Elvis'Gold records Vol.2

    このレコードを取り上げるのは2度目だ(初回はこれ)。

    今年になって初めて米国オリジナルMono盤を手に入れた、Elvis Plesley、1959年発売の2枚目のベスト盤『Elvis'Gold records Vol.2』。

    EGRV2 (2)
    *見ておわかりのようにコンディションはひどかった・・・だから安価だった


    最初に出た赤っぽいジャケットの『Elvis'Golden records』は、米国初期のモノラル盤(初版、60年代初頭の再発盤)が相当数出回っているため非常に入手しやすい。

    ところが、次に出たこちら『Elvis'Gold records Vol.2』は、あまり売れなかったのか?『Elvis'Golden records』と比較するなら見かける頻度がとても少ない。ずっと米国オリジナルMono盤を探していたのだが、見かけたとしても(僕の場合)擬似ステレオ盤ばかりだった・・・・・・。

    EGRV2 (6)
    *ジャケット裏面、曲順の表示は無い

    米国オリジナルMonoの『Elvis'Golden records』は90年代半ばに適価で手に入れた。それ以降、同様に『Elvis'Gold records Vol.2』を探し続けていたので、約20年かかったことになる。

    その間には、かなりの数のボーナストラックを追加収録したリマスターCDが登場し、あるいはFTD盤の登場、そして、国内初期Mono盤やドイツ初期盤、Elvis没後のカラーレコード、英国初期盤などを中古で購入していた。

    ebay USでも米国オリジナル盤を探したが、それなりに見つかるもののとても高額だった。『Elvis'Gold records Vol.2』は収録曲がたったの10曲しかない。そんなレコードに送料込みでUS$40以上も払えるわけが無い。

    Elvisの米国オリジナル盤、特にLPに限っては、USから買うよりも日本の中古屋で探したほうが結果的に安価で購入できるアルバムが多いこともあって、ebayでの検索は早々にあきらめ、ずっと中古屋で探し続けてきたのだった。そして今年ようやく購入できたわけだ。

    このレコードを聴いて何よりも驚いたのは、その音質だった。両面の1曲目が嘘みたいに音が良かったのだ。なんだ、この当時からこんなに凄い音で聴けたのか!?と本当にびっくりした。

    EGRV2 (8)
    *レコードのコンディションも今ひとつだったが・・・

    初めて紹介した記事で取り上げた国内盤(RA5227 mono)の音質を「これだけ聴くと音質は全く悪くない」と記していたが、その理由がはっきりした。米国から届けられたマスターの音が良かったのだ。でも、これを米国オリジナルmonoと比較すると、その音質差にさらに驚く。低音域が全然違うし、世代の若いマスターが使われているのもはっきりとわかる。やはり、米国オリジナルだけある。国内にはコピーテープが届けられたに違いない。

    詳しく見ると、A面は2曲目まで、B面は3曲目まで特に良い。それ以降はやや音質の劣る録音曲を当てている。但し、A-5の「I Got Stung」だけはひどい。これだけは他よりも音質劣化が進んだマスターを使用している。あまりの落差に驚くが、最新のremasterでもそれほど高音質には感じないので、大元の録音が他よりも劣っていたのだろう。

    さて、このベスト盤に収録された58年の米国No.1シングル「A big hunk o’love」は、「Jail house rock」と並びハードロックの原型と言ってもおかしくない曲だ。Elvisのボーカルだけでなくアレンジの素晴らしさや2本入っていると思われるギターそれぞれのパートも格好良い。

    BHLElvis (3)
    *米国オリジナルシングル、スリーブ付き

    米国シングルも引っ張り出してきたが、その音はこのベスト盤以上に良かった。

    BHLElvis (6)
    *裏面、実際には取り出し口は上部

    1958年にこんなハードな曲を聴いていたなら、60年前後の米国のヒット曲は甘ったるいか、ぬるま湯のように感じられたことだろう。Elvisもその路線に進んでいくわけだが。




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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : Elvis Presley エルヴイス・プレスリー レコード gold records

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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