Frankie and Johnny
このところ忙しすぎてブログに時間を割けず。気が付くと11月を過ぎて数日経過。
トンボ返りの東京出張で40分ほどDUに行けたのは気分転換になった(苦笑)。
なんとオリジナル盤の半額コーナーがあり(Beatlesのレコード以外は自分の購入価格よりも安いものが数多く!)、もし持っていなければ買っていたことだろう。残念ながら気になったLPは、持っているものばかり・・・・・・でも、その中にこれを見つけた。
Elvis Presleyのサントラの中でも不人気な1966年の『Frankie and Johnny』。

*米国オリジナルモノラル盤、ジャケットも盤もコンディションはEX+程度!ポートレート付属(・・・イラストなのでがっかりした)
こんな機会でもなければ、このLP、僕も買いはしなかっただろう。
なぜなら既に、FTDの限定CDを持っているのだ。

*CDは1枚タイプ
Elvisの60年代録音のモノラル盤は、基本的にはステレオ録音の左右チャンネルを50/50でミックスしただけ。それゆえミックス違いなどないし、せっかくステレオの一発録音なのだからスタジオの空間情報をたっぷりと含むステレオ盤で聴くほうが、録音本来の持ち味を100%生かせることにもなる。
Elvisは62年の『Pot Luck with Elvis 』の後、67年の『How Great Thou Art』までは、俳優としてのみ活動しており、録音/発売されたレコードはサウンドトラック関連のみ(編集盤『Elvis for Everyone!』は例外とすべき)。『Frankie and Johnny』は、まさにその期間に発売された1枚で完全にサウンドトラック盤だ。Elvisの通産25枚目のアルバムだったらしい(笑)。

*ジャケット裏面とLPレーベル
Elvisの録音は、50年代のほんの一部の例外(映画サントラ)を除くと、スタジオに演奏者と一緒に入って生で演奏し歌う一発録音(スタジオライブ)だった。あらかじめ演奏と歌の音量ピークを調整した上で演奏開始。演奏のミスやElvisの歌詞忘れなどで演奏が中断すると最初からやり直しという50年代の録音スタイルそのままだった。但し、例外的にコーラス隊のダビングはあった模様。
60年代になってステレオ録音にはなったが、(膨大なアルバムの)アウトテイク音源を聴く限り、ずっと2トラックで録音していたようだ。
せめて3トラック録音でボーカルに1トラック当てていたなら、ボーカルのみの録音やり直しやレベル調整もできたはずなのに。なぜしなかったのか?おかげで、stereo盤で聴いてもmono盤で聴いても、Elvisの歌声がやたらと大きいミキシングしか残っていない。そういうバランスで録音していたのだ。
でも映画を観ると、Elvisの歌声がやたらと大きいミキシングが必要だった理由がわかる。
分りやすい例えは、バーやラウンジなどで演奏するシーン。その演奏の上に、居合わせた観客の会話やら拍手、取っ組み合いの喧嘩シーンで机が倒れたりビンが割れる音などが乗っかってしまう。そうなると、相対的に演奏音量は小さくなり、普通にミキシングしているとElvisの歌声が小さくなってしまうのだ。
さすがに主役のElvisの歌声を小さくしてはいけないので、あらかじめ映画用に録音される曲はどれも歌声がかなり大きい。当時の映画用の音声編集を考えると、そうするしかなかったのだろうと思う。

*この映画を収録したDVD Box(日本盤、定価の半値で購入)3作品収録
ところで、映画『Frankie and Johnny』は、米国の時代劇と言うか、時代設定が19世紀で、よくあるタイプのElvis映画とは異なっている。Elvisがギャンブルに熱中する出来損ないの男という点も。
Elvis映画でなく、普通の映画として観るとそれなりに面白く、特にエンディング部分ではまさかの展開があり、初めて観た時はかなり驚かされた。
でも、その筋を知ってしまうと、あらかじめ答えを知っているようなものなので、すぐにもう一度観ようとは思わない。映画『スティング』と同じようなタイプと言える。

