Rolling stones in Mono  LP Box到着!その2

    前回、『Rolling stones in Mono』LP BoxのLPジャケットの画質はよくない、けれども両面コーティング仕上げされた点は評価に値する、と言う内容を記した。

    RSMONOLPBOX (13)
    *ボックス収録の英国『Out of our heads』、実はピントが甘いが写真ではわかりづらい

    今回はジャケット関連だけを紹介する。



    実際、米国オリジナルLPは本来コーティング処理などなかった。
    前回のトップの写真、『December's children』の米国オリジナルLPを見ておわかりだろう(もし、知らない人がいたならばの話)。

    今回のセットで不思議なのは、英国オリジナルからDeccaロゴが消えたこと。2010年の60年代ボックス収録の英国1stと比較するとわかる。Deccaロゴは残されていた。

    RSMONOLPBOX (25)
    *左(手前):2010ボックス盤、背後:今回の盤

    今回のジャケットで嬉しいのは、左上余白部分に復活した「mono」の印。


    同じく1stでジャケット裏面を比較すると、今回のデザインは全体的に縮小されている。

    RSMONOLPBOX (22)
    *左:2010、右:2016ボックス


    米国2ndの『12x5』を、昨年突如発売されたDSDマスター使用クリアービニール盤で比較。

    RSMONOLPBOX (18)
    *左:2015、右:2016ボックス

    米国盤は80年代のCD化に伴い、米国Londonロゴの代わりにabkcoロゴが使われるようになった。

    2015盤でもabkcoロゴを使用していたが、今回のボックスでは無くなった。しかも、ジャケット写真の画質も落ちている。

    こちらの裏面は特に縮小されるわけでもなく、色味が変えられている。2015盤の画質も褒められたものではない。

    RSMONOLPBOX (15)
    *左:2015、右:2016ボックス

    次は英国『Out of our heads』を2003年のDSDマスター盤と比較。

    RSMONOLPBOX (3)
    *左:2003、右:2016ボックス

    嬉しいことに、今回のジャケットでは当時の英国Decca盤に特徴的な白枠が復活している。
    このアルバムについても、少し縮小されている。
    英国オリジナルを引っ張り出してきて比較すると、2003年ジャケットと同じぐらい(解説部分の文字サイズは違っている)。


    今回は全てオリジナル盤でなく、同じくDSDマスターを使用した2003年以降に発売されたレコードと比較した。
    英米のオリジナル盤との比較は、いつか気が向いたら(笑)。




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    ジャンル : 音楽

    tag : Rolling Stones in Mono レコード ボックスセット DSD モノラル

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    No title

    JDさんこんにちは。

    コーティングに関してなのですが、このボックスセットで施してあるジャケットのコーティングはニスコーティングになるのでしょうか?僕の知る限りはコーティングにはニスコーティングとビニールコーティングがあって、ファーストのオリジナルにほどこしてあるのはビニールコーティングであると理解しています。ビニールの場合はやっぱり艶があってもっと綺麗な仕上がりであると思うので、今回のジャケットはニスなんだろうなぁと判断しているのですが。

    Re: No title

    Columbiaさん、こんばんは。

    > コーティングに関してなのですが、このボックスセットで施してあるジャケットのコーティングはニスコーティングになるのでしょうか?僕の知る限りはコーティングにはニスコーティングとビニールコーティングがあって、ファーストのオリジナルにほどこしてあるのはビニールコーティングであると理解しています。

    その通りですね。
    現在、ビニールコーティングは技術的な理由か安全性の基準だったか?で、できないと読んだ記憶があります。

    なので、30年経過しても表面のビニールが浮いてくる、みたいなことは起こらないでしょうね。


    No title

    こんにちは。
    今回のMONO BOXのLPのジャケは、往年のジャケと同様に、業界用語でPP貼りと呼ばれるラミネート加工がされています。素材に使われているのは正確にはポリプロピレンです。環境問題になることもありましたが、他の合成樹脂に比べると燃やすことができて、有毒ガスがでないことで近年は受容される向きもあります。それでもNGの場合は、超光沢ニス(見た目はPP貼りと区別がつかないくらいのもの)が使われますが、今回はPP貼りです。ちなみに、PP貼りはフィルム状の素材を熱圧着で紙に貼りますが、昔のように経年劣化で浮いてしまうことはほぼなくなりました。

    Re: No title

    路傍さん、こんばんは。
    詳しい解説、ありがとうございます。

    > 今回のMONO BOXのLPのジャケは、往年のジャケと同様に、業界用語でPP貼りと呼ばれるラミネート加工がされています。

    そうだったんですね。
    ニス仕上げにしては、良くできてるなぁと思っていました。納得です。
    ジャケット写真の画質が良ければ、印象って全然違っていたのに。
    残念です。

    >ちなみに、PP貼りはフィルム状の素材を熱圧着で紙に貼りますが、昔のように経年劣化で浮いてしまうことはほぼなくなりました。

    進化してますね。環境面でも問題ないなら、今後も使ってもらいたいものです。


    No title

    路傍の石さんありがとうございます。

    光沢はよく出ていましたがビニールコーティングの場合はもっと分厚い感じが出てるものと思っていました。現在の手法はPPとのことで昔のものより若干素材が薄いのかもしれませんね。

    それにしてもJDさんのおっしゃるように素材の写真が良ければ本当にいい仕上がりになったと思うと本当に惜しいですよね。SACDの写真素材は悪くないように思われるのでそれらの素材を使えば良かったのに、、音がいいだけになおさら残念ですね。

    No title

    JDさん、Columbiさん、拙のコメントをお読みいただきありがとうございます。

    ジャケの写真が粗い件ですが、恐らく大半は既存のCDで使われたものを拡大して流用しているものと思われます。そのためボケボケになってしまっていると。そもそも元のCDのジャケ自体が、昔のLPのジャケから複写~縮小してしまっているので(日本の紙ジャケのような丁寧な補正処理はしていません)、とても褒められた出来ではありません。一番理想的なのは、ポジなどのオリジナル素材から起こしなおすのが一番なのですが、大抵の場合は紛失して残ってない場合が多いので仕方ないですね。

    ちなみにビートルズのMONO LPのジャケは、基本的には複写ですが、それでも比較的丁寧な補正処理がされてました。さらにMAGICAL MYSTERY TOURのブックレットの写真は、多くがオリジナル素材から起こしなおされていたので驚きました。

    Re: No title

    路傍さん、Columbiaさん、こんばんは。

    50~60年代のアルバムの再発盤の場合、ジャケット写真のオリジナルフィルム紛失が当たり前になっている気がします。
    そういうところを改善する方法として、せめてコンディションの良いオリジナルLPをスキャンするとか、もっとクオリティに気を遣ってもらいたいです。
    日本以外の国のファンも同様に思っているに違いない気がするのですが。

    > ちなみにビートルズのMONO LPのジャケは、基本的には複写ですが、それでも比較的丁寧な補正処理がされてました。さらにMAGICAL MYSTERY TOURのブックレットの写真は、多くがオリジナル素材から起こしなおされていたので驚きました。

    BeatlesのMono LP boxは、画質は劣るものの丁寧な作業だと思えました。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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