All Things Must Pass

    *4/2追記:文末の方の友人の説は、独自の説だったみたいなので、そのあたり補足を加えることにした


    『All Things Must Pass』は、George Harrison の1stソロアルバムだと僕は思っている。それ以前の2枚は扱いが異なる、と。

    僕はオリジナルミックスの3枚組LPセットを3種類(米蘭豪)持っている。そのうち、英国原盤を使ってプレスされたのはこのオーストラリア盤のみ。

    AllTMP (8)
    *オーストラリア盤:箱入りでない、3面タイプジャケット、コーティングあり




    今年になりGeorge Harrison のLP Boxが発売されたが、僕は熱心なファンではないので、Boxどころかアルバム単体での再発の1枚も購入しておらず。

    でも、どうぷさんのブログや他の方のところで最近本作が取り上げられているのを読み、久しぶりに聴きたくなって引っ張り出してきた。

    AllTMP (14)
    *ジャケットを開いた内側に歌詞

    この作品は、正直なところ3枚組でなく2枚組で発売したほうが良かったような気もする。LP3枚目は本当にめったに聴かない。2枚組を超えるとお腹いっぱいなのだ。

    とは言え、3枚目の質が最初の2枚よりもぐっと落ちるとも思っていない。うまく言えないが、例えるなら早すぎたボーナストラック群みたいなものか。25周年記念などのデラックス版で登場したぐらいのほうが喜ばれたのかな、と。

    それを最初からセットにしてしまったあたりに、当時のGeorge Harrison の置かれた心境も垣間見える気がする。
    つまり、ようやくBeatlesと決別して一人で歩き始めるに当たり、自分の中に蓄えてあったものはひとつ残さずさらけ出したい、そんな心境のまま新作制作に望んだのかなと。結果的にジャムセッションでさえもお蔵入りにできなかったのでは。

    AllTMP (11)
    *外側の面はコーティングあり

    それにしても、最初の2枚に収録された楽曲クオリティの高いこと。そのあたりは、Beatles時代のJohnとPaulの作品群から受けるクオリティが公表可否の判断基準としてしっかりとあったように思える。でも、それは最初だけかも。
    その後のアルバム収録曲のクオリティは『All Things Must Pass』のレベルからだんだん下がっていく、あるいはばらつきがあるように僕は思っている。つまり、この作品がピークだったと。

    AllTMP (5)
    *レコード取り出し口は上部にある

    でも、80年代に発売された能天気と思えなくもないアルバムは、かなり僕の好みだったのだが(あえて、どの作品とは言わないでおく)。

    AllTMP (2)
    *レコード1~2枚目は共通のレーベル(見えているのが表面)、背後の白いのは付属ポスター(英米と同じ)



    *4/2追記:以下の友人の説は、独自説・独自解釈のように思えてきた。
    なので、あくまで僕の体験談としての友人との会話と受け止めていただくのがベストかと……(失礼!).

    そう言えば、社会人になってからの話だが、「All Things Must Pass」は、「全ての物は(税関を)通さないといけない」という意味だと友人が言ってた。
    僕は(このアルバムを知った中学以来)てっきり「万物は(最終的には)過ぎ去る(=逝く)」という意味だと思っていたので驚いた。いや、きっとダブルミーニングなのだろう。違うのかな?
    彼によれば、Beatlesのメンバーの中で誰よりもお金に敏感だったのがGeorgeで、「Taxman」も「All Things Must Pass」も、彼のそういう傾向から生まれたのだと。僕よりもずっとGeorge Harrisonに詳しかった。





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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : All Things Must Pass George Harrison レコード LP

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    No title

    こんにちは。ジョージ自身は、ティモシー・リアリーの ALL THINGS PASS という詩から少しいただいたと言っています。歌詞の他の部分にそれらしい部分(ダブルミーニングも含めて)が見られないようですので、サビだけダブルミーニングで金の事を言っているというのはちょっと無理かなと。

    No title

    JDさんこんばんは。

    歌詞の件ですが、私も世の無常観を歌ったものだと考えています。何よりAll Things Must Passの歌詞全体を読めばお金に関する裏のテーマがあるとは到底思えない感じです。

    でも、そう解釈する人がいても一向に構わないとも思っています。捉え方が一つでないのが芸術作品の面白いところだと思いますので!

    Re: No title

    ニブさん、こんにちは。

    > 歌詞の他の部分にそれらしい部分(ダブルミーニングも含めて)が見られないようですので、サビだけダブルミーニングで金の事を言っているというのはちょっと無理かなと。

    そうでしたか。
    友人の説がジョージ・ファンの間で初耳に近いのなら、友人独自の見解だったのかもしれません。
    そうなると、訂正あるいは補足しておかないとまずいです。
    ありがとうございました。


    Re: No title

    Columbiaさん、こんにちは。

    > 何よりAll Things Must Passの歌詞全体を読めばお金に関する裏のテーマがあるとは到底思えない感じです。

    友人の説が、彼独自の見解・説だったように思えてきました。
    そんなことも知らなかったのか、みたいに自信満々に話していたので、てっきり有力な説だと思っていました。

    > でも、そう解釈する人がいても一向に構わないとも思っています。捉え方が一つでないのが芸術作品の面白いところだと思いますので!

    まぁ、解釈と言うならば、そうなのだろうとは思いますが(苦笑)。
    どうもありがとうございます。

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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