the best of the Righteous brothers

    Righteous brothersの黄金期はいつだろうか?

    僕にとっての彼らの黄金期は最初に在籍したMoonglow期だ。
    その時期の音源からヒット曲(ほか)を集めて発売されたのがこれ『the best of the Righteous brothers』。

    RB0125 (3)
    *米国オリジナルステレオ盤



    話を振り出しに戻すが、Righteous brothersの黄金期はいつか?と問われると、米国ロックマニアにとっては、Phil SpectorのレーベルPhillesからレコードを出していた時期という認識があるかもしれない。代表曲で全米No.1の「You've lost that lovin’feeling」もその時期に出たわけだし。ただ、発売アルバムのクオリティは、出せば出すほど落ちていった印象がある。

    次のVerve時代も最初はセールス的に好調だったし、アルバムのクオリティも高かった。「Soul and inspiration」は2枚目の全米No.1ヒットシングルになった。

    けれどもVerve時代の途中から彼らの人気は急激に失速している。それはきっと音楽シーンの変化、リスナーの趣向の変化によるものなのだろう。あるいは、大人向け路線への変更も関係しているのかもしれない。
    なので、1965~1966年がピークになる。

    RB0125 (11)
    *ジャケット裏面とレーベル

    しかし、僕が一番好きなのはそのどちらのレーベルでもなく、最初期にあたるMoonglow期(1963~65年)だった。
    やはりここが彼らの原点であり、「You've lost that loving feeling」や「Soul and inspiration」のような特大ヒットは放っていないが、(彼らの2ndアルバムのタイトルの一部にも使われた)Blue-eyed soulがぎっしりと詰まっている。

    このレーベルから発売した曲は、粗野で野性味のある曲/サウンドや、ロック色が強かったり、あるいは本格的なソウルよりで、後の大人向け路線とは違って、心を鷲掴みにされる。

    その時期に彼らを知ったPhil Spectorが、Moonglowに対してPhillesからレコードを出せるよう交渉したらしい(おかげで「You've lost that lovin’feeling」を発売した)が、そのあたりの詳しい経緯までは知らない。結果として、65年にはPhiliesとMoonglow、それぞれから異なるアルバムが発売されており、後追いで彼らのdiscographyを知ったものとしては、一体どうなっているのだろう?と不思議で仕方なかった。

    さて、僕が長年愛してやまなかったCDは、Moonglowからの『the best of the Righteous brothers』と共通のジャケットで発売された『Moonglow years』だった。

    RB0125 (19)
    *発売当時、国内盤で購入した、音源はオリジナルmono/stereoに加え、マルチトラックからも

    このCDにはなんとMoonglow期から28曲を収録。
    『the best of the Righteous brothers』収録の12曲はすべて収録。さらに『the best of……』に収録されなかった「my babe」、「Ko Ko Joe」などの外せない代表曲も収録し、僕にとってはこれこそがベストオブと言える内容だった。

    そのCDがあれば『the best of …』LPは不要なのかもしれないが、ファンとしては持っておいても悪くないだろう。なお、ステレオ盤だが、「Little latin lupe lu」はモノラルで収録。

    また、「try to find another man」と「you can have her」は、同じバッキングトラックを使用した?(ギターが微妙に違っている気もするが・・・)別の曲で、LPでは2曲続いているのが笑える。きっと意図的に2曲続けたのだと思うが。


    なお、同じ写真を使った国内盤『the Righteous brothers Vol.3』が1966年に発売されているが、こちらはPhiliesからの『Back to back』の選曲を一部変更した独自盤となっている。

    RB0125 (17)
    *国内ペラジャケ『ザ・ライタウス・ブラザース(第3集)』

    ジャケット裏面に「原盤はムーングロウ」と記載があるにも関わらず、Moonglowから米国で発売された曲は一つも収録していない。
    一体どうなっているのやら?これも契約に関係しているのか?まったくわからない。
    当時の日本でも発売の権利が入り乱れていた可能性がある。


    最後に、「Unchained Melody」で彼らのファンになった人には、僕の大好きなMoonglow期はちょっと毛色が違って見えるかも。僕は彼らの大人向け路線が逆に好きになれないけどね。「Unchained Melody」まではOKかな。





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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : Righteous brothers ライチャスブラザーズ ライタウスブラザース Moonglow

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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