Who Came First

    Pete TownshendのソロアルバムのいくつかがLPで再発された。
    今回の再発にあたり、近年のWhoの再発LPと同様、Abbey Road studioでのHalf Speed Mastered盤となっている。

    僕は3枚のみ注文しているが、そのうち1枚のみ届いた。1972年リリースの『Who Came First』だ。

    whocamefirst (27)
    *ジャケット写真は残念な品質レベル

    日本での初版LPの邦題は『現人神』だったように思う。



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    *手持ちの英国盤とのジャケット比較

    早くも記憶が不確かだが、僕が最初に手に入れたのは米国盤だったような・・・・・・その後90年代初頭にRykoからCD化され、一番良く聴いたのがそのCDだった。
    次に英国盤、シングルスリーブの再発盤(オランダ盤だったか?)、さらにClassic recordsからの重量盤、そして今回のユニバーサルからの再発盤の順で購入している。

    whocamefirst (8)
    *こちらはClassic recordsからの重量盤、色味は英国オリジナルに近い

    このアルバムは一時(CDで聴きまくっていた頃)本当に大好きで、聴いているとまるで心が洗われるような気がしたものだ。

    内容に関して軽く紹介しておくと、ある意味、Peteの1stソロアルバムと言えなくもないが、Peteの曲以外に別のアーティストの曲が2曲収録されている。また、Peteの曲については、Peteのデモ録音(一人で演奏)をオフィシャルリリースしたようなものだ。

    何故そのような内容なのか?と言えば、Peteが師事していたMeher Babaのトリビュートアルバム(LP)がベースになっているからだ。
    トリビュートアルバムは2種類あって、その中にPeteの曲も含まれていたのだが、それらはごく少量プレスだったため海賊盤で出回った。その対抗措置として本作が企画された。

    僕はてっきりPeteのデモテープが盗まれた後に海賊盤として出回ったことに対する対抗措置だと長年思い込んでいたが、どうもそうではないらしい。トリビュートLP2枚には『Who Came First』に含まれるPete以外の2人の曲も含まれていた。

    と言うことで、僕の感覚では『Who Came First』は、Peteのソロアルバム第一弾とはちょっと違うような気がしている。『Empty glass』こそが正規の1stソロアルバムと言う認識だ。

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    *今回の再発盤のレーベルは英国盤仕様(画質悪くて失礼!)

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    *こちらはClassic recordsからの重量盤のレーベルで米国盤仕様

    久しぶりに聴いたが、収録曲の一部がLife house用の曲だったこともあり、やはり曲のクオリティが高い。でもそれ以上に、Meher Babaに捧げた曲が良い。心が洗われると感じてしまうのは、それらの曲(歌)から感じられる静けさであり、祈り的な雰囲気による。アルバムとしては、コマーシャルな内容ではない気がしていたが、このアルバムの本質はやはりMeher Babaに捧げた部分なのだろうと思う。

    念のために補足しておくと、僕は別にMeher Baba信者でない。でも、良いものは良い。

    whocamefirst (14)
    *今回の再発盤、白いカラーレコードだった。ポスターも付属。

    すぐに出てきた英・米盤、Classic records盤を聴くと、圧倒的にClassic records盤の音が良い。

    今回の再発盤は、最初音が掴みにくかったが、何度か聴くと、音の品位はClassic records盤に近いと思った。ただ残念なことに、僕のところに届いた盤は少しソリ気味。A面は凸なので、再生時にスタビライザーが必要。B面は逆に凹そりなのでまだ聴けていない。


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    ジャンル : 音楽

    tag : Who Came First 現人神 Pete Townshend レコード

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    No title

    JDさんこんにちは。

    本シリーズやはりかなり気になっておりました。
    私も本アルバム大好きで、おっしゃる通り心が洗われるようなそんなピュアな曲群が揃っているように思います。The Whoでは出しえない音作りであり、Peteのソロ作も本当に好きです。CDは非常に音いいですよね(アナログ盤は聴いたことないんです)。

    ただ、高いのでどれか一枚買う程度にとどめておこうかと思っています。

    それからカラーヴァイナルはホコリの積もり具合が見えないのでここが唯一嫌いな点ではあります。

    Re: No title

    Columbiaさん、こんばんは。

    このシリーズ、どのタイトルもカラーレコードでの発売なのかどうか?
    僕も詳しいことは知らないのですが、買ってみてわかったのは、
    Half Speed Mastered盤だったと言う事。
    音質的には、英米オリジナルよりもマスターに近い音のように思えました。

    > 私も本アルバム大好きで、おっしゃる通り心が洗われるようなそんなピュアな曲群が揃っているように思います。The Whoでは出しえない音作りであり、Peteのソロ作も本当に好きです。

    本当にそうですね。素朴であり、Meher Babaへの敬意と愛が感じられます。

    >CDは非常に音いいですよね(アナログ盤は聴いたことないんです)。

    RykoのCDしか持っていないので、他の再発CDは知らないのですが、僕も良い音をしていると思っていました。

    けれども、僕のオーディオがアナログ>CDという音質グレードだから、今回の再発LPの方が僕のところでは再生音質は上回っています。CD再生の方がグレードが高い装置ならば、当然逆も考えられます。

    > それからカラーヴァイナルはホコリの積もり具合が見えないのでここが唯一嫌いな点ではあります。

    確かに、そこは難点ですね。
    白だと余計にわかりません。

    No title

    JDさんこんばんは。

    HMVのサイトで見ると、今回のシリーズのLPがHalf Speed Masteredであることと、ヴァイナルの色の表記があり参考になるかもしれません。

    私が所有している唯一のCDは紙ジャケで、18曲入りのJon Astleyのリマスター盤です。私も他のは聴いたことがないのでなんですが、CD期においては結構仕上がった音なんだろうと予想しています。

    Re: No title

    Columbiaさん、こんばんは。

    > HMVのサイトで見ると、今回のシリーズのLPがHalf Speed Masteredであることと、ヴァイナルの色の表記があり参考になるかもしれません。

    書いてましたね。
    僕が注文している残り2枚は透明とgoldでした。

    > 私が所有している唯一のCDは紙ジャケで、18曲入りのJon Astleyのリマスター盤です。私も他のは聴いたことがないのでなんですが、CD期においては結構仕上がった音なんだろうと予想しています。

    Ryko CDは90年代初めに出て、それが世界初CD化でした。
    Jon Astleyのリマスター盤は、21世紀以降に出たものでしょうね。
    とりあえず、今回のアナログの音も、Classis records盤も音が良いので、それらをメインにしようと思います。

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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