out of our heads(US version)
そういえば、Rolling stonesの60年代のアルバムは、これまで英国オリジナルと米国オリジナルとが入り混じった状態でラインナップが組まれても、僕はあまり違和感を覚えなかった。
でもそれって、BeatlesやKinks、Whoに置き換えると、かなり違和感ありなのだけれど(苦笑)。
だから、『out of our heads』は、やはりこっちが主で英国仕様は副扱いなのだ。日本では4枚目のアルバムとして登場した米国仕様の『out of our heads』。

*左:米国オリジナル、右:国内オリジナル
80年代にポリドールが発売権を得て初めて英国仕様の『No.2』、『out of our heads』が国内盤LPとして登場した。その前までは、日本で『out of our heads』と言うと、当然の如く米国仕様盤のことを指していた。僕もそれで育ったので、正直なところ未だにその感覚が抜けない。日本で2ndとして発売された『12x5』についても同様で、英国仕様の『No.2』は、つい別のラインナップとして見てしまう。
英国仕様の『out of our heads』は、その国内盤で買ったがあんまり聴かなかった。しっかりと聴き始めたのは、レコードを買いに英国に行った際に現地で英国オリジナル盤を購入して以降だった。音も全然違ったし。

*国内初版、表にはVol.4としか記載されず
日本で発売されていた『out of our heads』のLPは、どれも擬似ステレオ盤だった(90年代プレスは不明)。1966年の国内初版時点から擬似ステレオだ。2ndプレスと思しき69年盤も。

*国内2ndプレスらしき(偶然にも初版と同じフォトセッションの写真みたい)
それに、何故か両者ともに米国オリジナルジャケットではないし。
僕が初めて買ったのも70年代のキング盤だったが、その時点では米国オリジナルジャケットが採用されていた。
但し、曲順だけは初版から変わらず、A面1曲目に「Satisfaction」、B面1曲目に「Last time」だった。つまり、米国盤のAB面を逆転し、1曲目をシングルA面曲に置き変えされていた(他の曲も移動あり)。だから、初めて米国盤LPを聴いた時は驚いた。つまり、日本向けの曲順だったことを知らなかったのだ。

*曲順(クリックで拡大)、見開き内側は解説と歌詞のみで写真なし

*2ndプレスらしき見開き内側、切り取り線があったので本来はポートレートが付属していた?
米国盤は初めにモノラル盤を手に入れたので、締まった音が心地よかった。国内の擬似ステレオよりは音が良い。

*盤のみ英国プレス盤(内容は米国仕様)

*米国プレス盤
とは言え、今回の『Rolling stones in Mono』で聴いても、録音の良い曲とそうでない曲の差がはっきりしているし、良くない曲については「65年録音なのにこんな音か」と思えてしまう。
また、最良のマスターを使用、最新のマスタリングを施した音は、低音域がオリジナルよりも分厚い半面、中音域も膨らみ、ちょっと音がぼやける印象を受ける曲もある。

*国内盤のジャケット裏面
そのあたり、英米のオリジナル盤との比較で、逆に音が不鮮明になった曲もあるような気がする。収録された1曲1曲ごとに、「こっちはオリジナルが良い」とか「これは最新が良い」とか、『out of our heads』についてはそんな印象だ(英米仕様ともに)。
でもそれって、BeatlesやKinks、Whoに置き換えると、かなり違和感ありなのだけれど(苦笑)。
だから、『out of our heads』は、やはりこっちが主で英国仕様は副扱いなのだ。日本では4枚目のアルバムとして登場した米国仕様の『out of our heads』。

*左:米国オリジナル、右:国内オリジナル
80年代にポリドールが発売権を得て初めて英国仕様の『No.2』、『out of our heads』が国内盤LPとして登場した。その前までは、日本で『out of our heads』と言うと、当然の如く米国仕様盤のことを指していた。僕もそれで育ったので、正直なところ未だにその感覚が抜けない。日本で2ndとして発売された『12x5』についても同様で、英国仕様の『No.2』は、つい別のラインナップとして見てしまう。
英国仕様の『out of our heads』は、その国内盤で買ったがあんまり聴かなかった。しっかりと聴き始めたのは、レコードを買いに英国に行った際に現地で英国オリジナル盤を購入して以降だった。音も全然違ったし。

*国内初版、表にはVol.4としか記載されず
日本で発売されていた『out of our heads』のLPは、どれも擬似ステレオ盤だった(90年代プレスは不明)。1966年の国内初版時点から擬似ステレオだ。2ndプレスと思しき69年盤も。

*国内2ndプレスらしき(偶然にも初版と同じフォトセッションの写真みたい)
それに、何故か両者ともに米国オリジナルジャケットではないし。
僕が初めて買ったのも70年代のキング盤だったが、その時点では米国オリジナルジャケットが採用されていた。
但し、曲順だけは初版から変わらず、A面1曲目に「Satisfaction」、B面1曲目に「Last time」だった。つまり、米国盤のAB面を逆転し、1曲目をシングルA面曲に置き変えされていた(他の曲も移動あり)。だから、初めて米国盤LPを聴いた時は驚いた。つまり、日本向けの曲順だったことを知らなかったのだ。

*曲順(クリックで拡大)、見開き内側は解説と歌詞のみで写真なし

*2ndプレスらしき見開き内側、切り取り線があったので本来はポートレートが付属していた?
米国盤は初めにモノラル盤を手に入れたので、締まった音が心地よかった。国内の擬似ステレオよりは音が良い。

*盤のみ英国プレス盤(内容は米国仕様)

*米国プレス盤
とは言え、今回の『Rolling stones in Mono』で聴いても、録音の良い曲とそうでない曲の差がはっきりしているし、良くない曲については「65年録音なのにこんな音か」と思えてしまう。
また、最良のマスターを使用、最新のマスタリングを施した音は、低音域がオリジナルよりも分厚い半面、中音域も膨らみ、ちょっと音がぼやける印象を受ける曲もある。

*国内盤のジャケット裏面
そのあたり、英米のオリジナル盤との比較で、逆に音が不鮮明になった曲もあるような気がする。収録された1曲1曲ごとに、「こっちはオリジナルが良い」とか「これは最新が良い」とか、『out of our heads』についてはそんな印象だ(英米仕様ともに)。
- 関連記事
-
- out of our heads(UK version)
- out of our heads(US version)
- No stone unturned
スポンサーサイト