Sylvie Vartan/En Anglais Et En Americain 未発表曲(音源)収録!!

    企画編集ものでは非常に品質の高いことで定評のある英国Aceから、Sylvie Vartanの英語歌唱曲を集めた編集盤CDが登場するというので予約を入れていた。

    『En Anglais Et En Americain』(写真左、デザインは1stアルバムを模したもの…いや、EPを模したものかも!)

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    *CDの背後は英語で歌われたLP(後に紹介する)

    届いてから聴くまで数日があったが、内容を知らずに注文していたこともありとても驚かされた。なんと聴いたことの無い未発表音源が収録されていた!本当に驚きだ。


    Sylvie Vartanの英語歌唱盤というと、米国・日本のみで発売された1965年発表の『Gift wrapped from Paris』がすぐに思い浮かぶ。

    SVenglish2016 (6)
    *当時発売の国内盤LPはタイトルを変更し、ParisでなくNashvilleとなっている

    今回の編集盤はそのアルバムの紹介を中心としているわけではない。
    ライナーノーツから意図を要約すると、このCDのコンセプトは(僕の読解力を信用するなら)次の通り。
    「60年代フランスのye-yeブームの主役の一人と言えるSylvie Vartanが、当時英語で吹き込んだ楽曲群は、英語詞を理解しながら歌い、フランス語で歌ったものと変わらぬほど魅力的でありクオリティが高かったことを示した編集盤。」

    と言うことだが、英語で歌われた曲は、どうしても英米のアーティストと比較してしまうがゆえに、当時の音源では演奏面で軽く感じられ、相対的にフランス語作品の方が僕は好きだった。例えば、前述の『Gift wrapped from Paris』がそうだし、初期アルバムにあった同一曲の英仏バージョン両方収録の場合など、仏語バージョンのほうが好みだった。

    ところが、今回2曲のみAlternate takeとして新たにremixされたと思われる曲を聴くと、そういう演奏面での弱さを感じないmixのためか、当時からこういう音作りをしていれば良かったのでは?と思えてしまう。
    だが、当時は各国ごとのサウンドが色濃くあったのだから致し方ない。
    あのBeatlesでさえ、ドイツ語歌唱の2曲はひどく軽かった(苦笑)。

    SVenglish2016 (8)
    *『Gift wrapped from Paris』の91年の初版CD(左)と2010年の仏製紙ジャケットCD(右)

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    *紙ジャケットCDはこのボックスから(単品の販売もあったかも)

    SVenglish2016 (21)
    *ボックスの内容はこの通り


    もう少し『En Anglais Et En Americain』の内容について記しておくと、1962年から68年までに収録された曲を25曲収録。そのうち、未発表のものが7曲。前述のAlternate take 2曲は知ってる曲だが、残る5曲は初めて聴いた。フランス語版で発表されているものもあるが、完全未発表のものもある。まさかまだ60年代の録音で未発表のものがあったなんて、想像外だった。

    95年に編纂されたRCA時代の音源を集めた21枚組のCD Boxが決定版で、もう新たな未発表など出てこないだろうと思っていた。
    だから、『En Anglais Et En Americain』を曲目も確認せずにplayしていて、「Whirpool」がかかった時には「何これ?聴いたことないぞ!」と驚いてしまったのだ。当時どうして発表しなかったのか?若干音程の不安な部分があるものの、このエネルギッシュな歌いっぷりは「Mean woman blues」のカバー「Te voici」の歌に負けずとも劣らない。

    SVenglish2016 (23)
    *95年発売の21枚組CDボックス、4万円超えゆえ当時購入にはかなりの決心が必要だった

    それにこうやって英語バージョンだけをまとめて聴くと、これまで英語バージョンを避けていた僕でさえAceの意図もなるほどねと思える。未発表音源を含むためファンとしては購入する価値のある新たな編集盤だ。

    SVenglish2016 (30)
    *CDインサート裏表紙とケース内



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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : Sylvie Vartan シルヴイ・バルタン CD En Anglais Americain

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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