The story of the Who

    またまたWhoの話題になってしまうが、先日『Direct hits』を取り上げた際に、気になって引っ張り出してきたのがこちら、『The story of the Who』。

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    *英国オリジナル2LP、ジャケットは表裏コーティングあり

    1976年発売のLP2枚組編集盤で、60年代の楽曲をメインで収録するside-1の音質が英国盤もたいして良くなかった。日本盤のほうが(少しだけ)ましに思えるのは珍しい(但し、他の面はやはり英国盤の音質が優れる)。



    ネットで調べると、英語版ウィキにもしっかりと記載があるが、英国盤と日本盤とでは収録内容が一部異なっている。

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    *ジャケット裏面、わざわざアルバムジャケット用にピンボールを爆破したとは恐れ入る

    この編集盤、日本ではPolydorから発売されたため、当時日本のCBS Sonyから出てた『The Who by numbers』収録曲(「Squeeze Box」と「Slip Kid」)は英国盤のみの収録。
    日本では『Direct hits』にも収録の60年代楽曲2曲に置き換わっている。

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    *ジャケット内側に、見開き両ページを含めたブックレットが綴じられている(見開きを含めて10ページ扱い)

    もう一つの大きな違い、それは「My generation」で、英国盤は権利の関係からと思われるが、65年のシングルバージョンを収録できず、代わりに『Live at Leeds』から編集されて収録。
    けれども、日本盤にはオリジナル・シングルバージョンを収録。

    僕が70年代後半に初めてラジオで聞いた「My generation」は擬似ステレオだったが、ここに収録されたのはモノっぽい。

    その「My generation」、近年のマスターテープに近づいた音と比較すると、とても音が悪い!とんでもなく音が固まっているうえにナローレンジで、歪っぽい音が叩きつけてくる。

    けれども、僕が聴き育った音質はこちらのほうで、近年の高音質とは比較にならないけれど聴きなれた音だ(苦笑)。
    Beatlesは音が良いけど、Rolling stonesもWhoもとんでもなくひどい音だ、と10代の頃は思っていた。

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    *国内盤は、ブックレットを綴じていない

    さて、選曲違いのSide-1だが、英日で比較すると音源にもいくつか違いがある。それこそ、先日のBeatlesのドイツ盤Oldiesのように。

    違いある曲のみまとめる。
    「Substitute」英擬似ステレオ、日モノ、「Run run run」英モノ、日ステレオ、「Heat wave」英モノ、日ステレオ。そして、「My generation」は前述の通り。

    参考までに、「Magic bus」「I'm a boy」は編集盤『Meaty beaty big & bouncy』収録版なので、シングルバージョンではない。
    *「I'm a boy」は英語版ウィキに2:36(つまり、シングルバージョン)とあるが間違い(少なくとも僕の英国盤は違う。日本盤も)。

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    *日本盤ブックレットには解説やディスコグラフィーも

    日本盤の音質だが、Side-2~4を聴くとよくわかるが、カッティングレベルが高めで、コンプを効かせ過ぎの、かなりつぶれる手前の音になっている。ダイナミックレンジが狭く、本来ラジカセ用のマスタリングとでも言うべきか!


    そして、持っている英国盤(2種類)は、なぜか両者別カッティングになっていて、片方はミスプレス?とでも言いたくなるほどに音が歪んでいる。ハズレ盤は、Side-1と4が駄目プレスだった。Side-2と3は普通。
    もし音が歪っぽい盤に当たったなら、それはハズレ盤だろう。

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    *ハズレだった英国盤、こちらはコーティングなしだった(このタイプが全てハズレかどうかは不明)

    そういえば、『The story of the Who』は、一度もCD化されていない気がする(編集盤等乱発気味の日本でさえ)。でも、収録曲から判断すると、現在においても発売当事においても内容は非常に微妙な気がする。当時においてはアルバム未収録のTrack シングルが何枚もあったにもかかわらず「The seeker」ぐらいしかそれに当てはまらないし、現在においてはCD時代になってから何枚も独自の編集盤が出ているのだから。


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    tag : Who ザ・フー LP ストーリー・オブ・ザ・フー レコード 英国盤

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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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