My Sharona/Knack

    1年に1度、どうしても聴きたくなる曲がある。その引き金はたいていTV(CMやバラエティのBGM)だ。
    TVから流れてくるのを聴くと、ついつい聴きたい欲求のスイッチが入ってしまう。

    そのような曲の代表が、僕の場合には、Lenny Kravitzの「Are You Gonna Go My Way」とKnackの「My Sharona」だ。

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    *「My Sharona」収録の1stアルバム『Get the Knack』、米国オリジナル盤、ジャケットはニス仕上げっぽい艶あり





    「My Sharona」はKnackのデビューシングルだったので、この曲と同時にバンドも日本に初めて紹介された。その際、KnackはBeatlesの再来と謳われた。彼らのビジュアル、つまり4人おそろいの(上着は着てないが)スーツ姿での演奏が“Beatlesっぽい”という売り方だった。

    でも、今思えば、当時英国のpunk以降のnew wave groupも全員完全おそろいとは言わぬまでもスーツ姿は珍しくなかった。英国のグループならば、決してそんな売り文句にはならなかったはず。
    米国では状況が違っていたがゆえに、そう謳われたのだろうか?

    あるいは、契約したレコード会社が米国Capitolだったこともあって、Beatlesに引っ掛けて売り出すのが最善策と思われた可能性も否定できない。

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    *ジャケット裏面と内袋

    いずれにせよ、そういう売出しを経て日本でも「My Sharona」は大ヒットしたし、彼らをBeatlesっぽいと強く印象付けることに当時成功したように思う。少なくとも「My Sharona」1曲の時点では。

    「My Sharona」以降のシングルがそれほどインパクトがなかったこともあるが、やっぱりBeatlesっぽいという売り出し方は、人気を長く保つのにはうまい方法ではなかったと思われ、2ndアルバムを出した頃にはほとんど人気落ちしていたような記憶がある。

    それに今聴くと、果たしてBeatlesっぽいと言う先入観を植えつける作戦が失敗だったのでは?と思えなくも無い。

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    *レーベル

    まず何よりも、この格好良いシングル「My Sharona」(B-1に収録)は、全然Beatlesっぽくない(笑)。リフ主体のロックなので、どちらかと言えば初期Kinksっぽいと言った方が良かったのではないか?

    とは言え、79年当時、初期Kinksっぽいなどというキャッチでは全く日本の洋楽ファンにはアピールしなかったと思われるが・・・・・・(苦笑)。


    アルバム『Get the Knack』を聴くと、僕の印象では「My Sharona」が飛びぬけて出来が良い。他の曲はほとんどが悪くはないが平凡だ。僕は年に1回程度しか聴かないので、覚えている曲と言えば「My Sharona」とB-6の「Frustrated」ぐらい。あと1-2-3-4の掛け声で始まるA-1「Let me out」も良いと思う。でも、その程度では弱い。Buddy Hollyのカバーも甘くて普通。

    アレンジが凝っているのはやっぱり「My Sharona」で、他はすんなり行き過ぎの曲が多い。

    そのあたり、英国初期punkグループの曲とシンプルさは変わらない気がするのだが、彼らほど耳に残らないと言うか心に響かないと言うか・・・・・・。
    それは、僕が英国サウンドが好きだからなのかもしれないが、なんか引っかからないんだよね。「My Sharona」が特別。



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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : レコード マイ・シャローナ ナック My Sharona Knack

    コメント

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    こんにちは・・・

    JDさん移動中の新幹線からです~
    ザ・ナックは私の青春ど真ん中なんでよく聴きました。あげくコピーまでしたものです。
    特に『マイ・シャローナ』は特別ですね!でもコピーでは少し恥ずかしく感じたものでした。似た感じで恥ずかしかったのはディープパープルの『スモーク・オン・ザ・ウォーター』何てお決まり過ぎて恥ずかしかったですね!でもどちらも今でもよく聴きますからやはり名曲なんでしょうね・・・ナックはCDしか持っていませんが私意外と彼らの2nd『ナック2 …バット、ザ・リトル・ガールズ・アンダースタンド』が好きだったりしますよ~

    Re: こんにちは・・・

    TETSUさん、こんにちは。
    出張でしたか?

    > ザ・ナックは私の青春ど真ん中なんでよく聴きました。あげくコピーまでしたものです。

    お、それはそれは(笑)。そういえば、僕はコピーしなかったけど、高校のときにコピーしてる連中もいました。

    > 特に『マイ・シャローナ』は特別ですね!でもコピーでは少し恥ずかしく感じたものでした。

    大ヒット有名曲だから、恥ずかしさわかります。

    > 似た感じで恥ずかしかったのはディープパープルの『スモーク・オン・ザ・ウォーター』何てお決まり過ぎて恥ずかしかったですね!

    まさにコピーの定番でしたね!
    僕が見た連中は、だいたいギターだけはそっくりのリードが弾けるけど、ボーカルが下手すぎて聞けなかったです(苦笑)。

    > 私意外と彼らの2nd『ナック2 …バット、ザ・リトル・ガールズ・アンダースタンド』が好きだったりしますよ~

    そうなんですか。逆に僕は1stしか持ってないし2nd以降は全く聴いたことがないかも。
    もしかしたらFMでアルバムをエアチェックし、後に消去したかもしれませんが。

    当時はFMで全曲あるいは数曲を除き全曲かける番組がありましたね。FM放送後にお蔵入りになったアルバムもありました、TotoのLive盤とかGeorgeの「母なる・・・」とか。




    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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