レコードクリーニングについて その1

    この1ヶ月ほどの間、土日に2~3枚ずつレコードのクリーニングをしていた。
    現在使っているクリーニングマシンRC20は、過去に紹介したこれ。

    cleaner (14)

    購入価格は税込み10万円を切る程度だった。今も変わらないだろう。




    このクリーニングマシンにできることは、レコードを載せるターンテーブルのON/OFFと吸引(バキューム)機能のON/OFFのみ。それ以外の付属品はレコード洗浄用のブラシと、レコードをセットした際に押さえる役目とレーベル保護の役目のあるスタビライザー兼蓋のみ。スタビライザーが必要なのは、吸引力が強く、レコードが浮いてしまうため。

    過去記事でも記した通り、レコードをセットし回転させ、盤面に自分でチョイスしたクリーニング液等を塗布。付属のブラシを使って手動で洗浄。その後、本体にセットされている吸引ブラシを盤面にセットして吸引、適当なところで停止。これで片面のクリーニングが完了。

    当初は、蒸留水を盤面に垂らして、付属のブラシを使って洗浄・吸引していた。
    いろんな会社が出しているレコードクリーニング用の専用液(=洗浄液)を使わなかった理由は単純で、蒸留水のみでの洗浄で、どの程度クリーニングできるのかを知りたかったから。

    目視でわかるほど紙粉等が表面に付いたレコード(米国盤に多い)を洗浄すると、(同じく目視で)見た目には全体的に紙粉が除去されたようになる。けれども再生後にルーペでカートリッジの針先を見ると、音溝に目視ではわからないレベルの微小なゴミが付着していることがわかる。つまり「蒸留水+付属ブラシ」では、その程度のクリーニング力だ。

    それで付属ブラシ以外に、レコード洗浄用に良いとの噂のある、とある歯ブラシを購入し、付属ブラシとセットで使用してみたが、結果的にはそれ以前と大差なかった。歯ブラシの毛先形状は、レコードクリーニングに向いているような毛先段差設定に思えず。本来の用途が違うのだから当然か。

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    *付属ブラシは中ほどのやつ

    次に、高価なクリーナー、レイカのバランスウォッシャーを蒸留水の代わりに使ってみることに。何故バランスウォッシャーなのか?と言えば、6年ほど前に購入したものが使わないまま眠っていたからだった。

    バランスウォッシャーは、発売当時から僕も使っていた。その洗浄力は高く、さらにB液のおかげで、盤質が良くないレコードも半年~1年後には〝音がスムーズになる…結果的にノイズが減少する〟という効果があったように思えた。ただし、その点に関してなのかもしれないが、一部のユーザーからは〝音が変わる〟という意見もあった。

    僕は音が変わるというよりも、音溝に刻まれた本来の音に戻るという見方をしていたので、高価でなければ継続使用したかったが、何よりも高価なことがネックだった。

    いや、それ以上に、専用の使い捨てクロスを使ったクリーニング作業1(A液)~乾燥待ち~クリーニング作業2(B液)~乾燥待ち、という全体の工程にかなりの時間を要することのほうが僕にはネックだった。
    レコードクリーニングにそんなに時間を割くわけにはいかない!

    だから、できれば全自動でクリーニングできる製品を待ち望んでいた(当時は)。
    結果的にドイツ製の超音波式全自動クリーナー(超音波+盤面を磨く工程~乾燥まで全自動)を購入した。

    ※長くなったので、今回はここまで





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    tag : レコードクリーニング RC20 バランスウォッシャー クリーニングブラシ 洗浄液

    コメント

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    No title

    こんにちは
    私は、上面にセーム革を貼ったターンテーブルを使って手作業でやっています。
    精製水で最終洗浄した後に、ベンコットで水分を可能な限り拭い去り、その後に、針を通して1回再生して溝のゴミを掻き出します。これでプチノイズは生じません。古いレコードの場合には針に白い固まりが付くことがあります。
    ところで、針を顕微鏡で偶に観察していますが、10年程度使用しても摩耗変形は見られないので、針の寿命は予想よりも長いと考えていますが、どうなんでしょうか?

    Re: No title

    kirinさん、こんばんは。

    > 精製水で最終洗浄した後に、ベンコットで水分を可能な限り拭い去り、その後に、針を通して1回再生して溝のゴミを掻き出します。これでプチノイズは生じません。古いレコードの場合には針に白い固まりが付くことがあります。

    それを聞いて思い出しました。
    20年ぐらい前でしょうか、ターンテーブルを逆転させて再生することで、正転で取れなかった音溝のごみが針に掻き出され、音が改善されるという話がありました。

    実際僕も試して、本当に良くなったので、僕が使っているタイプのレコードクリーナーにはターンテーブルの逆回転も欲しいところです。

    これに反して?逆転させると音溝を傷めるという話もあります。
    経験的には適正針圧のカートリッジでの逆転再生ごときでは問題ありませんでした。

    > ところで、針を顕微鏡で偶に観察していますが、10年程度使用しても摩耗変形は見られないので、針の寿命は予想よりも長いと考えていますが、どうなんでしょうか?

    針先自体が磨耗する前に、カンチレバーと針の接合部、あるいはカンチレバーそのものが傷んで駄目になると思っています。
    僕のDL-103Rはそろそろ20年選手です。
    ただ、ブラシだけでは除去できない細かな鉄屑がこびりついてる箇所もあります。
    新品との音質比較はしていないので、その点については何とも言えないですね。







    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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