ステレオサウンド社主催のイベントに参加  その2

    前回の続き。

    2曲目の『Art Pepper + Eleven』はボックスセット第2弾に収録。
    僕はこのアルバム、それほど好きにならなかったので、恥ずかしながら数回しか聴いていない。ところが、当日聴いた音のせいもあってか、全然印象が違ってとても良かった。

    IMG_0396480.jpg

    その後(終了後に)リクエストでかけてもらった『Way Out West』もボックスセット第2段に収録で、それも非常に良かった(僕が通常聴いているのは、これもオリジナルモノラル盤なのだが……)。

    それらから判断するに、ボックスセットを買うなら第2段か?
    いつか懐に余裕ができた時点でも在庫ありだったなら検討しよう。



    その後、日本の女性歌手が2曲続く。
    僕は邦楽を(ほんの少しの例外を除き)ほぼ聞かないこともあって、オーディオでそれらを聴いたのは初めて。
    IMG480.jpg
    *再掲(当日の再生予定リスト、2曲目は変更)

    松田聖子の曲は、歌と演奏の音質差が(特にDrumsの音の悪さが)際立っているように聞こえたし、歌声を含め、あまり良い録音には思えなかった。ちょっと強調している部分が目に付く(耳につく)と言うか……。次の太田裕美のほうは70年代後半の録音との話だったので、特に演奏については(松田聖子の曲よりも)音質的に優れる録音ではなかろうか?と曲がかかる前に予想していたらその通りだった。僕の感覚では、より自然な音作りのように思えた。

    それまでかかった曲の音から判断するに、このSonyのシステムはモニターライクな、粗は粗として出す、あるいはソースの音をできるだけ忠実に出すのかなと思えた。プレーヤーとスピーカーはそういう傾向があるような気がしたのだが。実際のところどうなのだろう?

    『Art Pepper Meets the Rhythm Section』の音色など、レコードで聞く音に近く、ユニバーサルからの同タイトルSHM-SACDを自分のオーディオで聴くと、もっときれいでさっぱりしている。つまり、僕が使っているデジタルプレーヤーの再生音はSCD-DR1ほどに忠実でないわけだ。あるいはマスタリングによる音色差も関係していることだろう。


    その後、グレン・グールドをガラスCDで聴き、音の実在感と言うか生々しさに驚いた。でも、これが僕の大好きなBeatlesやWhoだったとしても、僕は1枚のディスクに14万円もかけられる身分ではないな。
    でも、もしBeatlesなら高額でも数が出るかもしれない。3~5万円ならば購入検討しても良いので、商品化を検討してもらえないだろうか(笑)。

    続けて3作品、クラシックの名録音作品のシリーズ〝オーディオ名盤コレクション〟のSACDから聴いた。このシリーズから僕も『春の祭典』を先日購入したのだった。

    これが商品として面白いのは、ハイブリッドSACD/CDでなく、音質を追求してあえてSACDとCDの2枚組にしてあるところ。そのためにわざわざマスターテープを2回再生させているとのこと。1回はDSD用、もう一回はPCM用だ。そこまでやる商品も珍しい。


    さて、ここで書こうかよそうか迷ったのだが、実は6曲目も7曲目も(特に7曲目)、最大音量部分で音が歪っぽく聞こえた。それは、僕の耳には音量過多だったせいなのか(つまり、僕の耳が飽和したせいなのか)、あるいは、スピーカーには音量的に過大入力だったせいなのか、原因は不明だ。でも、これらは有名な優秀録音なのでディスクの音が歪んでいることは無いと思うから、仮に歪っぽくなるとするならその2点のどちらかだとしか思えず。

    普段あんな音量で聴くことがないからか、正直理由がわからない。
    とは言え、機器からすれば、あの程度の音量はまだ使用想定内だと思われる。
    他の参加者とは一切会話していないので、他の方の印象は不明だ。

    でも、6曲目と7曲目は1950年代のクラシックの優秀録音で、僕も片方は通常のCDで持っている。そこには歪などない。にもかかわらず、音が「結構きついなぁ」と文字通り感じたので、配線を含めたどこかに理由があるものと推測している。


    全体で90分の催しで、音の洪水を浴びたような印象だった。
    個人的には、さすがに自宅で聴く音量とまでは言わないけれども、もう少し音量を下げて進めてもらったほうが音を理解しやすいような気がした。

    最後に、今回のイベントにはステレオサウンド誌に執筆されている、嶋護さんが音盤案内役として参加されていて、嶋さんに会えるということが僕には最大の参加目的と言えなくもなかった。ご挨拶できただけでも福岡から参加した価値があった。

