In the Midnight Hour

    Wilson Pickettの大ヒット曲は?と問うと、あれこれ思い浮かぶ人が多いことだろう。彼を一躍有名にした大ヒット曲は、Atlanticからの1stアルバムのタイトルにもなった。

    『In the Midnight Hour』(1965)。

    IMHWP (3)
    *再発重量盤

    このアルバムの米国オリジナルLPは、Monoあるいは擬似ステレオのみでの発売。



    僕はなかなか米国オリジナルLPを購入できなかった。理由は、見つけてもあまりに高額だったこともあるが、何よりもあまり見かけることがなかったからだ。
    そのため、90年代後半~今世紀初め?に再発された(ジャケット裏面のシュリンクに製造By Rhinoのシールが貼ってある)monoマスターを使用した重量盤LPが僕の唯一持ってるレコードだった。

    IMHWP (20)

    この再発レコード、音質的には十分に満足のいくモノラル盤。但し、なぜか当時の米国オリジナルMono盤でなくStereo盤のレーベルが再現されているのが玉に瑕。その点は以前紹介した『The Wicked Pickett』も同様だったので、この時の再発の標準スタイルなのかもしれない。

    IMHWP (18)
    *ジャケット裏面とレーベル

    でも、ようやく昨年、お手ごろな価格で売られていたオリジナル擬似ステレオ盤を見つけて喜んだ。当然その場で購入。
    安価な理由は、ジャケットの状態がぼろかったからに違いない。カットアウト盤の上に、さらに表面上部がは剥がれ(破れ)ている。

    IMHWP (11)
    *米国オリジナル擬似ステレオ盤

    でも、ジャケットがぼろくて擬似ステレオであっても、さすがにオリジナル盤を2千円以下で買えるなんてことはこれまでなかった。だから、全く気にならなかった。

    買って良かったと思えたのは、その音。
    擬似ステレオの方式は、特におかしなステレオ空間を作り上げているわけでなく、単純に左右チャンネルに独自のEQをかけている程度。モノラル音源から大きく改変しているわけでない印象だった。

    前述の再発Mono盤は、オリジナルマスターテープからのプレスだと推測しているが、米国オリジナル擬似ステレオ盤は、再発Monoよりも音に歪っぽさがなく、微妙だがほんの少し世代の若い音(フレッシュな音)に聞こえる。

    マスターが完全同一でないから断言はできないが、1965年のマスターテープを状態良く保存しても30年以上経過すれば(当時プレスされたレコードと比較するなら)、やはり何かしら音質的に劣化している部分があるのだろうなと思えた。

    但し、経験的には、初版のほうが再発よりも音質が劣るレコードが存在するのも事実(これとか)。そのあたりは、こつこつと調べるしかない。

    IMHWP (15)
    *ジャケット裏面とレーベル(裏面でわかるが、上部はwater damaged)

    さて、このアルバムの内容だが、Atlanticへの移籍後に出された3枚のシングルのA/B面(「In the Midnight Hour」を含む)、4枚目のシングルA面(ここからシングルカットされた?)、さらに移籍前にヒットさせた「I found a love」+数曲で構成され、ヒット曲以外も聞き応えのある内容になっていると思う。

    とは言え、個人的には次の『The Exciting Wilson Pickett』のほうがより充実している気がする。



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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : Wilson Pickett ウィルソン・ピケット In the Midnight Hour レコード

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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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