プラケース仕様のSHM-SACD

    日本のUniversal musicから発売されていたSHM-SACD各タイトルのうち、いくつかがプラケース仕様で安価再発されている。

    SHMSACD (10)
    *上段は先に出てたタイプ、下段はプラケース仕様




    当初から独自の凝ったジャケットが使いづらかったことに加え、同じSACDを2枚所有してプレーヤーの音質比較をしたかったので、Amazonでさらに値下げされたWhoのプラケース仕様のSHM-SACDを2枚を購入した。


    日本のUniversal musicが日本独自企画として発売したSHM-SACDは、完全にオーディオファン向けの企画だった。

    CD層を持つハイブリッド盤にせずに、SACD層のみの一層式としたことで、音質的にはハイブリッドにするよりも有利に働く。けれども、当然のことながらSACDプレーヤーを持たないことには再生ができない。それゆえに、発売当時~数年間ほどは、お店で購入する際にも「これは普通のCDプレーヤーでは再生できませんが、よろしいですか?」などとレジで念押しされる始末だった(販売店の対応は素晴らしいと思う)。

    それぐらい、SACDは一般的に知られていなかったし、実際、そのころはSACD(という規格)も普及する前に消え去るのでは?という雰囲気が漂っていた気がする。
    だから、2017年現在もSACDの作品が新たに発売されることや、新たなプレーヤーが登場することを大変嬉しく思っている。


    当初はフラットトランスファーに拘った内容になっていたSHM-SACDは、マスターテープに関しては国内保管のマスター、つまりサブマスター(コピー)を使用する場合も多く、マスタリング第一主義でマスターの品質(音質)は妥協しているなぁと思えた。

    それから数年経過し、海外ではHi-res配信用に数多くの有名なアルバムが96/24(あるいはそれ以上の仕様)でデジタル化されるようになり、SHM-SACDシリーズ開始当初は国内保管マスターしか使えなかったタイトルも海外ではオリジナルマスターからハイレゾマスターが用意されるまでに至った。

    SHMSACD (6)
    *左は2013年米国オリジナルマスターを基にしたプラチナSHM-CD、右は国内保管マスター使用のSHM-SACD

    Creamの3枚目のアルバム(邦題)『クリームの素晴らしき世界』も当初は国内保管マスターを使ってのSHM-SACD化だった。けれども、海外でハイレゾ音源が用意されたことから、国内保管マスターでなく海外(このアルバムは米国)のマスターを使ってDSD化。

    しかしながら、当初はSACDでは発売されず。プラチナSHM-CDで発売された(通常のSHM-CDでの発売は覚えていない)。それは、初版の〝国内保管マスター盤〟を購入した人への配慮からだろう。


    SHMSACD (4)
    *左は2013年米国オリジナルマスターを基にしたプラケース仕様のSHM-SACD

    そして昨年目出度く、プラケース仕様のSHM-SACDのラインナップで米国オリジナルマスター使用のSACDが初登場となった(ボーナストラックも追加された)。今後国内保管マスターを使用したSACDの再発はもうないだろうと推測している。


    プラケース仕様のSHM-SACDは、簡易ながら取り扱いやすいパッケージと再発ゆえの価格低下が僕には魅力だ。
    さらに、Amazonでは(Whoのタイトルのみで見ると)、定価よりも安価な販売価格になっていて2千円台後半で買える。それを高いと見るか割安と見るかは個々の判断なのだけれど、企画スタート時の価格を体験している一人としては非常に安く思えてしまう。




    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : SHM-SACD SACD プラチナ CD

    コメント

    Secret

    No title

    JDさんこんばんは。

    SHM-SACDは僕も結構揃えているのであれこれ考えることがあります。

    以前の仕様の紙ジャケは本当に扱いづらいですよね。しかし、印刷はとても良いと思っていますので、結構聴きながらぼうっと眺めていたりもします。その点プラケースのものは解説も含めてあっさりしてブツとしては物足りなさも感じたりしますが割安感はすごい感じますね。以前仕様盤は本当に高かったですもんね。

    ところでCreamのプラケース『Wheels Of Fire』は僕も買おうか買うまいか散々悩んでいます(まだ買わずにいますが)。国内マスターのSHM-SACDとハイレゾファイル、オリジナルマスターを使った紙ジャケと、買いすぎたなぁ、、と思っているところなので。

    Re: No title

    Columbiaさん、おはようございます。

    > 以前の仕様の紙ジャケは本当に扱いづらいですよね。しかし、印刷はとても良いと思っていますので、結構聴きながらぼうっと眺めていたりもします。その点プラケースのものは解説も含めてあっさりしてブツとしては物足りなさも感じたりしますが割安感はすごい感じますね。以前仕様盤は本当に高かったですもんね。

    以前の凝った紙ケースは、手触りは良かったのですが、扱いづらさは相当なものでした。
    プラケースはColumbiaさんの仰るとおりですね。
    僕は意識さえしていない気がします。解説も読まないのがほとんどですね。

    > ところでCreamのプラケース『Wheels Of Fire』は僕も買おうか買うまいか散々悩んでいます(まだ買わずにいますが)。国内マスターのSHM-SACDとハイレゾファイル、オリジナルマスターを使った紙ジャケと、買いすぎたなぁ、、と思っているところなので。

    そうなると、かなり悩みますね。
    ハイレゾファイルがあれば、それで事足りる気もします。

    個人的には、同じマスターを使用しているプラチナSHM-CD(箱ケースのタイプ)よりもプラケのSHM-SACDのほうが好みの音質でした。
    でも、小音量で比較するとその差はほとんどない(違いがわからない)気がします。




    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    07 | 2017/08 | 09
    - - 1 2 3 4 5
    6 7 8 9 10 11 12
    13 14 15 16 17 18 19
    20 21 22 23 24 25 26
    27 28 29 30 31 - -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR