A collection of Beatles oldies but goldies!

    補足:
    「I feel fine」のエンディング尺の話、期待させてはいけないので詳細に記すと、2秒ほど長い程度。
    聞きなれないギターのフレーズ(2音)が聞こえるのはフェードアウト寸前なので、ヘッドホンで聞かないとわからないかも。
    音量大きめなら、ヘッドホンでは確実に聞き取れる。
    英国オリジナルモノ音源だと、フレーズ頭の1音でフェードアウトしてしまう(それもヘッドホンでないと聞き取りできないだろう)。


    Beatlesの英国オリジナルアルバムのCD化は、13枚のオリジナルと2枚の編集盤、俗に言う赤盤、青盤、それとCD化に伴い新たに編纂された編集盤まで。
    だから、これはCD化されていない(もう、されないだろう)。

    GermanOldies (9)
    *見慣れたジャケットデザイン(ドイツ盤、70年代プレス)

    1966年発売の英国での初めての編集盤『A collection of Beatles oldies』。



    今回取り上げるのはドイツ盤のみ。何故なら、英国や日本のステレオ盤に馴染んでいる耳には驚く(呆れる?)ような音源がいくつか含まれているからだ。

    因みに、僕が持っている各国盤(過去持っていたものも含む)は、英国盤mono/stereo、フランス盤mono/stereo、オランダ盤stereo(monoはどうだったか?)、スペイン盤stereo、北欧(デンマーク?スウェーデン?)盤stereo、そして日本盤stereoとドイツ盤stereo。

    そのうち、フランス盤monoはstereoマスターを使った偽monoだった。
    オランダ盤は英国のメタルマザーから作られていたので、英国盤と音質は遜色ない。北欧盤も同じだったかも・・・。

    GermanOldies (1)
    *レーベル

    で、そのように各国盤を集めている中、ドイツ盤も購入していた。
    が、購入当時(2000年代初頭)はわざわざ聴くまでもないと思っていたので、購入後数年してから音質のレベルはどの程度かな?と英国盤と比較のつもりで聴いて驚かされた。

    一番びっくりしたのは、「Ticket to ride」のイントロと言うか、歌が出る直前までばっさりとカットされていたこと。
    初めて聴いたときは驚きのあまり、声を上げてしまったほど(苦笑)。
    今回久しぶりに聴いて、単純に編集ミスではなかろうか?と思った。つまり、単純にテープカット/貼り合わせる位置を間違えたのでは?と。

    編集ミスなのか、意図したものなのか?わからないところが、一つ目の驚き。

    二つ目は、使用音源。
    まずB面では、「Day tripper」は英国盤とは違って、米国向けのステレオミックス、つまり片方のチャンネルのギターからスタートする、歌に深いエコーのかからないミックスを採用(つまり、赤盤LPと同じ)。

    となると、A面の「We can work it out」も、キーボードが中央寄りにミックスされた米国向けステレオか?と予想してしまうが、なんとモノラルを擬似ステレオ化している。もしかすると、このLPでしか聴いたことがないかも。

    そして、「I feel fine」もモノラルを擬似ステレオ化。米国で作成されたお風呂場エコーの効いた擬似ステレオ音源ではない。これもこのドイツ盤でしか聴いたことがないかも。

    それ以上の驚きは、ここに収録された「I feel fine」は、通常の英国オリジナルmono音源よりもエンディング部分のフェードアウトが数秒長いこと。
    そのため、通常ならフェードアウトの際にほんの少しだけ聞ける予期せぬギターのフレーズ(2音だけだが)をしっかりと聴ける。このフレーズゆえ、その手前でフェードアウトしていたと思われる。これは価値がある。

    GermanOldies (6)
    *ジャケット裏面、グループ名を一番上に記した独自デザイン

    久しぶりに聴くと、それぞれの曲の音質差にもしっかりと気づく。かなりバラツキがある。
    ただし、それはドイツ盤だからなのかも。つまり、英国のアルバム用マスターを使用していないがゆえに、曲によって余計に音質差が生じているのではなかろうか・・・あくまで推測だが。

    ところで、ドイツでは60年代半ばに独自の編集盤『Greatest hits』が編纂・発売されていたので(それはオランダでも発売された)、『A collection of Beatles oldies』は66年には発売されず、遅れて発売されたのかな?と推測している。


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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : Beatles ビートルズ アルバム レコード LP ドイツ盤

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    No title

    オールディーズは僕らの世代は思い入れだけはあるのですけどね(赤青は出てましたが2枚組で高かったので)。

    モノミックスを収集してた時、最後に残った「Bad Boy」1曲のために、これのUK盤を購入しました。「Bad Boy」ステレオミックスがなんかしょぼくて嫌で、モノならカッコいいはずだ!みたいな信念のもとに探したのですね。懐かしい思い出です。もちろんカッコよかったです。それで満足して、他の曲を聴いてない気がします。聴いてみたくなりました。

    音楽ファイル交換時代のスラングで「キメラ」というのがありました。本来のファイルを使用せず、あちこちから寄せ集めてトラックリストだけ一致させた偽りのアルバムがZipで出回って、なのでミックス違いやバージョン違いとかが無茶苦茶でした(ブートもある意味そういうものですね)。
    各国版で曲ごとのマスターが違うというお話で、そんなことを思い出しました。そうか、キメラの発祥は、各国盤だったんですね。気づかなかった。笑。

    Re: No title

    karakawa-pさん、こんばんは。

    > オールディーズは僕らの世代は思い入れだけはあるのですけどね(赤青は出てましたが2枚組で高かったので)。

    このアルバム、LP時代のファンには同じように思われているでしょう。
    でも、CD世代のファンは存在さえ知らないでしょう(笑)

    > モノミックスを収集してた時、最後に残った「Bad Boy」1曲のために、これのUK盤を購入しました。

    そうなりますね、ちょっともったいない気もしますが。
    ところで、英国mono盤の割りに、このアルバムだけは、曲によっては音質が今ひとつだったように記憶しています。

    >各国版で曲ごとのマスターが違うというお話で、そんなことを思い出しました。そうか、キメラの発祥は、各国盤だったんですね。気づかなかった。笑。

    編集盤については、そうかもしれないですね。
    そういえば以前、まさにBeatlesの入手困難な各国の編集盤を復刻したアナログブートを買ったところ、いろんな音源が混ぜこぜに使われていたことを思い出しました。まさに、ご指摘そのままですね(笑)。

    No title

    個人的には初めて買ったLPでよく聴いたレコードなので思い入れが深いです。
    JDさんの記事を読んで久しぶりに聴いてみたくなりましたが、「Ticket to ride」は編集ミスだろうと思っています。
    アナログ時代の各国盤にはこういった楽しみがあって、針を落として聴くのが楽しみでしたね。

    Re: No title

    てらださん、こんばんは。

    > 個人的には初めて買ったLPでよく聴いたレコードなので思い入れが深いです。

    わかります。それは、自ずとそうなりますね。

    > 「Ticket to ride」は編集ミスだろうと思っています。

    曲がスタートする部分が、ちょうど微妙なんですよね。
    歌が途切れていたなら、確実にミスですが。
    でも、僕もミスのように思います。

    > アナログ時代の各国盤にはこういった楽しみがあって、針を落として聴くのが楽しみでしたね。

    赤盤・青盤も、英米で別音源が使われていたし、後の編集盤Rock'n roll musicも、同様でしたね。
    別音源やミックス違いなど、僕も楽しみでした。




    No title

    こんにちは
    お題とはかなり違う話ですが、
    英国のディアゴスティーニでビートルズのLPが出るようです。
    日本で出るかはわかりません。

    Re: No title

    kirinさん、こんばんは。

    > 英国のディアゴスティーニでビートルズのLPが出るようです。
    > 日本で出るかはわかりません。

    情報ありがとうございます。

    英国の商品宣伝ページをみたところUniversal musicからの正規盤のようですね。
    StereoかMonoかわかりませんが、統一するならStereoでしょうね。
    初回は英国£9.99だったかな?それだけ興味がてらに欲しいところ。



    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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