    とは言え、4月には大阪でも開催されるらしい。
    そうなると、福岡も巡業してくれそうな……。



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    テーマ : オーディオ
    ジャンル : 音楽

    tag : ステレオサウンド Sony store SACD特別体験会

    コメント

    Secret

    音の印象について

     名古屋のオーディオルームを
    訪れたのは今回で2回目でした。
    前回は毎月行われる試聴会で、
    ハイレゾ音源を体験するものでした。
    チューニングは、SONYのOBの方が
    毎月わざわざ東京から訪問して
    行っているそうです。
    その時、「SONYらしい素直な音
    だな」と思いつつも、高域がやや
    強調しているように感じました。
    今回何故音量を上げたかは不明
    ですが、私の耳には印象がマイナス
    方向に働いたのが残念でした。

     試聴プログラム中、Art Pepper
    の音源は気になりましたが、
    これに関してはモノラルの方が
    聴きやすく、むしろ気になったのは
    7番目のロイヤルバレエガラ。
    古い音源ゆえ難点はありますが、
    嶋氏の言われる通り、音場の広さ
    にはビックリでした。
    自宅に帰省のした折、是非自分の
    システムで聴いてみたいと思った
    一枚です。

    Re: 音の印象について

    くまくまくんさん、こんばんは。

    > 名古屋のオーディオルームを訪れたのは今回で2回目でした。
    > 前回は毎月行われる試聴会で、ハイレゾ音源を体験するものでした。

    当日配布のチラシに毎月第4土曜に定期試聴会ありとありました。
    定期的に聴けるのは良いなぁと思いました。

    > チューニングは、SONYのOBの方が毎月わざわざ東京から訪問して
    > 行っているそうです。その時、「SONYらしい素直な音だな」と思いつつも、
    > 高域がやや強調しているように感じました。

    先日の音は、僕の印象ですが、特に高域が強めだとは思いませんでした。
    そのあたりは、再生プレーヤーの音や音源も関連するので、確実なところはわかりませんが。

    > 今回何故音量を上げたかは不明ですが、私の耳には印象がマイナス
    > 方向に働いたのが残念でした。

    あの部屋のサイズ、リスナーとスピーカーの距離、二つのスピーカー間の距離からすると、やはり音量は大きすぎだったように思います。あの音量に慣れている人はかなり少数ではないでしょうか。
    もしかすると、スピーカーにとっても最大入力に近かったのかもしれません。

    > むしろ気になったのは 7番目のロイヤルバレエガラ。
    > 古い音源ゆえ難点はありますが、嶋氏の言われる通り、音場の広さにはビックリでした。
    > 自宅に帰省のした折、是非自分のシステムで聴いてみたいと思った一枚です。

    僕も気になりました。
    あれは2枚組でなく4枚組なので、僕の場合、購入には思い切りが必要です。


    ロイヤルバレエガラ購入しました

    連休を利用して久しぶりに自宅に
    帰って、レコ屋へ。
    早速ロイヤルバレエガラのCDを
    買ってきました。
    ライナーは嶋氏が書かれており、
    今日では機械的ノイズが大きく、
    フォルテの歪みも目立つとの話が
    あります。
    この音源に関しては、耳のせいでは
    なく、そのような音のようですね。

    自宅のオーディオシステムで聴くと、
    やはり眼前に広大な音場が広がる
    様は聴いていて楽しいです。
    ライナーによるとアナログは、
    奇跡的な味付けがされており、
    さらに素晴らしいなのだとか。
    アナログ、興味があれば探して
    みては如何でしょうか。

    Re: ロイヤルバレエガラ購入しました

    くまくまくんさん、こんばんは。

    あのSACD/CDセットを買われたのですね。
    それはそれは。

    > ライナーは嶋氏が書かれており、今日では機械的ノイズが大きく、
    > フォルテの歪みも目立つとの話があります。
    > この音源に関しては、耳のせいではなく、そのような音のようですね。

    そうですか。
    確かに6曲目と7曲目は最初からヒスノイズが目立っていました。
    歪みも目立つと書かれているなら、そのまま再現されていたのかもしれないですね。

    > 自宅のオーディオシステムで聴くと、やはり眼前に広大な音場が広がる
    > 様は聴いていて楽しいです。

    僕も自分のオーディオで聴いてみたいですね。
    早々に購入しようかな。

    > ライナーによるとアナログは、奇跡的な味付けがされており、
    > さらに素晴らしいなのだとか。
    > アナログ、興味があれば探してみては如何でしょうか。

    いやぁ、さすがにこれのオリジナルLPは簡単に買える値段では出回っていないので、はなから狙っていません。
    ステレオサウンド社からのSACDで十分かと思います。

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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