*Boxに収録の別の映画「Clambake」は画質がひどい、でもこれしか残っていない模様(3作とも映画はそこそこ面白い)
トンボ返りの東京出張で40分ほどDUに行けたのは気分転換になった(苦笑)。
なんとオリジナル盤の半額コーナーがあり(Beatlesのレコード以外は自分の購入価格よりも安いものが数多く!)、もし持っていなければ買っていたことだろう。残念ながら気になったLPは、持っているものばかり・・・・・・でも、その中にこれを見つけた。
Elvis Presleyのサントラの中でも不人気な1966年の『Frankie and Johnny』。

*米国オリジナルモノラル盤、ジャケットも盤もコンディションはEX+程度!ポートレート付属(・・・イラストなのでがっかりした)
こんな機会でもなければ、このLP、僕も買いはしなかっただろう。
なぜなら既に、FTDの限定CDを持っているのだ。

*CDは1枚タイプ
Elvisの60年代録音のモノラル盤は、基本的にはステレオ録音の左右チャンネルを50/50でミックスしただけ。それゆえミックス違いなどないし、せっかくステレオの一発録音なのだからスタジオの空間情報をたっぷりと含むステレオ盤で聴くほうが、録音本来の持ち味を100%生かせることにもなる。
Elvisは62年の『Pot Luck with Elvis 』の後、67年の『How Great Thou Art』までは、俳優としてのみ活動しており、録音/発売されたレコードはサウンドトラック関連のみ(編集盤『Elvis for Everyone!』は例外とすべき)。『Frankie and Johnny』は、まさにその期間に発売された1枚で完全にサウンドトラック盤だ。Elvisの通産25枚目のアルバムだったらしい(笑)。

*ジャケット裏面とLPレーベル
Elvisの録音は、50年代のほんの一部の例外(映画サントラ)を除くと、スタジオに演奏者と一緒に入って生で演奏し歌う一発録音(スタジオライブ)だった。あらかじめ演奏と歌の音量ピークを調整した上で演奏開始。演奏のミスやElvisの歌詞忘れなどで演奏が中断すると最初からやり直しという50年代の録音スタイルそのままだった。但し、例外的にコーラス隊のダビングはあった模様。
60年代になってステレオ録音にはなったが、(膨大なアルバムの)アウトテイク音源を聴く限り、ずっと2トラックで録音していたようだ。
せめて3トラック録音でボーカルに1トラック当てていたなら、ボーカルのみの録音やり直しやレベル調整もできたはずなのに。なぜしなかったのか?おかげで、stereo盤で聴いてもmono盤で聴いても、Elvisの歌声がやたらと大きいミキシングしか残っていない。そういうバランスで録音していたのだ。
でも映画を観ると、Elvisの歌声がやたらと大きいミキシングが必要だった理由がわかる。
分りやすい例えは、バーやラウンジなどで演奏するシーン。その演奏の上に、居合わせた観客の会話やら拍手、取っ組み合いの喧嘩シーンで机が倒れたりビンが割れる音などが乗っかってしまう。そうなると、相対的に演奏音量は小さくなり、普通にミキシングしているとElvisの歌声が小さくなってしまうのだ。
さすがに主役のElvisの歌声を小さくしてはいけないので、あらかじめ映画用に録音される曲はどれも歌声がかなり大きい。当時の映画用の音声編集を考えると、そうするしかなかったのだろうと思う。

*この映画を収録したDVD Box(日本盤、定価の半値で購入)3作品収録
ところで、映画『Frankie and Johnny』は、米国の時代劇と言うか、時代設定が19世紀で、よくあるタイプのElvis映画とは異なっている。Elvisがギャンブルに熱中する出来損ないの男という点も。
Elvis映画でなく、普通の映画として観るとそれなりに面白く、特にエンディング部分ではまさかの展開があり、初めて観た時はかなり驚かされた。
でも、その筋を知ってしまうと、あらかじめ答えを知っているようなものなので、すぐにもう一度観ようとは思わない。映画『スティング』と同じようなタイプと言える。

*Boxに収録の別の映画「Clambake」は画質がひどい、でもこれしか残っていない模様(3作とも映画はそこそこ面白い)
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