。

    freshcreamLPs (2)
    *英国オリジナル盤(こちらはMono)




    『Fresh Cream』発売は1966年の12月。The Whoの『A quick one』と同時期(ネットで調べると後者の方が数日早いとある)。
    英国初版は、Reactionレーベルからの発売で、Mono,Stereoの両方が発売された。

    その後、Mono LPでの再発は、今回の『Fresh Cream』6LP Deluxe Editionが初めてと思われる。
    そのため、ここからはStereo盤のみに絞った話。

    最初の再発盤は、ジャケット、タイトルが共に変更され、Polydorから(たぶん廉価版として)の登場。ジャケットやレーベルの作りから推測するに1970年前後の発売か。
    これがその再発盤『Full Cream』。

    freshcreamLPs (26)
    *ジャケットは表裏ともにコーティングあり

    収録曲はオリジナルReaction盤同様の10曲のみ。

    このレコードの最大の難点は音質。
    どういうわけか?高域におかしな癖があり、音としては強調感がある。
    と同時に、それに関連しているのかどうかは不明だが、(低い音ならハム音と言うべきだが)「ピー」と言うようなノイズが音源に混入しており、音が小さくなるフェードアウト部分でしっかり聴き取れる。
    気になるのは曲終わり部分のみではあるが、製造工程で混入したノイズと思われる。

    このLPはReactionレーベルのstereo盤よりも半値~1/4程度の安価で買えるのだが、指摘の音を踏まえるとお勧めしづらい。

    次の再発は、1970年代半ばの再発と思われ、またしてもジャケット、タイトルが共に変更されている。
    これがその再発盤『Cream』。

    freshcreamLPs (24)
    *日本でも安価で出回っている

    ジャケットの左下に『Fresh Cream』に2曲追加してあることが記されている。

    freshcreamLPs (19)

    つまり、この時点で英国盤もドイツや日本で発売された12曲仕様となった。
    この時に収録された「Coffee song」は、国内LP収録のミックスとは異なり、ギターが左右にパンするミックス。

    そして80年代になって、polydorが60年代の名盤の再発を始めた際にも登場。ようやくオリジナルジャケットのデザインが復活(やや、赤みが強い気がする)。

    freshcreamLPs (14)
    *ジャケットにコーティングはないが艶あり

    この時の再発は、前回の『Cream』と同様、12曲仕様。

    freshcreamLPs (9)

    freshcreamLPs (6)
    *レーベル

    ここまでがアナログマスターを使用した英国での再発盤。
    紹介したLPのうち、後半の2枚は音質的に問題ない。

    90年代以降は、高音質LPを発売する会社から英国あるいは欧州盤として何度か再発されているが、僕の考えでは、それらはすべてCD用のマスターを使用したLPあるいは、近年はHi-res音源をマスターにしたLPも登場していた(但し、過去紹介した全アルバムを収めたボックスセットに関しては、マスタリングに良い印象を持っておらず)。


    なお参考情報として、米国でも(たぶん1980年前後に)英国オリジナルジャケットを使用した『Fresh Cream』がRSOレーベルから発売となり、英国初版準拠の10曲入りだった。ジャケット裏面は、白黒反転したようなデザイン。
    今回は対象外と思い、写真撮影しておらず。



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    ジャンル : 音楽

    tag : Cream クリーム フレッシュ・クリーム LP Fresh cream Deluxe Edition

    コメント

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    こんばんは・・・

    毎度です。
    Creamは私も大好きで『Fresh Cream』、『Disraeli Gears』、『Wheels of Fire』の3タイトルはMONO盤、STEREO盤共に所有しておりますが、私の耳にはSTEREO盤の音の方が心地よくこちらをよく聴きます。特に『Fresh Cream』は3人の個性のぶつけ合いが素晴らしくて未だに私の中では名盤です。私的にはクラプトンはヤードバース⇒クリーム⇒ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトンまでで正直ソロになってからのクラプトンはあまり好きではありません(でも一応ソロも揃えていますが・・・)私も久しぶりにレコードで聴いてみようかなぁ・・・

    Re: こんばんは・・・

    TETSUさん、こんばんは。
    ぎっくり腰、良くなりましたか?ちょっと心配していました。
    僕はGW中に風邪で数日寝込んでました。なんのための休みだったのか…。

    > Creamは私も大好きで『Fresh Cream』、『Disraeli Gears』、『Wheels of Fire』の3タイトルはMONO盤、STEREO盤共に所有しておりますが、私の耳にはSTEREO盤の音の方が心地よくこちらをよく聴きます。

    『Fresh Cream』もstereo派なんですね。僕はこのアルバムに関してはMono>Stereoですが、それでもStereoも良く聴きます。

    > 特に『Fresh Cream』は3人の個性のぶつけ合いが素晴らしくて未だに私の中では名盤です。

    僕もと言うか、僕は彼らのアルバムの中で一番良く聴くのがこれですね。
    個人的にはCreamのアルバムで一番好きです。

    > 私的にはクラプトンはヤードバース⇒クリーム⇒ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトンまでで正直ソロになってからのクラプトンはあまり好きではありません(でも一応ソロも揃えていますが・・・)

    お?TETSUさんもでしたか。
    僕はYardbirdsからBlind Faithまでかな。ソロ以降は僕も何故か興味がないんですよ。
    だから持ってるLPもソロだとほんの数枚のみです。



    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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