I feel freeとCream 1967-1970(the singles)

    *2/9修正:Creamの1stシングルのB面は「Coffee song」でなくアルバムにも収録された「Cat's squirrel」だった。
    勘違いしていた。お詫びして訂正する。



    Creamの2ndシングル「I feel free」は、1stシングル「Wrapping paper」と打って変わって勢いがあり、なおかつメンバー各自の持ち味をうまく演奏・アレンジに持ち込んだ、かなり格好良いシングル曲だった。「Wrapping paper」だけだと、なんとも渋くてとろいグループ(失礼!)に思えてしまうのだが。

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    *英国オリジナルシングル

    この曲は、英国では予想通り1stアルバムには収録されず、シングルのみの発売。



    しかし、米国では(これまた予想通り)1stアルバムに収録された。その代わりに、Willie Dixonのカバー「Spoonful」がカットされている。

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    *B面は英国1st LPに収録(A-1)の「N.S.U.」

    今では簡単に聴ける「I feel free」も、CD登場以前だとなかなか聴けなかった曲の一つだった。
    と言うのも、日本で発売されていたCreamのアルバムが英国準拠だったため、1stアルバムに収録されていなかったからだ。

    いや、実際には1stは英国準拠でなく何故か西ドイツ準拠で、英国での1stアルバムには収録されなかった1stシングルのA面「Wrapping Paper」と同時期のセッション曲「Cofee song」も追加で収録されていた。
    *2/9:上の部分、修正した

    なお、英国でも70年代の再発により、ジャケットが変更されて1stシングルのAB面同じ2曲が収録されるようになった。けれども2ndシングル「I feel free」は含まれていない。

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    *その他、手持ちのCreamのシングル盤(米国盤と豪州盤)

    と、最初からややこしい話をしてしまったが、僕が言いたかったのは「I feel free」は、Creamが発表したシングル曲の中でも飛びぬけて格好良い曲だということと、これを聴かないことにはシングル・バンドとしてのCreamの顔を見失ってしまうということ。

    何故なら、彼らがデビューした1966年は、英国rock界もまだまだシングル主導だったのだから。

    そういう意味では、1stシングルの「Wrapping paper」も聴き逃してはいけないのだけれど……(苦笑)。

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    *『The singles Cream 1967-1970』と同封のインサート(右)

    そのあたりを追体験できる格好の商品、彼らのシングルを7インチmono盤で復刻した『The singles Cream 1967-1970』が、昨年WhoのSingles boxと同様の形式で発売されていた。
    カッティングエンジニアも同じMiles Showellだ。ただし、このセットは、1/2 speedでのカッティングではなさそう。

    僕は発売から数ヶ月後の年末になってようやく手に入れた。
    手持ちの英国オリジナルシングル「I feel free」と聞き比べしたところ、中低域の押し出しが強い音の傾向は両者変わらず、同一マスターあるいは、ほぼ同一のマスターから作られているように思えた。

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    *ボックスセットから「I feel free」、このようにピクチャースリーブが全ての盤に付属

    おそらく一度アナログマスターをデジタルに変換してからのカッティングなのだと思うが、復刻版ではオリジナル以上に低域が下に伸び、そして音の歪っぽさも少なく、オリジナルシングルよりも、よりマスターに近い音に仕上がっているのではなかろうか。

    ただし、あきらかにマニア向けの商品なので、これからCreamを聴こうと言う人が手を出す商品ではないだろう。

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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : Cream クリーム シングル盤 singles I feel free

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    No title

    JDさんこんばんは。

    このボックス知りませんでした。初期のモノ音源はCDなどで聴いたことがありますが、Wheels Of Fireからのモノミックスは聴いたことがありません。実に聴いてみたいです。

    ところでWheels...はモノミックスが発売になる気配が全然ありませんけど、何か事情があるんでしょうか。元々のマスターがステレオマスターを基にした偽モノを使用していた、とかなんとか。。

    Wrapping PaperとI Feel Freeについては同感です。Wrapping Paperはなんだかヌルーいコーラスグループもどきでなんだか聴いていてフラストレーションが溜まります。所有しているベスト盤CDもオープニングがWrapping..なのでいつも飛ばして聴いてしまいます。

    Re: No title

    Columbiaさん、おはようございます。

    > このボックス知りませんでした。

    そうでしたか!
    ちょっと高いんですけど、年末に一時値段が下がった隙をついて購入しました。
    また元の価格帯に戻っています。

    > ところでWheels...はモノミックスが発売になる気配が全然ありませんけど、何か事情があるんでしょうか。元々のマスターがステレオマスターを基にした偽モノを使用していた、とかなんとか。。

    事実は知りませんが、レコード2のライブサイドを聴くと、単純にステレオを50/50でモノにしたような気がします。
    スタジオサイドについては、少なくともA-1の「White room」も同様に感じていました。
    A-2以降はそれぞれ比較しないとわかりません。
    昔はMono盤しか聴いていなかったのですが、逆に何年もMono盤を聴いていません。

    > Wrapping PaperとI Feel Freeについては同感です。Wrapping Paperはなんだかヌルーいコーラスグループもどきでなんだか聴いていてフラストレーションが溜まります。所有しているベスト盤CDもオープニングがWrapping..なのでいつも飛ばして聴いてしまいます。

    飛ばす気持ち、わかります(笑)。


    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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